4、レベルアップと物語の始まり
「グウウウウアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
ドラゴンの断末魔ともに俺の初めての戦いが終わった。
「はあ、よ、ようやく倒せたぁ、」
俺は地面に倒れこんだ、
「勝ったようじゃな」
月華の声が天から聞こえた、
俺、よく生きてたな、
「ああ、勝った・・・・・・・・・・なんだ」
突然俺の体が熱くなり、力が溢れてきた、
「レベルが上がったようじゃな」
「おお!これでレベル1じゃなくなった」
やっぱりレベルは高いほうがいいよねー
さてさて、何レベになったかな?
俺はステータスを見てみた。
シシド レンヤ
【レベル】78
【筋力】S
【体力】A
【魔力】B
【敏捷】SS
【器用】S
【精神】B
【運勢】G
スキル欄
【剣術レベル10】
【死撃把握】
【災禍の一撃】
加護・称号
【破壊神の加護】
【竜殺し】
武器
ショートソード×5
となっていた、
「・・・・・・・・・・・・嘘だろ、レベル上がりすぎだろ。」
レベルが1から78になっていた。
「月華さん月華さん、この世界のレベルの上限は?」
上限がレベル1000とかならわかるぞ
「ん?レベル99だが、」
「上がりすぎだろ!」
「そりゃあ、あのドラゴンだもの」
「あのってなに、そんなやばい奴と戦っていたの」
「まあ、龍種はみんな強いからな」
「・・・・・・・まあ、いいや、俺勝ったし、称号って何?あとステータス上がりすぎじゃね」
「称号は加護と同じようなものだ、加護とは違い自分の力で取るものだな、ステータスは、レベルアップと【破壊神の加護】【竜殺し】のおかげだろう」
【破壊神の加護】・・・・・・運以外の全ステータスが大きく上昇し、運は大きく低下する。
これの効果は大きいだろう。
【竜殺し】の効果は、っと俺はステータスを見た、
【竜殺し】・・・・・・・全ステータスが少し上昇、龍種に対して攻撃力が上昇する。
かなりいい効果だろ、
「でだ、月華お前、神は神でも破壊神じゃねえか、」
「うん、そうじゃ、我は破壊神じゃ」
「で、破壊神である月華はなぜ俺を転生させてくれたんだ?」
「ぶっちゃけ、面白そうだったからじゃ、あと女神が呼ぶ勇者が気に入らん、」
「面白そうだったからって、女神いんのかよ」
「ああ、いるぞ、女神は転生者呼ぶ、これが転生の正規ルートじゃな、鍊也は裏ルートってところかのう」
「裏ルートって、まあいいけど生き返らして貰ったし、チートまで貰えたから」
「そうか、では他に聞きたいことはないか?我はこれからしばらく寝るので鍊也と会話が出来んかもしれんし」
ねるのかよ、
「そうだな、この世界の文明レベルは?」
「中世レベルじゃ、そうじゃった、前に伝えたお金のことじゃが、銅貨一枚10メセタと言う、すまん、昔のことを言っておったわ」
「え・どういうこと?」
「つまり、銅貨一枚10メセタ、銀貨1枚100メセタ、純銀貨1枚5000メセタ、金貨1枚1万メセタ、白金貨1枚百万メセタだ」
純銀貨が初めて出てきたな、
「純銀貨は銀貨50枚じゃ」
「なるほど、わかったよ」
「もうないか?」
「魔法は俺使えないのか?時空魔法だっけ、」
「おお、忘れておったわ、ホイこれじゃ」
突然目の前が光、一枚の紙が落ちていた
「それは魔法を覚えるためのもの魔道書じゃ」
紙じゃん、
「それに、魔力、力を込めて見るのじゃ」
俺は落ちている紙を拾い、魔力、力を込めて見た、
ピロリン♪
脳内で音が鳴った。
ステータスを見てみると
【魔法スキル】という欄が増え【アイテムボックス】の魔法を覚えていた
そして【時空魔法レベル1】が増えた。
「【アイテムボックス】は物を異次元に収納できる魔法じゃ、まだレベル1だからそこまで入れれんが、レベルが上がれば入る数も増えるのじゃ」
結構便利な魔法じゃん
「他にはないか」
うーーん、何か今のうちに聞いておくことか、
俺らの世界からきた人のことを聞いておこう
「勇者は、転生者なのか?」
「そうじゃ、魔王復活の際、女神が転生者に力を与え勇者としてこの世界に送るのじゃ」
魔王、また王道っぽいな、まあ俺は関わらんつもりだけど
「今は魔王はいるのか?」
「復活寸前じゃな、そろそろ勇者が送られてくると思うぞ」
「先に言っておくが魔王とは関わらないからな」
「うぬ、好きに生きるのじゃ、まあ、勇者や魔王より鍊也の方が強いからな」
勇者や魔王より強いのか、俺は、
「もう、いいか鍊也よ」
「あ、最後に一つ俺はこの世界でどうすればいいのか」
「どうすればって好きに生きろといったじゃろ」
「そうじゃなくて、異世界者となのればいいのかと」
「ああ、そういうことか、確か漂流者といえば良かったぞ、異世界に迷ったものは数多いた、そのものたちを漂流者と言っていたような気がしたぞ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・不安だ。
「まあ、そう名乗るよ」
「それじゃあ、我は寝る、好きに生きるのじゃ、」
「ああ、ありがとう、月華」
「ではな、鍊也よ、」
「じゃあな、月華、」
破壊神・月華の声は聞こえなくなった、
「あ、髪の色のこと聞くの忘れた、」
そう、俺の髪は月華のような白髪になっていた。
「まあいいか、では行くか、」
俺はさっき覚えた魔法【アイテムボックス】を発動させ、ゴブリン5匹が持っていいたショートソードを4本をしまった。
あと1本は俺の腰に挿してある。
ほかの武具、剣は全部折れてしまった。
俺は洞窟の出口を目指した。
洞窟からはすぐに出られた、
出たら目の前は木でいっぱいだった。
俺は森の中にいた、
「よし、とりあいず人を探そう」
俺は森の中へと入っていった。
1時間後・・・・・・・人がいない、
いたのはゴブリンが数匹、それもすぐに逃げるか、ショートソードで切り裂かれた。
「全然、人がいない、どうなってんだよ」
テンプレならそろそろヒロインの登場のはず、
「いやああああああああああああああああん」
お、ヒロイン登場か、よし助けに行くか、
俺は声の方に行ってみると、そこには
「いやあああああん」
と叫びつつ頑丈な腕で狼のような魔物を殴り飛ばす・・・・変態がいた。
変態は上半身裸ですごくムキムキである、
頭はハゲで、体を終止くねらしている、
「ふんぬ、いやん、どっこいせ」
変な叫び声と共に宙を舞う狼たち、
「なんだ、あの、化物は、」
思っていることが口に出てしまうほどの衝撃だった。
「ん、あーーーら、いい男、はっけーーーーーん」
俺の方を振り向いた、瞳が怪しく輝いている。
ヤバイ、ヤバイ、
今すぐ逃げろと体が言っている。
「ちっ」
俺は高速で回れ右をし
全力で逃走した。
「まってえええええええええええええん」
化物が何かを言っているが、知ったこっちゃない
俺の命の方が大切だ、
「はぁ、はぁ、はぁ、まいたか、」
なんだったんだあの化物は、
今のはノーカンだな、俺の初異世界人との遭遇は
だってあれは化物だし
森の中を全力で走ったからものすごく疲れた、
「はあーーー、これからどうすっかな」
と、俺は考えていると
キン!キン!キン!
剣となにかがぶつかっている音がした、
「誰かが戦っているのか?」
俺は音の方へ近づいていった。
そこでは大きな熊のような魔物、3匹と怪我を負った1人の少女がいた。
「行くか、」
俺はショートソードを腰から抜き魔物へと向かった。
やっと、物語が始まります。
頑張りますのでこれからもよろしくお願いします。






