プロローグ
初投稿で誤字脱字、句読点の使い方やらいろいろおかしいかもしれませんが御容赦下さいませ
ゆっくりマイペースで投稿させてもらうつもりです。
空が青かった。
ふと青年は空を見上げて思った。
この雲一つ無い晴天の下、このマーレ高原で恋人のルイザとピクニックに行けたらどんなに幸せだっただろうか、それももはや叶わない夢物語だった。
視線を高原に戻すとそこには仲間の四肢や内臓が飛び散り、宛ら地獄の様相だった。
「もう抵抗もしないのかしら?」
まだ年端の行かない少女が失望した眼差しを向け青年に言い放った。
青年は仲間を殺され、おもちゃのように解体されていくのを自分の番が来るまで只々震えて見守るしかなかった。
何故こんな事になってしまったのだろうか、そんなことを思い返しているうちに少女が話しかけてくる。
「あなたは何歳くらいなのかしら?他の人間よりはまだ美味しそうね」
屈託の無い笑みを仲間の血に塗れた口元に浮かべながら、青年に寄って来る。
青年はただ少女を見据えて震えることしか出来なかった。
そんな様子を見て少女は優しく青年の耳元に囁いた。
「安心していいの、痛みなんて感じないわよ」
ふと我に返って青年は絶叫を上げようとしたが声が出ない。
気付いた時にはすでに喉を裂かれ、頭は地面に転がっていて、少女は胴体に繋がった首元から血を吸っていた。