7、初めての街と冒険者ギルドと
この物語のお金について変更しました、すみません、
「こ、こ、この化物が、Aランク冒険者!!」
俺の叫び声が草原に響いた。
現在、オーリア王国に向かっている。
「ええ、そうよ、これが証拠よ」
と、キャサリンはギルドカードを見せつけた、
ギルドカードの色は金色だった、
ハナに聞いたところ、
「Sランクは黒、Aランクは金、Bランクは銀、Cランクは銅、DランクからGランクは白です。」
とのことらしい、
つまりキャサリンのギルドカードの色は金、
やっぱりこの化物はAランクらしい、
「じゃあ、キャサリンはかなり強いのか?」
森の中でも暴れてたし、
「学園長は数少ないAランクですし、Aランクの中でもトップクラスですよ、」
「できればステータスを見せてもらえないか」
「ええ、いいわよ、でもレンヤちゃんのも見せてチョーダイ」
うーん、俺のステータスを見せてもいいのだろうか
「学園長ですし、いいと思いますよ」
「わかった」
「じゃあ、私からね」
キャサリンはステータスを見せた。
キャサリン
【冒険者ランク】A
【レベル】51
【筋力】A
【体力】A
【魔力】D
【敏捷】B
【器用】A
【精神】D
【運勢】A
スキル欄
【格闘術レベル7】
【身体強化魔法レベル6】
【斧術レベル2】
【剣術レベル4】
【家事レベル5】
【ボケ能力上昇】
【身体能力上昇 小】
【女子力レベル8】
加護・称号
【変態】
・・・・・・・・・・いろいろと気になるが・・・・・一番は・・・・・・・・・・・・・・この称号・・・・・なに?
「えっと、私も初めて見ましたが・・・・・この称号は・・・」
「うん、何なんだろうねこれ」
俺とハナは唖然とした、
どうやったらここまで極めれるんだ、【変態】を
「ふ・ふ・ふ・この称号の取得は苦労したわ、」
キャサリンが不気味に笑った。
気持ち悪い
「で、効果は」
「称号【変態】の効果は」
「「効果は」」
「魅力上昇・開放感アップこの称号があるだけで街の人が振り向くわ」
まあ、確かに街の中で上半身裸で体をくねらして歩いてたら、みんな振り向くよな
「・・・・・・・・・」
無言のハナ
うん、ハナもおんなじ考えらしい
「うん、わかった、もういいよ」
「えっそう、じゃあ次はレンヤちゃんの番ね」
「あ、ああじゃあ」
と、俺はステータスを開いた。
「なんなのよーーーーーーーーこのステータスわーーー」
「うるさいぞ変態」
「うるさいですよ変態」
おお、ハナもわかってきたな、
「ハナちゃんまでひどい(;´Д`)」
事実だろ、変態が
「まあ、この反応は予想してたがな」
「レベル78って高すぎるでしょう、これでまだギルド登録してないなんて・・・」
「うん、ホントレンヤさんは規格外ですよ・・」
「うん、自分でもわかる」
「強さはSランク並でさらにこの加護、【破壊神の加護】って」
「まあ、色々あったんだよ」
女神さまだと思ったら破壊神だったんだよ。
俺とハナと変態の3人は順調に街に向かった
「おお、これが、オーリア街か」
俺はオーリア王国の街、オーリア街にとうとう着いた。
大きな門、門の前にいる兵、
まさに異世界って感じだ、
「おお、まじですげええええ」
「レンヤさん・・・・はしゃぎすぎですよ・・・」
「だって、こんな大きな街に来たの初めてだし」
てか、異世界で初めてだし、
「さあ、行きましょう」
とキャサリンが先に行く、
「待て、身分証明書を見せてもらおうか、」
門番の兵士が聞いてきた、
かなり若い青年だ、
てか身分証明、俺どうしよう、
「私はシルフィード学園のキャサリンでーす」
キャサリンが兵士にギルドカードを見せた、
「ふ、ふぬ、たしかに・・・」
兵士が引いている、
まあ、こんな変態が目の前にいたらな、
「そして、この子達は、私の学園の生徒よ」
キャサリンがこちらに向いてウインクした、
おお、変態のくせに気が利く、
俺は身分証明できるものがないからな、
「そ、そうですか・・・・・ではどうぞ」
そうして俺たちを街の中へと入っていった。
「・・・・・・・・・・」
俺は無言で立っていた、
俺の目の前には、金、銀、茶、緑、青、赤、といった髪の色、
そして獣耳、ウサ耳、犬耳、猫耳、とんがった耳、あれはエルフってやつか
「う、うぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
完全に異世界、
俺は本当に異世界に来ちまったんだな、
あらためて思った。
「なに、叫んでんですか・・・・・」
ハナのジト目攻撃
レンヤにクリティカルヒット
レンヤに大ダメージ
レンヤは倒れた・・・・・・
「何やってるのよ、レンヤちゃん、行きますよ」
「はい」
俺達は街の中へと進んだ。
にしてもすごい、
見たことのない食べ物が売っている、店
武器防具が売っている、店
食堂
宿屋
「本当にすごいな」
「・・レンヤさんまたいってますよ」
「おお、すまん、感動しちまって、そうやハナの髪、黒だが、黒って見かけないんだが・・」
「この髪の色は東の海を超えたところにある国、ヤマト特有の色なんです」
ヤマト、日本みたいな国か、
「レンヤさんの髪も珍しいですよね」
「そうねレンヤちゃんの髪の色は見ないわ」
そう、俺の髪の色、黒じゃなく白に変化した髪、
この白い髪はまだみてない、銀はいるが白がいない
「そんなに珍しいのか・・」
「ええ、周りの人達も私たちをみてるでしょ」
とキャサリンが言った。
確かにさっきから周りの人達の目が俺らに向けられていた、
「えっと、それは・・・・」
ハナがなにか言いたそうだ、
俺も分かるぞ、ソレ
「多分、俺の髪よりキャサリンを見てると思うぞ」
「うん、私もそう思います。」
「え~、なんでよう」
だってな、
上半身裸で体をくねらしてる大男がいるんだぞ、
しかも称号【変態】持ちが、
「まあ、早く行こう」
「で、ギルドまででいいのね」
「ああ、あとは大丈夫だろう、試験とかはないよな」
「ないです、私も依頼達成の報告をしなければいけませんから、私もいきます」
現在ギルドの前にいる。
まさにテンプレ、
そんな建物だ
「学園長、あとは私が案内しますので、」
「ええ、わかったわ、じゃあレンヤちゃん、私はここで行きますわ、後で依頼を出そうと思うので受けてね♪」
「ああ、わかった、ここまでありがとうなキャサリン」
「じゃあ、また会いましょう、すぐに会えると思うけど」
俺はキャサリンと握手を交わした、
もう会いたくないけどな、
まあ、いいやつではあるんだけど、
「ハナちゃん、あとヨロシクね」
「はい」
キャサリンは体をくねらしながら街の中へと消えた。
「よし、ここから始まりだ、月華、俺は冒険者になる、ハナ行くぞ、」
「??、はい、行きましょう」
俺はギルドの扉を開いた。
ギルドの中は剣や斧、槍を持った戦士や杖を持った魔法つかいぽい人
身軽な格好の人
盗賊みたいだな
人でいっぱいだった。
依頼を受けるカウンター、
食事が楽しめる食堂兼酒場
「これが、ギルドか」
「はい、これがギルドです」
「で、登録はどこでできるんだ」
「あそこです」
ハナはカウンターを指差した
カウンターには3人の女性がいた、
ハナは3人のうち1人の女性に向かった、
「あら、ハナちゃんじゃない」
「ただいま帰りました、リリアさん」
リリアと呼ばれた女性、
茶髪、背も俺と対して変わらない、女性にしては長身
そして抜群のプロポーション
花に向けた笑みがとても可愛らしい、
「おかえりなさい、あら、そちらの方は・・・・・・・まさか、ハナちゃんの・・これかしら」
リリアは小指を立てた、
「ち、違いますよ」
ハナは顔を赤くして否定している。
「俺はレンヤといいます、ここへはギルド登録をしにきました」
「そうですか、私の名前はリリアです、冒険者ギルド、オーリア支部で受付をしてます。」
「よろしくお願いします、リリアさん」
「リリアでいいですよ、あとそんなかたくなくていいですよ」
「じゃあ、よろしくリリア、俺もレンヤで」
「はい、よろしくレンヤさん」
「いや、レンヤで」
「はい、レンヤさん」
「・・・・・もういいですよ」
と自己紹介をして
俺とリリアさんは握手をした
「さて、ギルド登録でしたよね」
「はい」
「じゃあ、レンヤさんこの用紙を書いてください。」
と渡された紙には
名前、年齢、性別、レベル、住所、スキル
と書かれていた、
「えっと、名前はレンヤでっと」
もうこの世界では宍戸はいいか
みんな名前だけだし、
まだ会った人3人だけど、
「年齢は16歳で男っと」
「ええ、レンヤさんって16歳何ですか、私と同い年だと思っていたのに・・・」
「え、ハナは何歳なんだ」
・・・・・・・・・・やべっ
女性に年齢聞いちまった、
やっべーー
「私は15歳ですよ」
俺の1個下か、まあそれぐらいかと思っていたがな
あんまかわらねーし
「じゃあ、私と同い年ね」
とリリアさん
「そうなんですか、レベルは一旦飛ばしてっと住所って書かないといけないんですか?」
「えっと別に書かなくてもいいですよ、スキルも同じです」
「なるほど、じゃあ」
「レンヤさんの場合書かない方がいいと思います」
「そうだな、じゃあこれ」
とリリアに用紙を出した。
「えっとレベル以外はOKです、レベルを絶対必要なんで教えてください、」
うん、どうしよう
「リリアさんにだけ見せればいいと思います」
「そうだな」
俺はリリアにだけ見えるようにステータスを開いた。
「・・・・・・これは!!!」
おお、とってもびっくりされてらっしゃる。
「というわけで俺のレベルはそれで・・・・」
「分かりました、ギルドからこの情報が漏れることはありませんので心配なく」
とリリアは用紙にレベルを書いた、
【レベル】78と
「じゃあ、これがギルドカードです」
と渡されたのは、ハナと同じ白いカード
「ランクはGからスタートです、まず依頼について説明します、
以来はSからGまであります、依頼は自分のランクの2個上まで受けられます」
2個上か俺の場合Eランクか
「そして、依頼の達成回数によってランクの上げ下げが決まります。失敗を繰り返せば落ち、成功すればランクが上がります、」
「ランクを上げるのは依頼達成だけなのか?」
「主にです、もちろん例外もありますが、」
「わかった続けてくれ」
「依頼は一つが限度です、あとはパーティーについてですパーティーは冒険者でチームを組むことです、
パーティーのランクはメンバー全員の平均ランク1個上になります。」
じゃあパーティーを組めば俺でも上の依頼が受けれるな」
「依頼はあそこのボードにランク別で貼ってあります依頼はあそこ以外に、指名依頼と緊急依頼があります。指名依頼は文字どうり貴族や商人から指名されて受ける依頼です、この依頼の報酬は依頼人から直に受けることができます、人によっては報酬が豪華になることがあります、そして緊急依頼はギルドからの依頼でランク関係なく受けることができます、もちろん危険度がほかの依頼とは違います、」
ふぬ、つまり緊急依頼なら関係なく受けれるから優先して受けようかな、
「大体分かりましたか、」
「まあ、あとでわからなかったら聞くよリリア」
「はい」
「じゃあ、早速ボードを見てみようかな」
俺は依頼が貼られている依頼ボードに向かった、
「おい、そこのお前」
うん、誰のこと?
「お前のことだよ」
俺?
「そうだよ」
俺を読んだのは、
キャサリンみたいな大柄の男だった、
変態じゃないぞ
大きいってだけだ
髪はハゲだが
「おいおい、新人がなにリリアちゃんと話してるんだ」
・・・・・・・・これテンプレか
「さあ、ここでのやり方を教えてやる表にでな」
ほーう、俺に喧嘩を売るとはな
よし、ぶっ飛ばすか!
「そこまでにしなさい」
今度はなんだ
扉の前には銀ピカの鎧に身を包んだ戦士がいた
「弱いものいじめはやめなさい」
ほーう、弱いもの
俺のことか?
よし、ぶっ飛ばすか!