71話『待遇差』
「で、君たちはゴブリンをあんまり倒せなかったから報酬金を全てその冒険者にとられたってわけ?」
聖は呆れかえったように2人を見ていた。
流石に二人も命がけで戦いながら逃げてきて疲れ切っていた。
「なあ、ごめんだけど、本当に休ませて、シンドイ」
「ああ、もうダメ、死ぬ」
2人は酷くやつれた顔をしていた。
聖もさすがに
「まあ、お前らそう言えばレイチアとの戦いの後、休みなしにいたな、さすがにこの状況で文句は言えないよ、取り敢えず私お腹減ったし、ご飯でも食べよう、その前に私の報酬貰いに行くから」
と言った。
それを聞いて2人は嬉しそうにした。
やっとの休み
やっとの休息
レイチアとの戦いから今までほぼ休息がとることが出来なかった。
そのため、死ぬ
その言葉しか頭から離れなかった。
2人は自分に言い聞かせた
(良く頑張った、俺)
(本当にしんどかった)
と
聖も
「じゃあ、ちゃちゃっと済ませて休みますか」
「「了解!!」」
そう言って受付へと向かった。
「あら、聖様! で、死ななかったんですね、2人は……チ」
((舌打ちされた))
2人は地味にショックだった。
すると受付嬢は
「では聖様、報酬になります、お2人は報酬無みたいですね、先ほど来た冒険者にすべてやらせたそうですね、本当に自分の仕事もろくに出来ないなんて、役立たずを持つと大変ですね」
と2人の精神を崩すようなことを言われたが
「休息休息」
と2人の思いはそれに縛られていた。
そして聖は
「食事したいんだけど? どこかある?」
「はい、そうしましたらあそこの席をお使いださい! そういえばあの時カードを見たとき錬金術師の上にマッドサイエンティストって書いてあったんですが、どういう意味ですか?」
と聖に聞いた。
聖は
「正義の発明家です」
「まあ! すごい!」
((異世界の人が分からないのをいいことに嘘ついたぞこいつ))
2人はさすがに聖の息をするような嘘に呆れていた。
そして
「おすすめ1つ」
「俺も」
「俺も」
そう言って店員さんが料理を持って聖に置いた。
そして猛と長谷川には
「おらよ」
と言ってコップを頭から被せて
水が頭からかかった。
「ではごゆっくり」
「飯がない」
2人は呆然としていた
それを見て聖は
「あの? すみません、2人にも食事与えてもらっていいでしょうか? 倒れられると私がシンドイ
「! そうですね、聖様の負担も考えずに申し訳ございません!」
そう言って2人にも食事が用意された。
2人は美味しそうに食べた。
「うめえ!! うめええ!!」
「良かったよかったあああああああああああ!!」
2人は必死に食べた。
そしてあっという間に食べ終わった。
「ふー」
「あの屋敷でも結構領少なかったから良かった」
そう言って2人は満足していた。
聖は
「では取り敢えず休め」
そう言って予約していた宿泊場所で3人は疲れを癒した。
そして次の日
「では、本題に入ろう、君たちのゴブリン退治はもう一度言ってもらう」
「え、いいけど」
「こだわるね」
聖は
「別にゴブリンじゃなくてもいいが、金の入る依頼を受けて奴隷を買うんだ」
「そうか! それもあったな」
「ああ、言ってた言ってた」
2人は思い出したように言った。
そして
「じゃあ、取り敢えずはゴブリンを殺すかあの時の借りを返してやる!」
「おおお!!」
2人は気合を入れて依頼を受けて洞窟に入って行った。
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「ぎゃあ!!」
「ぎゅあがrじゃえ!!」
「ぶしゃああああああああああああああ!!」
襲ってくるゴブリンを
返り討ちにしていた。
毒の剣で襲ってくるが
俺Tueeのおかげで危機感の察知がかなり上がっていた。
そして最初の町での死闘でかなりの実践慣れのおかげで、かなりゴブリンを楽に倒せた。
例え、どこから襲ってきてもゴブリンは2人の敵ではなくなった。
それどころか最初の町で戦った2人の方が強かった。
レイチアの方が強かった。
疲れさえなければ2人の敵にはなりえなかったのだ
「こんなものか」
「そうだな」
2人はほとんど時間をかけずにゴブリンを全滅させていた。
すると
「があああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
そこには以外にもトロールがいた。
「?? 汚な」
猛はトロールが汚いと思い払ったら
パアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!
と音と共に爆ぜた。
「おいおい、いい加減加減出来た方が良いぜ、ゴブリンの時も出来てなかったろ」
長谷川はゴブリンとの戦いでかなり加減を覚えることが出来たが、
猛は倒すことに意識を向けていた為、加減を練習していなかった。
「そっそうだな、これからもチンピラを倒すこともあるだろうし、加減は覚えたほうがいんな」
とさすがに反省した。
それを聞いて長谷川は
「お前って結構素直だな、普通ならうるせえよ! とか言われても違和感なかったのに」
となんとなく気になり聞いた。
猛は
「まあ、ここで言い訳しても成長するわけじゃないし、ここで成長しないとここから先ついてけないと思うし」
と言った。
それを聞いて長谷川は
「ま、えっと、そうだな」
と納得した。
そして2人は依頼を終えて
ちゃんとお金をもらい
次のステップ奴隷の買い物に入ることが出来た。




