繋がる勇気
どうも倉本愛都です。
亀更新といっていたのに早く書けてしまった!
それではどうぞお読みください。
―君はいつも一人だね―
誰かに語りかけている少年がいる。
その言葉は哀れみからなのか、それとも単純な優しさからなのだろうか。どちらにしろ、語りかけられている人の方は良い顔をしているように思えない。
座り込むその人を必死に笑わせようとしている少年。
あぁ、これは。
俺だ。
※※※
鳥のさえずりが聞こえ、風が吹き抜ける。
先程の石の足場に意識ごとくずれこんでいる体を起こし周りを見渡す。
少し前にいた自然公園とは違った。
違うが見覚えがある。
この禍々しい臭いのする場所はおそらく。
「黄金の果実と番竜の国、ラドゥーナ」
青々とした木々に囲まれ、その木達になる実はどれも黄金。さらに空中には国を守る竜、ラドン達が飛び回っているトンデモ武装国だ。
一歩間違えれば処刑送りになりそうな国だと、母さんから聞いたことがある。どうやってここを離れるか、それだけを熱心に考えていると複数の足音か聞こえてきた。
さすがに今ラドゥーナの人々に捕まると厄介なので茂みに隠れ去るのを待つ。
「いたか!」などと大声で叫び散らし誰かを探している様子だが、まさか俺じゃないよな、と内心びびりはじめている。
「いたぞ!」
心臓が口から飛び出るかと思った。
よく周りを見ると誰もいない。
どうやら俺ではないらしい。
茂みから声の方を見る。
「いや、離して! 」
女の子。
とても綺麗な子だった。
「綺麗だけど」
見つかったら厄介と言うことも、相手が武装をしていることも理解していた。
茂みから立ち上がり勢いよく兵達に突っ込む。
「てめえら! ぶっ飛ばすっ!! 」
俺は見たんだ。
彼女は綺麗だけど、どれだけ逃げてきたかを物語るに十分なほど、洋服や髪が目をつむるほど。
―汚れていた―
出ましたよ!
出ちゃいましたよ!
皆さん!
そして鯱丸殿!あ、鯱丸殿というのはキャラデザを手伝ってもらってる方です。
少しでも形にした方が書きやすいのでイラストを描いていただいてます。
今回でた彼女は実はキャラデザしてもらっております♪
気になるかたはTwitterで@kuramoto_manato
を調べてみてください♪
ロリ顔ボインが見れますぞ!