表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

19/129

第十九話 テンプレートな出会いはお好きですか?

「行ってきます」


 と、直江は自宅から足を踏み出す。

 ヒナの料理を食べたので、体がホカホカだ……あと、何故か。

 料理を食べた直後あたりから、ヒナが猛烈に可愛く見えたのだが……。


(きっと、気のせいだよね……うん)


 と、そんな事を考えながら、直江は歩行開始。

 そして、すぐにとある建物が目に映って来る。

 それは――。


 幼馴染こと、柚木の家だ。


 ヒナ程の衝撃ではないが。

 柚木も柚木で、顔を合わせ辛いのは事実。


(まぁ、学校に行くまでに各々の事を考えておけばいいか……)


 と、直江がそんな甘い考えをしたから、罰がくだったに違いない。

 突如――。


 バッ。


 と、柚木の家の玄関から飛び出す影。

 その影は見事、直江へと直撃してくる。

 結果。


「きゃっ!?」


 聞こえてきたのは、柚木の声。

 見れば、トースト咥えた柚木が地面に尻もちをついている。


 こ、これはいったい……なんと声をかければいいのか。

 とりあえず、謝った方がいい?に違いない。

 などなど、直江が考えていると。


「痛っ……何するんだよ! ちゃんと前を見て……って、なんだ直江か~!」


 トーストを手でキープ、そして満面の笑みを浮かべてくる柚木。

 彼女はゆっくり立ち上がり、直江へと続けてくるのだった。


「朝から直江とぶつかっちゃった……えへへ、なんだか照れるな!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ