8、冒険者とドロップキック
この話でお金についてあります、すみませんがお金はこの設定で行こうと思います。
「弱いものいじめはやめなさい」
ほーう、弱いもの
俺のことか?
よし、ぶっ飛ばすか?
「「「「キャアアアアアアアア」」」
!!なんだなんだ
「あの方は」
「Cランク冒険者よ」
「あの最近活躍している」
「ええ、」
突然現れた騎士ぽい人、
それに気がついた、
女冒険者たちが声を上げる。
人気があるな騎士ぽい人
「なあ、ハナ、有名なのか?」
「さあ、私も知りません」
「あの人は最近Cランクになった人でね、女の子に人気なのよ、斧の大男もCランクよ」
とリリアが説明してくれる。
俺の前で言い争う二人の冒険者
片方は大男でハゲで筋肉がムキムキだ
キャサリンじゃないぞ
背中には大きな斧
戦士かな?
もう片方は銀ピカの鎧の騎士ぽい人
なかなかのハンサム野郎だ、
爆ぜればいいのに
腰にはひと振りの剣
いいものを使ってそうだな
「なんだ、グレイン」
「だから、新人をいじめるのはやめなさい、ハガン」
騎士ぽい人はグレイン、
ハゲ大男はハガン、
「別にいじめてるわけじゃねーよ、立場ってものを分からせようとしてんだ。」
「ほう、暴力でか」
「ああ、そうだよ、こんな小僧だ、冒険者ってものを舐めてるに違いない」
「確かに、そうだとしても、暴力はだめだよ」
「うるせえな、」
立場ねぇ、
冒険者を舐めてるねぇ
こいつら、いってくれるじゃないか、
「レンヤさん、まさかここで暴れる気じゃあ」
うん、ハナはわかってるねえ
「言い争っても、お前とは決着がつかんからな」
大男は背中の斧を手に持った、
「そうだね、僕もそうしようと思ったところだ」
騎士ぽい人も腰の剣を抜いた。
「「いくぞ!」」
二人がお互いの武器で攻撃しようとした
ところに
俺はドロップキックを二人に食らわせた、
「ぶっ飛びやがれ!クソ野郎どもが!」
「「グッハ!」」
ヒューーーーン、ドン!
二人は冒険者ギルドからすごい勢いでぶっ飛び、
ギルドも前にある壁にぶち当たった、
「はあー、やりすぎですよ、レンヤさん」
ハナからの呆れた言葉が俺に刺さった。
ギルドの冒険者が唖然とした様子で俺らを見た、
まあ、新人冒険者がCランクをぶっ飛ばしたんだからな
「レンヤさんギルドでの暴力行為は減点の対象ですよ、ランク落ちますよ、」
「えっ、まあ、俺ランク最下位だし」
「そうですけど」
納得がいかないようだ
「最初に手を出そうとしたのはあの二人だからな」
「はい、わかってますよ」
リリアは吹き飛んだ、二人の様子を見に外に出た。
「俺らも行こうか」
「ええ、大怪我じゃなければいいのですが」
ハナは苦笑しながら俺と一緒に二人の様子を見に行った、
二人は冒険者ギルドの前に倒れていた、
おかげで人が多い
まあ、突然ギルドから人が飛んで来れば
野次馬が群がるだろう、
「大丈夫ですか、お二人さん」
リリアは壁の方に行き、
ぶっ飛んだ二人に呼びかけた、
「頭がガンガンするわ」
「痛っ」
「おお、ちゃんと意識があるぞ」
なかなか頑丈だな、
手加減したけど
「てめーは」
「あなたは」
「「よくもぶっ飛ばしてくれたな」」
おお、二人共息ピッタリじゃん、
「ああ、立場を分からせてくれるんだろ・・・・・なあ、リリアここなら暴れても問題ないよな」
「ええ、ここなら大丈夫ですよ、」
「そうか、じゃあ、これからここで喧嘩するので離れてくれ!
さあ、殺ろうか、二人共」
俺は殺気?を二人に放った、
「「!!」」
「レンヤさん・・・・」
「すぐ終わるから、Cランクの実力を見せてもらうだけだから」
ハナを離し、俺は二人と向き合った。
「喧嘩は買った、さあ、殺ろう」
野次馬があふれる中、俺は二人に言った、
「俺の名前はレンヤ、二人も名のりな、」
「俺はハガンだ、ちょっとはやるようだが、さっきの借りは百倍に返させて貰うぞ、死んでもしらんからな」
ハゲの大男、ハガンは斧を俺に向けた
「僕はグレイン、よくも僕のファンの前で無様な姿を・・・・・・・殺す」
騎士ぽい人、グレインは剣を俺に向けた、
「「死ねえぇぇぇ」」
二人は俺にそれぞれの武器を振りかざした、
【死撃把握】を使うまでもない
俺はその攻撃をバックステップで避け
腰に差してるショートソードを抜いた、
「なんだ、その初期装備は」
「舐めてるんですか」
二人の攻撃は止まらない、
俺は攻撃を全部避けた、
「まあ、今はこれしかないんでね」
ショートソードの切っ先を相手に向けて言った。
「これで十分だ」
ハガンの斧が上から振り下ろされる
その攻撃を俺はぎりぎりで避け
ハガンをカウンター気味に斬った。
「「「きゃあーー」」」
野次馬達から悲鳴が上がる
「おい、斬ったぞ、あいつ」
「大丈夫だ、俺のショートソード切れ味皆無だから」
ショートソード舐めんなよ
斬りたくてもあんま斬れねんだ、
「次!」
「はあ!」
グレインの剣による
突き、
俺はその攻撃を同じ突きで返した、
でも俺の【筋力】だ
Cランク冒険者ごときには負けない、
グレインの突きを弾き、
ハガンの方にグレインを吹き飛ばした、
「はい、終わり」
俺は吹き飛ばした二人の方に向かい
剣を向けた、
こいつら、気絶してるな、こりゃ
「おいおい、Cランク冒険者が瞬殺かよ」
「あいつ、何者だよ」
「グレイン様が」
「ハガンの兄貴が一発かよ」
「Gランクなんだよな、あいつ」
野次馬たちが騒いでいる中
「あ~あ、やっちゃった」
「レンヤさん、やりすぎですよ」
リリアとハナが言った。
「Cランクってこの国じゃあどれぐらいのレベルなんだ」
リリアが答えた
「Dランクがこの国いや、大抵の国の平均のランクですよ、」
「じゃあ、Cランクは高いほうなのか」
「高いですよ、Cランクとなれば十分強い人たちですよ」
「じゃあ、俺はやっちまったのか」
「うん・・・・・・」
「はい、そうですね」
あー、やったった、
「まあ、いっか、じゃあそろそろ行くから俺、」
「じゃあ、宿屋に案内しましょうか」
「おう、頼む」
まずは宿探し、
そして資金集め、
で、武器探しだな
「・・・・・宿屋・・・・・私もついて行っていいですか」
・・・・宿・・・・・あそこですよね・・・・・
リリアがボソボソ言っている。
ハナに続いてリリアが言う。
「リリアさーーーーん、サボっちゃだめですよーーー」
「リリアーーーサボるなあ」
「げっ」
3人の受付のうち2人、リリア以外の受付がリリアに言った、
「サボるな、らしいぞリリア、ハナ、頼むわ」
「はい、分かりました」
「じゃあ、行くわ」
「ぐぬぬぬ、わかったわよ、働きますよ、レンヤさん依頼を受けるときは私、私に行ってくださいな」
「ああ、わかったよ、じゃあな」
俺はリリアに別れを告げ、
ハナと一緒に宿屋の方に行った。
「ここが宿屋、「祝福亭」です」
「祝福亭」ねぇ」
見た目は普通の宿屋、
テンプレどうりの外見だ
「とりあいず、入ってみるか」
「はい」
俺は、祝福亭の扉を開いた。
「いらっしゃーい、お客様、二名でよろしかったでしょうか」
そう、行ってきたのは、長い茶髪を後ろで三つ編みに括っている女性
ん?
誰かに似てんな、
「私はここの女将のリリアンだ」
リリアン?
「俺はレンヤだ」
「私はハナです」
「レンヤくんにハナちゃんね」
「なあ、ハナ、この人って」
「はい、リリアンさんはリリアさんのお姉さんですよ」
「だから、似てんのか」
「あら、リリアの知り合いなのかしら」
確かに似ている、髪も妹と同じくらい長い、
それを三つ編みにしているだけだ、
「ああ、さっき、リリアにギルド登録をしてもらったんだ」
「じゃあ、冒険者なのね、改めて、私はリリアン、双子の妹、リリアの姉です。で、二名様でよかったかしら」
「私は、学園の寮があるので、一名様で」
「でも俺、金なんかあんま持ってないぞ」
「一泊は5千ゴールドだ」
五千ゴールド!
「はあ!、ゴールドって、あの、神、騙しやがったなああああああああああ」
全然違うじゃねえか
説明中
わかったのは、
石貨は100ゴールド
銅貨は1000ゴールド
銀貨は10000ゴールド
金貨は10万ゴールド
白金貨は100万ゴールドらしい
そして黒貨は1億ゴールドらしい
月華ああああああああああ
全然違うじゃねえぇか
つまり、俺の持ち金は10万ゴールド
結構あるじゃねえか
ということで俺は祝福亭に泊まることになった、
日が暮れてきた頃
「じゃあ、私は学園の寮に戻ります、」
「ああ、わかった」
「また、一緒に冒険、依頼を受けてくれますか」
「当たり前だろ」
俺はハナと別れた。