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76話『時間稼ぎ』

シュウン!!

スライムは猛の想像以上の速さでこちらに向かってきた。

猛は構えていた槍にスライムが殴り掛かった。

刃ではなく持ち手の方を殴ったため

そのまま猛の手から槍は離れて飛んでいった。


無防備になった猛にスライムは迷いなく攻撃するが


「ハイパーファイアー!!」


と言ってスライムに聖は札を使って攻撃した。

スライムの腕に当たり腕が吹き飛んだ。


「!! 強い……何故こんなにも札に付与している? 誰のを?」


すぐさまスライムは聖から距離を取る

猛も聖の近くにいたのでスライムとは距離を取れた。

スライムはビレニアの方へと向かったが、

それを見た聖に当然のように札の魔法の攻撃をくらう。

炎がスライムのダメージを蓄積させていく。

スライムは憎悪によって猛の命を優先的に狙っていたが

邪魔をする聖たちも敵に入れていた、

スライムは聖の攻撃が札に絞られていると思い

聖の方へと攻撃を変えた。

しかし


ギイイイイイイイイイイイン!!


スライムの攻撃は当たらなかった。

聖はマジックシールドで攻撃を防いだ。

初級の弱いシールドのはずがかなり洗礼された魔法だった。

初球の魔法を鉄壁にする生き物は数は少ないがいるにはいる

しかし、この札にいったいどうやってそんな洗礼された者を付与したのかが不可解であったが


「俺は恨む、恨むだけだ」


と言って猛の方に攻撃をもう一度仕掛けた。

猛は初級魔法のファイアーの札を使った。


「ぐううう!!」

「おお! 効いてる? そらあああああああああああああああ!!」


と声を上げて札を再び使った。

スライムは何故こんなにも使っている札が減らないのかをだんだんと気にし始めてきた。

先ほどから当然のように使っているが札に付与した魔法には限りがあるはずなのにそれが全く無尽蔵に使われている。

何故か? 答えはその札が再び形を戻して魔力さえも再生していたのであった。

スライムも魔物の為、魔力の流れを見ることが出来る。

そのため、札に魔法の力が再生していることが容易に分かる、

しかし、そんなことはふつうできないのであった。

不思議そうにスライムは札を警戒して2人に戦闘を仕掛けていた。

しかし、2人掛で襲われているため、生まれたてのスライムにはかなりきつかった。

今まで攻撃を受けずに恨みも持たずに生きてきたため、実戦経験が少なかった。

そして、聖と猛は少なくとも実戦経験が始めの町で行われていた。

そのため、2人でドラゴン級の強さのスライムに対して立ち討ち出来たいた。

しかし、矢張りドラゴン級の強さの為、決定打にはならなかった。

そのため、聖はビレニアの詠唱を待っていた。

そしてビレニアは


「起こせ! 放て!! 渦巻け! 炎よ! 炎よ! 我が眼前に立つ敵を焼き払え!! ファイアーフレイム!!」


と言ってビレニアはスライムをファイアーフレイムで包んだ。

炎はスライムを渦上の中に閉じ込めた。


「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」


悲鳴を上げてスライムは出ようとしていた。

しかし、炎の監獄にスライムは触れるだけ手が蒸発してしまった。

助かる可能性は1つだけだった。

相手の魔力が尽きるまで耐えきることのみ

しかし、ビレニアは集中をして魔力が途切れないように必死に魔力を出し続けていた。


「よし、いい子だ、君には才能がある、私が保証する、これは試験だ、辛いかもだがこいつを倒すと君は強くなれるよ!」


と言って聖はビレニアを励ました。

ビレニアはそれに答えようと集中した。

スライムも死なないように必死に暑さを耐えた。・


「んんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん!!」

「ぐああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」


2人とも呻きながら戦っていた。

猛は


『いったいどっちが勝つんだ! お願いだ! ビレニア! 勝ってくれ!!』


必死で猛は祈る。

それを見て聖は


「大丈夫さ、調子に乗らなければあの子は相当い強くなった」

「!! 一日で!」


と猛は驚いた。

聖は


「まあ、親がいた時代は魔法などや弓を覚えていたみたいだよ! 昔学んだ技術でのし上がるのは私嫌いではないよ」


と言いながらビレニアを微笑ましそうに見ていた。


「あの子は私の最高の生徒だよ、今まであったどんな子よりも素晴らしく教えがいがある生徒だよ、私はあの子を誰よりも強い魔法使いにするよ、だからこそ今実践を指せているのだから」


と言って聖は札を準備していた。

猛は聖に対して驚いていた。


(さすがだな、前世でも皆を総べる完璧生徒会長なだけあるよ、一日でここまでの成長だなんて、本当に1ヶ月必要なのか……)


と猛は思った。

すると聖は


「必要だよ、中級魔法は数が多いし、上級魔法は一朝一夕では身につかないからね、取り敢えずは中級魔法を無詠唱で出せるようにすれば上級魔法だって詠唱が必要無くなるという前代未聞にも挑戦できるってわけだ、あの子エルフだからきっとできる」

「でも聖は魔法使えないんだろ?」


猛は聖に聞いた。

聖は


「ああ、使えないよ、でも使えないからって理解していないってわけじゃない、どうすれば無詠唱で出すことが出来るのかを私なりに研究したからね、もし出来なくてもいいんだけど、私はそこまで挑戦したいんだよ」


と楽しそうにビレニアを見ていた。


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