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ターコイズタナカ

カクタス一家に別れを告げると素材を買い取ってもらえる場所と宿を取るために村の中をウロウロしていたら子供たちが声をかけてきた


「兄ちゃんどうしたの?」

「迷子?」

「探し物?」

「案内いる?」

「僕らが案内してあげようか?」


旅人が珍しいのか、わらわらと集まってくる


「素材を獲ってきたから売れる場所を教えて欲しいかな」

「それならターコイズタナカで売れば良いよ」

「こっちこっち〜」


子供たちに案内してもらいターコイズタナカまで行くと、少し離れた場所に小さな小屋のような場所に着いた


「こ、こんにちは」

「はい〜」

「素材の買取してもらおうと思って・・・」


小屋の中に入ると広い場所に出た、周りを見渡して息を飲んだ、中は小屋とは言い難い広さをもっていたし、そこには黒髪黒眼のメガネをかけた人が立っていたのだ


「あの、失礼ですが日本人ですか?」

「そうですが、貴方は?」

「俺は日本で死んで転生してこの世界に来たんです!」

「おお!それはそれは大変でしたね〜」

「タナカさんは何故こんな所で商売を?しかも、小さな小屋なのに広い店構えとかびっくりですよ」

「私は日本で店を開いているのですが〜、気付いたら店の裏側が異世界に繋がっていて〜、せっかくなので買取や販売をすることにしたんです。不思議と言語に困ることはなくて助かりました〜」

「わかります!」


雑談で盛り上がっているとずっとみていたのか疑問を投げかけてきた


「兄ちゃん買い取ってもらいに来たんじゃないのか?」

「そう言えばそうだったな忘れてたよ、ありがとうな」


同郷の人と思うと会話が止まらなくて、つい話し込すんでしまった

案内してくれた子供たちに持っていた物を渡そうしていたらタナカさんが換金してくれ、それを子供たちに渡しお礼してさよならした


「すみません、助かりました」

「いえいえ〜、買い取りですか〜?」

「はい、色々あるので全部出しますね」


インベントリから拾ってきたアイテムを出していく、タナカさんは驚きながらも全て換金してくれた


「全部で金貨20枚になりますね〜」

「そんなにするんですか?」

「初回サービスですよ〜、またご利用頂けるでしょうしね〜」

「確かに他を利用する気にはならないですね」


そわそわしながら会話や商品をみていたがどうしても気になり声をかけてしまった


「あ、あの表の方に私は行けるでしょうか?」

「あ〜そう言えば試した事ないですね〜」

「やってみましょうか」

「是非!」


日本への期待を持ちつつ表に繫がる扉へ足を入れようとしたが硬い何かにぶつかった。不思議に思いながら手を当ててみると結界のようなのから先には進めなかった


「残念ですが行けそうにありませんね」

「また日本へ行けるかもって期待してたので残念です」

「な〜に、物は考えようですよ下手に魔法を使える人間が現れたらモルモット状態待ったなしかもしれませんしね!」

「あ~確かに・・・」


二人は諦めて宿屋の場所を探して外へ出ると、今度はタナカさんが外へ出れない状態になってしまった。


「もしかしたら、生物の行き来が出来ないようになってるかもしれませんね〜」

「タナカさんには、この村を出たら会えないんですよね、淋しいな」

「あなたは旅をするのですか?」

「ええ、そのつもりです。せっかくの転生ですし、やってみたい事を思いっきりやってみたいとおもいまして」

「私は店の経営があるし、そちらへ行けないので残念ですがここでお別れですね。最後に一つ聞いてもいいですか?」

「何ですか?」

「あなたの名前を聞いておきたくて」

「そう言えば言ってなかったですね!私は西脇ですテンションの高い神からニッシーと呼ばれステータスにもニッシーと書かれていますが、西脇でもニッシーでも好きに呼んでください」

「どうせなので西脇さんと呼ばせていたたきますね、また会えるのを楽しみにしてます」


結構話をしていたので宿屋を探すのに時間がかかったのは愛嬌です

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