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ゔぁるハラ!!  作者: skryth
2/3

サングリーズの場合 ~起承転結~

( ´ー`)フゥー...

Fight(ふぁいッ)!!


の前に説明しよう!!

2人の体力ゲージはそれぞれ“100(まんたん)”。

それが先に“0(からっけつ)”になった方が負けとなる。


攻撃手段は何でもアリのデスマッチではなく場所が社内の為に武器や魔術の使用は不可。スキルは可。

武器は言葉のみとする。

要するに“口撃”しか認められない。


では改めて………Fight(ふぁいッ)!!



「サングリーズ君がエリス君に行ったのは、パワハラであーる!」 サングリーズのダメージ “0”


「だから、パワハラってなんだよ!!」 デアールのダメージ “10”


「なんと!パワハラを知らないのであーる。」

「ならば説明するのであーる。パワハラとは、パワーによる嫌がらせであーる。」 サングリーズのダメージ “0”


「オレはパワー(腕力)による嫌がらせなんてしてねぇ!!」 デアールのダメージ “10”


「全く伝わってないのであーる。こうなったら、理路整然と説明するのであーる。スキル「コーローショー」なのであーる。」

「パワハラとは、「職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与えるまたは職場環境を悪化させる行為」と定義されているであーる。」 サングリーズのダメージ “0”


「何を言ってるかサッパリ分からねぇ!!」 デアールのダメージ “5”


「な、なんと!そ、そうであーるな!!サングリーズ君は(自主規制)カなのであーるな!!」 サングリーズに会心の一撃「ずががびびーーーん」 サングリーズのダメージ “29”


「お、オレが(自主規制)カだと?!お、オレはバ(自主規制)じゃねぇ!!」 デアールのダメージ “0”


「それならば、(自主規制)カでも分かるパワハラの説明をするのであーる!!」 サングリーズのダメージ “10”


「オレをバ(自主規制)にするなああああああ!!!スキル「課長の維持」!!」 サングリーズは回復した。体力ゲージ “+5”


「パワハラとは、自分の「力」即ち、それこそ暴()や上司の立場といった権()を使って、部下に対する嫌がらせを行う事なのであーる!それは自分が嫌がらせをしてると思っていなくても、相手が嫌がらせをされたと感じればパワハラなのであーる!!」 サングリーズのダメージ “10”


「そ、それじゃあなにか?オレが新入社員の頃に上司の課長から呼び出されて、ビンタされ右の頬を打たれたら左の頬を差し出し、打たれた後に「ありがとうございますと言え!」と言われた事や、上司から「病気になったとしても休まずに這ってでも来い!」と言われた事や「女なんだから身体を使ってでもノルマを達成しろ!」とか言われた事もパワハラだったのか?」 デアールに会心の一撃「どごごーん」 デアールのダメージ “32”


「い、いやそれは、もうパワハラと言うより他のハラスメントだったり、既に犯罪なのであーる。やはり、サングリーズ君は(自主規制)カなのであーる。」

「だけどもその前に、サングリーズ君が嫌がらせをされたと思ってないのであれば、それはパワハラとして立件は無理なのであーる。」

(しか)しながら、今回、サングリーズ君が行った事は、エリス君が嫌がらせを受けたと言ってる事からパワハラになるのであーる。」 サングリーズのダメージ “20”



エクストラスキルを発動します。


説明しよう!

エクストラスキルとは通常のスキルとは異なり、50%以上のダメージが蓄積された相手にのみ使用可能なスキルである。


効果は使い手によって様々な効果を齎すが誰でも使えるワケではない。



「エクストラスキル、「オイウーチ」なのであーる!!」

「サングリーズ君、キミほどのバ(自主規制)でも分かる様に言ってあげるのであーる!」 サングリーズのダメージ “3”

「今のこのご時世、ハラスメント管理が出来ていない中間管理職は無能なのであーる。」 サングリーズのダメージ “4”

「自分が過去にやられたからそれを部下にやっても良いなどと考えてる中間管理職は無能以外の何者でもないのであーる!」 サングリーズのダメージ “3”

「無能が会社をダメにするのであーる。」 サングリーズのダメージ “2”

「ただふんぞり返って威張るだけの無能は会社には要らないのであーる。」 サングリーズのダメージ “2”

「部下を罵るだけで成長を妨げる中間管理職は会社には不要なのであーる!」 サングリーズのダメージ “3”

「よって、今回の件は社長に報告の上で処分を決めるのであーる。」 サングリーズのダメージ “30”



オーバーキルが発生しました。

サングリーズは一定期間、社畜(ゾンビ化)の称号をゲットしました。



「これで今回の件は一件落着であーるな。」

「さて、課員の諸君、暫くは課長不在になーるため、忙しくなーるかもしれなーいが、まぁ、頑張ってくれたーまえ!」


そう言うとデアールはⅢ課の部屋を出ていった。

その手に社畜(ゾンビ化)となり、「あ゛ーう゛ーあ゛ー」としか話せなくなったサングリーズを引きずりながら。


こ、これが勢いだけでない事の証明だぁ!!←どこが?

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