無い答えを求む
とある場所のとある学校にちょっと変わった女の子と巻き込まれ系男の子がいました
女の子は優しさと好奇心に溢れ 男の子は全てが普通の平均的な平凡な性格
?「ルイく~ん!!ねぇ、聞いて聞いて!そして答えて!」
学校の廊下のずっと先の奥から自分を呼んでる声が聞こえました
ルイ「またアイツか…てか、聞くのはいいけど答えのある質問をしろよな。そして廊下を走るな」
リコ「そんな冷たいこと言わないでよ~幼馴染みの仲じゃん!でも、廊下はごめん」
ルイ「で、質問て?」
リコ「あぁ!忘れそうになってたわあぶないあぶない」
リコ「なんでルイくんは女の子が好きなの?」
ルイ「は?ごめんもう一回言ってリコ 聞き間違えかもしれない」
リコ「だから!なんでルイくんは女以外を好きになれないの!?」
ルイ「うわぁぁぁ!なんだ?どうゆうことだ!?俺に男を好きになれ!ってそーゆーことか!?」
リコ「聞きたいのはそーゆーことじゃなくて恋愛の価値観的なことだよーなんで女を好きになれるのに男は好きになれないの?」
ルイ「なぁ、リコそれは《そうゆうものでそうゆうこと》ってことで納得しないか?」
リコ「だーかーらーそんなんじゃ全く全然理解も納得もしてないから聞いてるの!」
ルイ「男は女を 女は男を好きになるようになってるの!それが普通なんだよわかるだろ?」
リコ「ルイくんには言ってなかったけど私一時期彼氏もいたし彼女もいたよ?」
ルイ「え、知らなかったんだけど」
リコ「そりゃそうだ教えてないからね教えてないのに知ってたら逆に怖いよね」
ルイ「え?それでどっちも付き合ったことあるってなんで?」
リコ「私も最初は自分は女だから男しかそーゆー枠にはいれちゃだめなんだって思ってたけど
よくよく考えたらそんな事一度も誰からも言われたことなくね?って気づいてね~
だから人間的に好きなら好きの枠にも入るんじゃないかなーって
他の人はなんか枠が別々っぽいからあんまり言わなかっただけ」
ルイ「いろいろ盲点過ぎて…」
リコ「それにさっきルイが言ってた普通ってなに?多数決で不特定多数が多く選んだのが王道であり正義であり普通なわけ?普通じゃないものを選んだのは異常でおかしいとそうゆうこと?」
ルイ「そこまでは言ってないけど確かにそう言われたらそうなのかも…周りと同じだから落ち着くとか違うから虐めるとか結局周りに安心感を得たいだけなのかもな」