13、ゴブリンと「人間なめんじゃねーぞ!」
「本物の死ってやつを教えてやるよ、ゴブリン共が!」
ショートソードを抜き
左手で持った俺は5匹のゴブリンの方に歩み寄った、
「ギー」
「ギーー、ギーー」
4匹のゴブリンは俺に反応して
威嚇をしている
だが、1匹は俺に話しかけてきた。
あの、黒いゴブリンだ
「ニンゲン、ダナ」
やっぱり、喋っていやがる、
そして笑っている
「ああ」
冷淡に答える。
「ニンゲン・・ニンゲン・・」
とても嬉しそうにいている
なんだこいつ
「なあ、ゴブリン、この2人組を殺したのはお前らか?」
「アア・・ソウダ・・アトデタベルツモリダ」
「そうか・・・・」
「オマエモ・・イッショニ・・クッテヤル」
ゴブリンが笑いながら剣を抜き、盾を構える
剣は銀色に輝いている
魔物が持てるようなものじゃないと思う
冒険者から奪ったものだな
盾は一見、普通の木の盾だが
魔力を感じる、
「オマエラ・・エモノガ・・マタキタゾ、コロセ!」
黒ゴブリンの一声に反応した
4匹が俺に向かってきた
ゴブリン4匹は剣を持つのが2匹、斧が1匹
槍が1匹である
「「「「ギギーー!」」」」
4匹のうち槍を持っているゴブリンが
先に俺に向かって
槍を横に薙いだだ、
俺は横薙ぎを後ろに避け、
「【ステップ】!!」
【ステップ】を発動させた、
一気に加速した俺は
槍を持っているゴブリンの懐に入り
左手のショートソードを胸に刺した。
「ギャア」
槍を持っているゴブリンの悲鳴が上がり、絶命した
まず1匹、
ショートソードを胸から抜き、
槍を持っているゴブリンを後ろにいる剣を持っているゴブリンに向かって蹴った、
俺のレベル78の脚力により弾丸と化したゴブリンの死体は
後ろの1匹にあたり後方に飛んでいった、
斧を持っているともう片方の剣を持っているゴブリンが2匹同時にそれぞれの武器を振りかざす。
「【スラッシュ】」
【スラッシュ】による大きな斬撃が2匹の武器ごと
断ち切る、
「「グギャアア」」
2匹、3匹目
「次!」
と口にした瞬間
さっき後方に飛ばしたゴブリンが俺の目の前にいた
「何!」
ショートソードでゴブリンを弾く
そこを狙ったかのように
黒いゴブリンが盾を構えて
俺に突っ込んできた
「グッ」
ゴブリンの突進により後ろに下がった
あの、ゴブリン、仲間を弾として使いやがった。
ゴブリンは追撃をかけてきた
銀の剣を上から振りかざした
キン!
俺はショートソードで迎撃った
「ウラァ」
俺は筋力によりゴブリンを弾いた
体勢を整え、ショートソードを構えた、
「ニンゲン、ヤルナ」
ゴブリンは盾を構えた、
強いなこのゴブリン!
俺も少し本気で行くぞ
「【死撃把握】発動、行くぞゴブリン【ステップ】!」
俺の体が加速する、
ゴブリンとの距離を一気に縮める、
「くらえ!」
俺はゴブリンに【スラッシュ】を食らわせようとした
「ギャアアアアアア!!」
なんだ!!
ゴブリンの咆哮、
いや、これは威圧に近い、
俺の動きが一瞬止まった、
「ニンゲン・・オマエガ・・シネ【シールドバッシュ】」
ゴブリンが盾を前、
俺の方に突き出し突進してきた。
「ちっ!」
来るのはわかる、
盾による攻撃だ
俺はショートソードで横に薙いだ
だが、ゴブリンの盾、
いや【シールドバッシュ】というスキルによって弾かれた
こいつ、スキルが使えるのか
ショートソードが俺の手から離れる、
「シネエェェ」
ゴブリンの袈裟斬り
俺は【死撃把握】で軌道、時間を瞬時に理解し
横に転がりながら避けた
もちろんショートソードの方だ、
ショートソードを拾い、息を整えた
「はあ、はあ、さっきのスキルは何なんだ」
【シールドバッシュ】はわかった、だが俺の動きを止めたスキルがわからん
「メイドノミヤゲダ、サッキノスキルハ、【威圧】トイウ、」
笑いながら言った
この野郎、完全に勝った気でいるな
なめてるな、
「人間なめんじゃねーぞ!」
俺はゴブリンの顔面めがけてショートソードを投げつけた、
俺の筋力ならかなりのスピードと威力が出るはずだ
キン!
ゴブリンは盾でショートソードによる投擲を受け止めた、
その隙にゴブリンに近づき
「【アイテムボックス】ショートソード!」
ショートソードを取り出し、
ゴブリンの盾めがけて
「【スラッシュ】!!」
スキルも魔力を込めることで威力に変動があることがわかった
今回は魔力3割程度だが・・・
顔は盾で守っているせいで【威圧】は発動できないはず
【スラッシュ】による斬撃がゴブリンを斬る、
斬!!
ゴブリンの持っていた盾が真っ二つになり
ゴブリンを縦に斬った、
「ギヤアアアアア」
追撃!
下から上にショートソードを振った
ゴブリンは剣でショートソードを受け止めようとしたが
今は俺の筋力全開だ
そんなことは許しはしなかった
剣を後方に弾き、
「終わりだ、」
ザッシュ!
剣が地面に突き刺さると同時に
ゴブリンを切り裂いた
「はあ、終わった、にしてもゴブリンの癖にかなり強かったな」
と思っていると
ポーン
脳内に音が鳴った
【スキル【威圧】を習得しました】
えっ
このスキルってさっきのゴブリンが使っていた奴だよな
俺はステータスを開き、
スキルを確かめてみた
【威圧】・・・・敵を威圧し戦闘不能にさせる、また行動を制限させる、自分のレベルと相手
のレベルによって効果が変動する
なるほど強いなこのスキル
相手の行動を制限するだけだと思っていたが、
戦闘不能にするほどのものなのか?
それと何故このスキルが俺に少しとはいえ効いたのか
なぞだ
俺のレベルなら効果がなくてもおかしくないと思うんだが
と思って
ゴブリンの持っていた剣の方へ行く
そして剣を地面から抜く
「どんな剣なんだ、これ?」
と思っていると
ポーン
また脳内に音が鳴った
【メールが届きました】
メール?
ステータスってこんな機能があるのか?
携帯・スマホかよ
便利すぎだろ
「まあ、とりあいず見てみるか」
メールを開いてみた
【我じゃ鍊也よ月華じゃ、この手紙は寝る前き書いたものじゃお主があるスキルを必要とした時に開くようにしてあった、そのスキルとは【鑑定】じゃ、転生もの異世界ものの定番じゃろ、お主に中途半端に渡してしまったスキルじゃ受け取ってくれ、元気で過ごしているだろうかお主ならなんでもできるはずじゃ、頑張って生を謳歌してくれ・・・・・・・あとこのメールは普通はできないからな・・・・・・・月華より】
ポーン
【スキル【鑑定】を完全に習得しました】
【鑑定】・・・・道具・武器・防具・スキルなどの情報がわかるようになる
中途半端ってだから武器屋で手にとってみたショートソードの情報が分かったりしたのか
だがこれは使える、いや最強だなこのスキル
転生もの異世界ものでもこの手のスキルは金稼ぎなどにも役に立つ
いやー
いいもんくれたな月華
気づいたんだが
ステータスってかなりの機能があるんじゃないか
なら月華に言葉を伝えたいな
月華に異世界に来てからのこと
月華がスキルを最初から俺にくれようとしてくれたこと
黒龍・ドラゴンは最初から俺にも倒せるレベルにしていてくれたこと
全部に感謝した
だって、この黒いゴブリンで強かったんだぞ
ドラゴンも倒せるようにしてくれたんだろ
ありがとな月華
全力で生きてみるよ
「よし、早速【鑑定】を使ってみるか」
【鑑定】発動
ゴブリンの持っていた剣を鑑定してみた
【シルバーソード】・・・・・聖なる力が纏われている剣、微弱だがアンデット、闇属性などに対し有利になる
対アンデットだな
まあショートソードよりはいい武器だろ
ついでに俺が切り裂いた盾を鑑定してみた
【壊れた幸運の木の盾】・・・・・運勢が上昇するが木のため耐久率が低い・・・壊れていて効果はない
なるほどなるほど
ゴブリンの【威圧】を食らったのは
この【幸運の木の盾】と俺の運勢の悪さのせいかぁああああああ
俺の運勢はGより下だし
ステータスに書いてあるより悪いぞ
運勢は高さによってクリティカルが発動したりする
【威圧】のクリティカルと俺の運勢低さにより
発動したわけかよ・・・・・・
まあ、いいスキルや発見があったから結果オーライだろ
よし!帰るか
俺はゴブリンの死体をアイテムボックスに入れ森から出た。
森から出てすぐに気がついた、
あの黒いゴブリン
ゴブリンじゃなくね
・・・・・・・・・
あ!
俺は黒いゴブリンの死体をアイテムボックスから出し鑑定してみた
【ゴブリンキングの死体】・・・・・ゴブリンの王者の死体、普通のゴブリンとは桁違いに強く、モンスターランクはBである、この死体は子供であった
・・・・・・・ゴブリンじゃねえぇえぇぇぇぇぇぇ
なんなんだよゴブリンキングって
クソー、騙された
じゃあ、依頼クリアまであと1匹いるじゃねえか
ああ、もう、めんどくさいな
俺はまた森に戻り速攻でゴブリンを狩った
1匹のつもりが5匹もいたため
今回の討伐は
ゴブリン9匹
ゴブリンキングの子供1匹だ




