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83話『実践』

猛と長谷川は今日も依頼を見に来ていた。

それを見ていた冒険者はヒソヒソと話していた。


「ねえ、聞いた? あいつら新人パーティーを追いつめて引き籠らせたらしいよ?」

「最低だな、よくここにこれたもんだよな……」

「社会のゴミが、消えてなくなれ」


と思いっきり辛辣な言葉を言われていた。

しかし、2人にとってもうすでにどうでもいい事だった。

何故なら

それが日常だったのだ。

当然前科者に対して優しい世界は存在しない為、

それがバレてすでにこの町の冒険者から悪口の言いたい放題状態だった。

その状態で今更悪口に対して苦しんだりしなかった。

そして、猛は言った。


「なあ、この依頼はどうだ?」

「おお! これは楽そうだな! 洞窟にある薬草を採取! これでかなりの金が入るぞ!」


長谷川は嬉しそうに依頼書を見ていた。

すると


「なあ、2人とも?」


声がする方に目をやると

そこには聖とビレニアがいた。

聖は


「今日はこのビレニアに任せてくれないか?」

「?? 良いけど?」

「何故に? 前のスライム戦や洞窟だけじゃだめなの?」

「ああ、実戦で依頼を完全にこなせる様になればかなりの戦力になると思わんか?」


と聖はにやりと笑いながら言った。

するとビレニアは


「まあ、自信はあります、この二人よりかは」


と言った。

それを聞いて


「何だろうか……今ディスられたような気がする」

「ああ、明らかにディスられたな」

「近づかないでください、汚らわしい」


とビレニアは明らかに二人に対して汚物を見るような目で見ていた。

2人は何が何だかわからなかった。

そして


「なあ? 聖? 何を言った? 何を吹き込んだ?」


と長谷川は聞いた。

聖は顔を顰めながら


「私は何も、君たちが前科者だからじゃないのか?」


と言った。

2人は納得してしまった。

そしてビレニアは


「そうです、あなたたちは私を奴隷にした囚人と同じなのでしょう? そんな存在を憎まない者がいますか? いるわけがないでしょう? なのにあなたたちは特別になるわけがないです、申し訳ございませんが聖様だけが私の全てです」


と聖を狂信的な目で見ながら言った。

それを見て長谷川は猛に


「なあ? キマシタワーって言った方が良いかな?」


と聞いた。

猛は呆れながら


「いや、言わなくてもいいと思いますよ」


と言った。

聖は


「これなんかどうだ? デュラハンとの戦闘、ある程度の戦闘力があって君にうってつけだと思うけど? 後の経験は冒険で身に着けていくとしてこれぐらいは倒せるようになって貰った方が私としては嬉しい」


と期待を目でビレニアを見ていた。

それを見てビレニアは


「はい!! あなた様の為であればどんなことでも耐えて見せます! どんな力もつけてみます! 私はあなたの為であれば死んでもいいし悪事を働いてもいいです!!」


と言った。

それを聞いた猛と長谷川と他のギルド面々は


((((なんかやばい奴になった……))))


と思った。

そして


「では受付さん、これお願い」

「はい! 聖様! 承知しました! 聖様も同行しますか?」

「良いんですか! 分かりました! 私は手出しをしないようにしますが、一応ついて行きます! 我が自慢の生徒の活躍を見たいですから!」


と嬉しそうに言った。

それを見て猛と長谷川は


「「運動会に行くお母さんみたいだな」」


と言った。

そして


-----------------------------------------------------------------------------------------


デュラハン戦


「だいFDFじゃえDFJかえLふぁじぇKFじゃヶJふぁじぇKFじぇをFじぇいわおじょいあF!!」


デュラハンはある言葉を言いながら剣を振るってきた。

ビレニアは


「はあ!!」


と声を上げながら避けて弓でデュラハンの腕を貫いた。

そしてもう一度弓を撃って。

先ほど当てた矢に当て押し込んだ。


「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」


うめき声をあげてよろめいたところに先ほど押し込んだ矢の破片が足に刺さった。


「これが狙いかね! すんばらしいいいいいい!!」


聖は興奮気味に言った。


「ぐあはRJほあふぇじゃおえJげお;ごじゃ!!!」


と呻きながらデュラハンは襲ってきた。

すると


「ふん!!」


と力を込めた瞬間

魔法陣がデュラハンを包んだ。

そして、


ずごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!



とけたたましい音と共に地面にクレーターが出来た。


「うぐあぐあGだあああ!!」


デュラハンはボロボロになりながらも立とうとしていた。


「死ねええ!!」


そう言ってビレニアは魔法を打ち込んだ。

ファイアーとサンダーとウォーターを放った。

デュラハンは火で燃えてやけどを負い

やけどにいきなり冷水を受けて

濡れた状態で電気をくらった。


「あKJDふぁぁあああああああああああああああ!!」


悲鳴を上げて蹲った。

そして


「ターンアンデット」


そう言ってデュラハンを浄化した。


「ふー、どうでしたか! 聖様!」

「すごいぞ! 成長しているぞ! ビレニア! あなたはもう少し勉強すればもっともっと強くなるわ!」


と言って褒めた。

そして


「今回の反省としてはやはり魔力が少なくなると詠唱が必要になるという集中力が途切れてしまうところかな、でもそこは仕方ないから……」

「仕方なくありません! もっともっと成長して聖様のお役にたちます!」


とビレニアは聖の言葉を遮って言った。

それを聞いて聖は


「その調子だ! 師の言葉など真に受けずに自分の限界を自分で作れ! そうすればいくらでも成長できるのだからな!」


と言った。

それを聞いて猛と長谷川は


「でも限界が来て倒れたりしたら責任取れるのかな?」

「そこはあれじゃない? 無理是巣に休ませてるとか?」

「でも、本人は黙って……」


と会話しているところに


「あのな、一か月で覚えさせるって言ったからブラックなことしてると思った? 魔法だってね、効率のいい方法を確立したら賢者になるのなんかかなり短期間で出来るからね、そのために私はかなりの年月を魔法の勉強をして効率の良さを追求したんだからね、だからあの子には無理はさせてないわよ」


と言い切られた。

2人はもう何も言えなかった。


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