表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/67

この払いで


「 ・・・キヘイジが、えらくいい仕事を頼まれたんだと。 前金でもらって、いつものようにでむいて、むこうで仕事して、のこりを、しあがってからあとでもらう、っていう仕事だ」



「まあ・・・、キヘイさんなら、そういう仕事も舞い込むだろうよ」




    「この払いでか?」


 大家が着物のたもとから、おりたたんだ紙をとりだした。



 ずいぶんと、古めかしい様式の手紙で、粗い目の和紙に達筆な墨のあとと、どこかの寺のふだに押されていそうな、立派な朱色の印。



 文字は、すべて読めたわけではないが、あいだにしるされた『前金』と、『御仕事』、『手間賃』という文字と数字は、はっきりみてとれた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ