70話『非歓迎』
「このゴミどもが! いったい何の罪を犯したか分かんねえがてめえらみたいなのが外で平然と歩けると思うなよ!」
「そうだそうだ! 牢屋で死刑でも待ってろボケが!!」
様々なブーイングを2人は受けていた。
2人は正直うんざりしていた。
この町でほめられることはない、
それどころか冒険者カードを見せるたびに自分たちが囚人であることがバレて
その度に罵詈雑言を受けねばならないと思うと
「もう……いや」
「辛い……」
と心が折れそうだった。
それにもかかわらずギルドの皆は
「何が辛いだ! お前らに酷い目に逢った人間の方が一番つらいんだぞ! 加害者が被害者ぶってんじゃねえ!」
「全く反省がないようだな! てめえらみたいなゴミをこの世に産んだ母親が気の毒だぜ!」
と言葉の暴力を受け続ける。
それを聞いていた聖は
「すみません、そこまでにしてやってくれませんか?」
「??」
他の皆が聖に注目した。
すると聖は
「あ、私こういう者でして」
と言って冒険者カードを出した。
そこには
凛格 聖、職業:錬金術師と書かれていた。
知力のステータスがかなり高く俺Tueeのおかげで物理攻撃力がかなり高いという上級者の冒険者カードだった。
それどころかスキルがかなり豊富であり、
この冒険者カードはスキルもかなりあり、ステータスだけで見れば上級者であるが
カードのクラスを見れば英雄級の階級だった。
「!! ナッなんてすごい冒険者カード! こんなの私が働いている間で見たの何て人ぐらいですよ!」
「スゲエんだな! 嬢ちゃん! こんなすごい冒険者なんて!」
「ああ! 俺たちあんたみたいな人間を歓迎するよ!」
と聖の周りに冒険者たちが集まってきた。
そして1人が
「でも、何であんたみたいな人間があんなゴミみたいな人間と一緒にいるんだ?」
「そうだぜ、囚人なんてこの世のゴミだからな、排除するべきもんだぜ! あんたもあんなのと一緒にいたら評判が落ちるぜ」
と心配していた。
すると聖は
「ご心配ありがとうございます、でもこの者たちは今は殺すことは出来ません、なぜなら王の命令で大量の人間を殺したんだから魔王を倒せと言われています、残念ながら王は先の戦いで死にましたので、彼らを私が上手く使いように言われております、大丈夫です、何かありましたら私まで報告を」」
と言った。
それを聞いて
「アンタも大変だな、こんなのを連れて行かないといけないんなんて」
「ああ、困ったことがあればいつでも相談に乗るぜ」
「そうですよ、こんなゴミどもに何かされそうだったらいつでも言ってね」
と言って皆笑顔で言った。
それを聞いて聖は微笑みながら
「ありがとうございます、これからも精進致します!」
と言ってギルドを後にした。
猛と長谷川は納得のいかない様子だった。
((お前の方が大量に人殺してんだろうが))
と思ったがあまり声に出して言わなかった。
言ったら、また皆から文句を言われてい舞うんだろうか?
もしかしたらみんなに袋叩きにされて殺される気がしたのでやめた。
「どうもありがとうね、それで依頼表はありますか?」
「はい!」
と言って受付嬢は喜びながら言った。
2人は
「うわ、いいな、」
「ああ、俺たちも女の子の笑顔見たい」
とぼやいた
それが聞こえたのか受付嬢は
「気持ち悪!!」
と2人に向かって行った。
更に2人は傷ついたので
少し黙ることにした。
そして聖は依頼を受けた。
内容はゴブリン退治だ
「危ないですので装備とアイテムは十分に! それではお気を付けて」
と言って受付嬢に見送られた
そして受付嬢は
「聖さん! 囚人さんはそのまま死んでていいですよ!」
と言った。
2人は
「生き残ろう、頑張って」
「そうだな、頑張ろう」
そう言って2人も頑張ってと言い合った。
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狭っ苦しい洞窟にて
「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
「死にたくなああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアい!!」
「がうああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
2人は聖に先に入れと言われて
仕方なくは言ったらゴブリンに囲まれて俺Tueeを使って何とか逃げ出していた。
確かに体力が増強されていたし、倒せるが、数が多すぎたせいと、
屋敷で休んだが、レイチアとの戦いの後休んでいなかった為、体力がレッドゲージだった。
そのせいで今は逃げるので必死だった。
すると
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
そう言って誰か分からない男がゴブリンを一掃した。
「!!」
「!!」
2人はビックリしたが
その後
「あ!! ありがとうございます!」
「助かりました! 本当になんとお……おげぶうううううううううううううううう!!」
「お前ら! ゴブリンだからってなめてかかってこの洞窟に入ったのか! 敵陣地に入るならもっと警戒して勧め! この冒険者失格め!!」
と説教を小一時間喰らった。
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その頃聖は
「さてと、私は薬草採取終了っと」
簡単な依頼をちまちまこなして、金をもうけていた。
そして、錬金術でお金を増やしていた。




