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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

別れの夜に

作者: 大島Q太

 別れの夜に。



 改札口を出て足を止めた。駅前に立つ時計台は十時半を指していた。横を塾帰りだろう制服姿の子供たちが通り過ぎていく。最近の子供は遅くまで勉強してるんだなとぼんやり眺めた。

 アスファルトからは昼間溜め込んだ熱気が立ちのぼっていた。生ぬるい風が頬を撫でる。ネクタイの結び目に指をひっかけて緩めた。酔っているからだろうか、その風さえ心地よかった。ぐっと伸びをして星のない空を見上げる。なんとも、生ぬるい夜だ。


 鞄からスマホを取り出して確認をする。先ほどまで一緒に飲んでいた後輩からのメッセが届いていた。「大丈夫ですか?」「駅に着きました?」「家に着いたら連絡ください」「心配なんで」矢継ぎ早に続く言葉が笑いを誘う。男であるし、今二十五歳、明日で二十六歳になる。会社では新人教育も任されるようになった。こんな風に子供みたいに心配されるほど頼りなくはないはずなのだが。次々とメッセを送ってくるのは彼の性分なのだろうか。だが、それに返事をするには、いささか気持ちが向かなかった。


 駅を出て左。商店街のある方に足を向けた。自宅は駅から十五分ほど歩いたところにある。駅からは少し遠いが、部屋が広いのと防犯がしっかりしているためにそこに決めた。住み始めたのは大学を卒業してすぐだ。

「オートロックで、防犯カメラがあって。三階以上。あと、宅配ボックスと……モニター付きのインターホンがあること」

 そんな条件を真剣な顔で言っていたのは、恋人の耕平だった。

「俺と大輝が二人で住めるとこにしよう」

 聞こえているのに、理解できなくて聞き返したのを覚えている。耕平はさっと耳を赤くして一緒に住もうと目を見て言ってくれた。


 耕平とは入学ガイダンスで、たまたま隣同士に座り、仲良くなった。彼に誘われ一緒に写真サークルに入って、放課後も一緒にいるようになった。話ベタな自分に、鷹揚な耕平は適度に話し、無言の間も気にならないような、居心地のいい相手になった。


 付き合うきっかけは大学三年の時だった。

 耕平は大きな写真コンペで金賞をとった。その祝いの飲み会の帰り道で、耕平が俺の手を引いた。

「大輝、公園寄ってかない?」

 飲み屋と、駅の間にブランコとベンチだけの小さな公園があった。誘われるままそこに立ち寄る。耕平が先にベンチに座り、俺はその横に座った。耕平の真剣な顔が公園の明るすぎるLEDに照らされていた。

「俺、大輝が好きだ。恋人的な意味で」


 俺は特に驚くことはなかった。ふと合った目が熱を帯びていたこと。じゃれながら抱き着いてくる腕が、力強かったこと。構内で女の子としゃべっていると、傷ついた横顔を見せいていたことから。何となく察してはいた、何かしらの矢印を向けられていることに。そしてそれが嫌じゃないどころか、少しうれしかった。

 耕平は大きな賞が取れたら、告白するんだと決めていたそうだ。

「恋人になる?」

 そう口にすると、耕平は勢いよく抱き着いてきて、ぎゅっと締めつけられた。今まで手加減されていたんだなと、背中を撫でながら思った。冬の終わりの水の匂いがする夜だった。


 ただ、友達でいるのと、恋人でいるのは別物だとゆっくりと身に沁みた。


 耕平には悪癖がある。それは予告もなくカメラを持ってふらりと消えてしまう事だ。一週間の時もあれば、十日、一ケ月と長い間、帰ってこない時がある。その間、連絡が来ることはまばらだ。どんなに信じている恋人相手でも、会えない時間というのは、不安が募るものだと知った。

 何事もなかったように笑顔で「ただいま」 を言うあいつに何度かキレたことがある。ただ怒ったからと言って直ることはなく、最近では怒ることもなくなっていた。今回は何日帰ってこないつもりだろう。



 商店街は一部赤提灯のかかる店は、にぎやかな声をもらしていたが、店はほぼ閉まっていた。電気の消えた店の看板を何とはなしに眺める。あそこの肉屋のすじ煮は耕平の好物だ。生姜と醤油の利いた、とろけるようなバラ肉は、甘辛い味付けでお酒にも米にも合う。自分が好きなものを人に食べさせたがるのが耕平の癖らしく。良く買って帰ってきていた。その肉屋の二つ隣にケーキ屋がある。そこのショートケーキも耕平の定番だ。豪快な性格の癖に、ちゃんとお皿に出してデザートフォークでちまちまと食べる姿は可愛かったな。そのケーキ屋のシャッター前にかき氷ののぼりが立っていた。いつの夏だったか買い物帰りに立ち寄って食べた。果物を使った贅沢なかき氷で、二人でかき氷の革命だと感動したのを覚えている。


 あぁ、今日はやけに思い出がぶり返してくる。


 商店街を抜けると、住宅街に入る。歩道を風が抜ける。ふわりとカレーの匂いがした。焼き魚の匂いもする。家に帰りたくなる幸せな匂いだ。


 マンションにたどり着いて見上げた。まだ明かりの付いている部屋も多かった。だが、自分の部屋は暗いままだった。こうやって、つい家に入る前に確認してしまうのは、日ごろの癖になっている。少し期待して、少しがっかりする悲しい癖だ。

 エントランスを入って、宅配ボックスを確認する。メールで配達の知らせを受け取っていた。それは耕平宛の荷物だった。通販サイトで何か買ったみたいだ。送り状を確認すると、発送元はブランドで、商品名はアクセサリと書いてあった。耕平は写真集や、ファッション誌などの仕事も受けているため、きっとその関連なのだろう。

 荷物が届いていることをメッセしようと、スマホを取り出した。途中まで打って、手を止めた。たぶん、三日前のメッセだって無視されたから、これもきっと見ないだろう。書き始めたメッセを削除していると、新着メッセが届いた。画面には後輩から「無かった事にしないで下さいね」そう来ていた。それを送りたいのは俺自身だ。盛大にため息を吐いて空を見上げた。


 エレベーターの五階のボタンを押して見上げる。上に向かう矢印が点滅して、五階に着いた。たいして高い場所ではないが、廊下からは家々が見下ろせる。遠くに電車の音が響いていた。明日は雨なのかもしれない。

 真っ暗な玄関に、「ただいま」を言う。靴を端に寄せて、スリッパに履き替える。

 部屋の電気をつけ、キッチンのカウンターに鍵を置いた。


「おかえり」

 数回瞬きをして、リビングのソファに座る男を見た。一瞬白昼夢かと思った、願いすぎてとうとう、幻を見るようになったのかと、まるで気配がなかった。

「ああ……、え? ただいま」

「遅かったな」

 呆けていた頭を動かし、睨もうとしたが、それより先に向こうが口を開く。

「俺が言えた義理じゃないな」

 こちらを見ているのは、見間違えようもなく、恋人の耕平だった。

「なんだよ、電気ぐらい付けろよ」

 耕平は困ったように眉を八の字に寄せて、歯を見せる。ため息を吐いてその顔をじっと見た。いろいろと言いたいことはあったが我慢して、手に持っていた耕平宛の荷物を渡した。

 連絡を待って何度も開いたり閉じたり毎日スマホをにらみつけていた。当分先か、すぐに帰ってくるのか。それだけでも知りたいと縋るような気持だった。

 それなのに予告もなく、帰ってきて普通に挨拶している。驚きを通り越して冷静さが勝つ。ひとまず、身支度を整えることを優先した。自室に戻り、部屋着を持って脱衣所に向かう。脱いだ靴下やら、シャツやらを洗濯機に投げ込んで顔を洗う。

 ざらつく顎を撫でて、タオルで拭いた。鏡の自分は口元がニヤついていた。急に出かけて連絡がなかった怒りよりも、単純に帰ってきたことを喜んでいる顔だ。締まらない顔をどうにかするため、タオルに唸り声をしみこませる。やっと、口元がニヤつくのをやめた。

 いつもこうだ。好きだと思う気持ちは変わらないのに。これから先どれだけ、会えない日を数えて、物わかりのいい恋人でいなければいけないのだろう。そう思うと、心が真っ黒に染まっていく。

 ここ何日か……いや、何度も浮かんでは消してきたそれを、思っていたより早く告げることになりそうだ。


 平常心に整えて、耕平のいるリビングに戻った。


 旅から戻った耕平は毎回、辺りに旅の荷物を広げて、片づけろと俺に怒られているのだが、今日はすでに、自分の部屋に荷物は置いてきたみたいだ。先ほど渡した荷物は、ソファの前のローテーブルに置いてある。いつもなら届いたものはすぐに開けてうれしそうに見せてくるのに、そのままにするのも彼らしくない。それだけで少し様子がおかしいと思った。ソファに座る耕平は何も映っていないテレビをじっと見ていた。

「耕平……なんかあった?」

 声をかけると、驚いた顔で見上げてくる。

「あぁ、いや別に」

「そっか、別にか」

 わざとらしく乱暴にどさりと隣に座った。また、耕平は困ったように眉を下げる。

「あれ?大輝。お酒飲んでる?」

「ああ、誘われて」

 俺は背中にあったクッションを前に抱きあごをのせる。にゅっと横から指が伸びてきて、赤くなった頬を撫でられた。避けきれず触れた指の冷たさに、頬が熱を持つ。

「そっか。誘われたか」

 優しいトーンでくすぐったい。せっかくひっこめていたニヤつきが、ぶり返しそうで、抱いていたクッションに顔をうずめる。人付き合いが苦手な俺に、誘われるような友人がいることにホッとしたのだろう。


「そんなことより、今回はどこ行ってたんだよ」

「あぁ、セブだよ。アイドルの女の子の写真集撮影だった」

 趣味の方ではなく、仕事だったのか。仕事ならなおさら、アイドルのプライバシーのためにどこにいるかなど言えないか。だが、それならきっとあの子も同行したのだろうな。

 それがニヤついた顔を引っ込めさせた。

「アシスタントの子も一緒だった?」

 耕平はきょとんとうなずいて、首をかしげる。どうして聞くのか分からないという顔だ。今までは、聞き分けのいい恋人だったから、そんなことを突っ込まなかった。「お疲れ様」とか、「海綺麗だったでしょ」とか、たわいもないことを言っていた。でも、今日は違う。

「俺、あのアシスタントの子、嫌いなんだ」

 言ってやったと、ドキドキして指が震える。

 耕平のところのアシスタントは、耕平のことを神のようにあがめている。だから、その恋人が男で、ただの会社員なのが気に入らないらしい。せっかくのデートの予定にわざと仕事を入れたり、休みの日に相談と言って耕平を呼び出したり。一番きつかったのは「一緒に暮らしているあなたより、私の方が先生と一緒にいる時間が長いですから」と言われたことだ。

 それでも、耕平は俺を恋人として、仕事仲間に紹介しているし、一緒に暮らしていることも公表している。だから、どんなことを言われても余裕があるふりをしてきた。

「あの子仕事ができるし、さっぱりした性格してるけどな」

 耕平はうなじに手を当てて困った顔をしている。

「耕平の前ではだろ? 耕平が彼女を振ったことも聞いたよ」

 彼女が仕事仲間以上に耕平のことを好きなことも知っている。耕平の口から何の報告も受けてないが、振られた本人から連絡が来た。「先生の側にいられるだけでいいんです」なんて毒を吐いてガチャ切りされた。その宣言通り、今も側にいるのだろう。恋人の俺よりも長く。耕平は弱った顔で頭を下げた。どう返答して良いか迷っている様子だ。

「彼女、俺にずっとマウントしてきてたんだよ」

 もっと、困ればいいのに。おかげで、体重が三キロ減った。

「そっか、気付かなかった」

 ふぅ吐息をついてまっすぐ前を見た。真っ黒なテレビ画面にはうっすら二人が映って見える。

「いいよ、俺だって告白されることくらいあるし」

 耕平は驚いた顔で俺をまじまじと見てきた。今日一番驚いた顔だ。だが何も言わずにうつむいてしまった。訪れた沈黙に合わせるようにスマホが震える。開くと後輩からだった。「家着きました?」と。そう言えば返してなかったと、「着いた、おやすみ」とそっけなく返す。そして、その画面を耕平に見せることにした。

「こいつ、今日告白された」

 耕平の雰囲気がピリッとした空気になった。驚いてそっぽを向いた。

 こんな時だけ、嫉妬を見せるなんてズルい。

 かわいがっていた後輩だったから、告白された時は少し裏切られた気分になった。そして、真剣な目で「俺の方が先輩を幸せにできる」と言われた。だがむきになって「俺が幸せじゃないみたいに言うな」と言い返していた。でも一瞬だけ、こいつが耕平だったらいいのにと思ってしまった。

「……断わったよ。当たり前だろ」

「そっか」

 久しぶりに会ったのに俺は何を言っているのだろう。俺は人を傷つけるのに向かない。とっておきの手札だったのにあっさりと出してしまった。いや、まだある。


 耕平は黙ってうなずいている。ぎゅっとクッションを抱きしめて力を込める。

「だから、まだ気持ちがあるうちに言いたかったんだ」

 これはしっかりと顔を見て言うべきだと思った。耕平の方へ身体を向ける。

「わ……別れようか」

 声が喉に絡んだ。震える指をごまかすようにぐっと握りこむ。

「別れよう……三日前に送った俺のメッセ見たんだろ?」

 三日前に送ったのは「大事な話がある、いつ帰ってくるか教えてください」という言葉だった。耕平は顔を手で覆って屈む。泣きそうなのか。傷ついたのか?だったらその顔見せろよ。俺はじっとその横顔を見つめた。


「俺らはずっと離れないと思ってた」

 耕平が唐突にぽつりとつぶやいた。カッと頭にくる。それは、俺の我慢のうえにあることで、我慢できても傷つかないってわけじゃないんだ。

「俺の帰る場所は、大輝のところで、どれだけ怒ってもなんだかんだ俺を受け入れて。最後にはしょうがないなって笑うんだって」

 そういう風に安心させるための行動を、俺はとって来た。真実、俺は耕平の帰る場所でいられることが嬉しかった。でもそう思い続けるにはもう気力がない。

「お前の優しい恋人は、ほんとは嫉妬深くて。ズルくて……お前のこと心の奥で何度も罵倒してる」

 耕平がふっと視線をあげる。

「心の奥で……罵倒?」

「あぁ、馬鹿、あほ。まぬけ。女たらし……」

 耕平はふっと笑う。

「なんだよその、小学生みたいな悪口は……」

「心配ばっかかけやがって、いっそ……」

 いっその先は思っても言えなかった。

「俺はちゃんと大輝に愛されてたんだな」

「なっ……」

 ぶわりと涙があふれた。

「当たり前だろ。でももう、終わらせたいんだ。この部屋でお前の気配と暮らすのも、あの子にマウントとられながら、恋人だって虚勢を張るのも疲れた」

 好きだから我慢できていたことも、好きだけじゃ繕えなくなってきた。

 耕平は立ち上がるとにこりと笑う。

「最期に本音が聞けて良かった。俺は大輝が好きだった」

 ひどいいざまに顔がゆがむ。もう過去形を使うのかよ。別れ話は今してるんだろ。だけど、なんだよ、その表情、すべて納得した凪いだ顔をしやがって、もっとあがいてくれるかと思った。胸が痛んで苦しくなる。

「……終わりなんだな」

「あぁ……終わりだよ」

 視線を落とすと、膝の上で手が握られていた。筋張った大きな手がぎゅっと握られている。

「その後輩さ、見る目あるよ。大輝はとっつきにくいけど、懐に入れると愛情深いんだ。誰よりも大切に思ってくれる」

「うっせーよ。そういうのは俺が決める」

 今、欲しいのはそんな言葉じゃない。ふと顔を上げてベランダに掛かる縦ブラインドを見る。雨が近いと思っていたが、どうやら本当に降って来たらしい。


 そして異変に気付く。

「耕平……お前なんで……」

 隣に座っていた耕平が徐々に濡れていく。

「本当は俺が引導を渡してやるつもりだったんだ。俺のことなんか忘れて、しあわせになれって……あぁ、もし俺がちゃんと大輝に会えてたら、別れたいなんて言っても。絶対別れなかったのに」


 背筋にゾッと悪寒が走った。


「大輝、お別れだ」


 降り出した雨に呼応するように、耕平はぐっしょりと濡れていった。そうだ、なんかおかしいと思ったんだ。頬に触れる指が冷たかった。不自然だったんだ。何もかも、


「耕平……お前今どこにいるんだ?」

「俺にも分かんない」


 耕平の笑顔が薄くなる。手を伸ばすと、そのまま引き寄せられて、胸に閉じ込められた。不思議だ、濡れた感触を受けるのに、俺も濡れるようなことはない。それに、息を吸うと彼の匂いがする。だが、体温は分け合うことはなかった。


「最期……なのか?」

「うん、たぶんな。ごめん、大輝」

 俺は指が白くなるほどしがみ付いた。だけど、どんどんと耕平が薄くなる。

「耕平……好き。大好き……愛してる」

 耕平の喉がコクリとなる。背中に回っていた手に力を込められた気配がする。だが、抱き着いている、胸もソファの背もたれが見えるほど透けていた。

「俺はひどい恋人だったのに」


 身体を離して見上げる。なんで、いつもならちゃんと優しい恋人で、帰ってきたことを喜んで、他愛もない話をして、それで……。

「やだ。やだ……」

「ごめん」

 雷が落ちて、窓の外が明滅する。そこに気をとられた一瞬で、耕平はいなくなっていた。濡れていた彼の場所は乾いていて、本当にいたのかさえ分からない。


 どうしたらいいのか分からなくなってしまった。ソファに座っているとさっきまでそこにいた耕平を思い出す。声がして、匂いがして笑う気配がする。

 まだ決まったわけじゃない、それこそ本当に幻だったのかもしれない。


 そこからは記憶があやふやだ。


 窓から部屋に明るい光が差し込んだ。テレビをつけると、ニュース番組をザッピングする。思う様な情報は得られなかった。少しだけホッとする。


 その日の正午、ニュースで耕平が山で滑落し、亡くなったことが流れていた。思ったより近くにいたらしい。




 次の夜がやってくる。また、違う夜が。もう待つことのない夜が。




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― 新着の感想 ―
出会いから別れまでが丁寧に書かれており、一本の映画を観たような満足感がありました。 中盤では、こんなに愛し合っている二人がなぜ別れなくてはならないのだろうと疑問に思いながら読んでいましたが、結末を読む…
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