表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/67

かくしがね


「 ・・・ちょいと時間がかかるな。 あと、もどってきたときに、目減りしてるかもしれねえけど、それでもいいかい?」


 量るように、片手で紙にまかれたかたまりをゆすった。



「 そりゃ、かまわねえけどよ。マチさんはもういらねえって言い張るんだが、大家は、こどものためにもつかえるようにしろ、ってな」



「そりゃそうだろ。  だがなあ・・・その、キヘイジさんてエのは、どうにも、めんどうなスジにみこまれたのかもしれねえなあ・・・」


 めずらしくため息のようなものをもらし、うつむいた。 



「『めんどうなスジ』?」



   

     「こりゃあ、きっと、『かくしがね』だ」



「・・・はあ?」





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ