表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

歌姫の婚約破棄騒動 カセットテープで出来ること

作者: つみき

 私はステージに上がる。パーティー会場には卒業生、保護者が立ち並ぶ。精一杯役目を果たそう。美声を響かせる。割れんばかりの拍手喝采を浴びた。ほっとしながら壇上から下がった。


「流石歌姫」


 グラスを片手に親友のリサが待っていた。『ありがとう』とグラスを受け取る。


「カセットテープでレアーヌの歌がいつでも聴けるようになったけど生はやっぱり違うね」


「ありがとう。でもカセットテープは大発明よ。録音して聴かせるなんて。私も感謝しなきゃ」


「発明には感謝するけど発明者には感謝出来ないわね。礼儀も出来ない男爵令嬢」


「ダメよ。リサ」


 リサには同意だが、そんな事言っては行けない。人にはそれぞれ個性かある。私も関わりたくない人物ではあるが恩恵を受けることもある。



 歓談が終わりダンスパーティーへと移行する。私のお相手は王子のアルバート様。彼を見つけた時、周辺の様子が違うことに気づく。


「レアーヌよ。そなたとの婚約を破棄する!」


 突然の出来事に立ち尽くすしかなかった。その後もアル様から謂れのないことで攻め続けられた。


「お待ち下さい。レアーヌ様はそのような方ではありません」


 アル様と私の間にリサが入る。ゆとりが出来た。アル様の話は私が発明令嬢ポアンを苛めて、利益も搾取するとのことだった。


「アルバート様リサ様も止めて下さい。私がでしゃばり過ぎたのが原因です。大人しくしていますからこれ以上は……」


 二人の言い合いに参戦者あり。ポアンだ。控えめにアル様を止める。健気に震えながら喧嘩の仲裁に入る。その姿は周りから彼女こそが被害者。という印象になる。私とリサが悪役のようだ。


「貴方これを聞いてもそんなことを言って言えるの?」


 リサがカセットテープを取りだしプレイヤーにセットする。その音声は男爵令嬢が1人で大騒ぎして私を陥れるための計画を口走る内容だった。


「こ、これ。私じゃありません」


「そうだ。これはポアンじゃない!」


 ポアンを庇うアル。興醒めてしまう。


「皆の者アルバートとポアン嬢を確保せよ」


 国王様より激が飛ぶ。アルとポアン様は身柄を拘束された。


「レアーヌ。暫し時間をくれ」


 王と父の会談が開かれた。父は謝罪を受け入れ婚約破棄は回避された。


 その翌年。私はアルバート様と婚姻した。


 アル様は私に頭が上がらなくなっていた。いいですのよ。側室にポアン様を迎えても。彼女は天才ですから。王家に多大な利益を生み出すでしょう。私は音楽活動に勤しみますわ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] ダラダラと続けない簡潔な文章は好感的だと思うのですが、簡潔すぎてところどころシーンが飛んでいるような印象があります。 そのために報告書を読んでいるようで、臨場感があまり感じられません。…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ