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……俺Tueeeeも考えもんだな  作者: 糖来 入吐
村近くの幽霊屋敷
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64話『様子見』

「どこだあああ!! どこにいるウウウウウウウウウウ!!」


レイチアはセリーヌの乗りながら辺りを見渡すがまだ見つからなかった。


「まだここは分からなそうだな、今のうちに罠として仕掛けるか」


そう言って少しずつ移動しながら悪霊を倒すことのできる札を床に置いた。


「これを踏めばあいつも勝手に自滅するだろうな」


そう考えながら猛は床に札を置いていった。

猛にとってこれが最後のチャンスだった。

これで動きを封じることも出来るし戦わずして相手を倒すことが出来る。

が、相手の力は未知数なため絶対に大丈夫とも言えない、

それに、レイチアと呼ばれた少女は魔法を使うことが出来る。

そのため、魔法を使われる前に悪霊を倒す札を使ってセリーヌとレイチアを倒す必要がある。

しかし、動きを封じる前にバレれば、2人とも殺される。

それに、長谷川は目を潰されていて戦うことは不可能、

長谷川を見捨てることになる、聖は見捨ててしまっただけでもやはり罪悪感が出てきてしまった。

そんな中、自分の事を考えてくれる長谷川さんが殺されたら自分はどうなってしまうのか、

そんなことが頭に過っただけで絶望が体中に響き渡る。

そのせいで震えが出てくる。

しかし、猛はその震えを抑え込んで、


『成功する! 成功する! 成功する!』


と自分に暗示をかけ続けた。

そうでもしないとこんな緊張感は、絶対に耐えることが出来ない。

そして、出来るだけ失敗を考えないようにした。

そして、とにかく作業に集中し続けた。


「どこだあああああああああああああああああああああああああああ!!」

ズシイイイイイイイイイイイイイイン!


「うおお!!」


少し声が大きく出たが地響きの音のおかげでレイチアとセリーヌにはばれていなかった。


「ふう」


少し、安心して再び札を罠として床に設置していった。


----------------------------------------------------------------------


「ふーん、考えたんだね、2人とも、えらいえらい」


聖はその様子を陰から見ていた。

そして、


「まあ、あの二人にしては合格点だ、やはり実践をさせたほうが人間は成長する、なんせ自分の命が掛かってるんだから、しかもこの実践はゲームと違ってギブアップと言っても絶対に助からない、それはあいつらが一番分かってるからこそ、必死になれる、それはつまり生きるための最大限の知恵を絞り、努力をする、人間にとって一番必要なのは、好奇心と危機的状況、それこそが人間を最大限成長させるファクターになる、さてと、この札は回収するか、もっと危機的状況になればこいつらはどうするか見てみたい」


そう考えながらせっかく猛が設置した札を回収していくのだった。


--------------------------------------------------------------------------


「どこだああああああああああああああああああああああああああ!!」


(見つからない! 見つからない! 見つからない!!!)


(何処にいる! 何処で何を考えている! 何をするつもりだ!)


レイチアはいらいらしていた。

しかし、


(落ち着け、冷静にならないと奴らの思うツボだ!! バカな理由で殺されるのだけは避けなれば!)


と考えながら動いていた。

すると


「俺はここだあああああああああああああ!!」


そこには猛がいた。


「!!!!!!!!!!!!!!!!!! 見つけたあアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」


怒鳴りながらレイチアは猛を追いかけた。

あまりの喜びと復讐心によってレイチアは一瞬冷静さを失った。

だがそれはどうしようもない、あっさりと見つかったからだ、

人の冷静さを失わせるのは頑張った末にあっさりと達成した時だ。

その時、人間は喜びにより報われたと感じてそこだけに集中する。

罠であると分かるのはその興奮が止んだその時だ

しかし、

レイチアは冷静にならなくても大丈夫だった。

むしろ猛はその場所の状況を見て一瞬にして冷静さを失った。


(!! バカな! ここは俺がわなを仕掛けたはずなのに! どうして! どうして!)


「どうして何にもないんだああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」


悲鳴のように猛は絶望した。

そして


「何のことか分からないが、もう終わりだ、さようなら、泥棒さん、セリーヌ、殺せ」


レイチアは冷徹に命令した。


「ごうああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」


セリーヌは大声を上げながら殴り掛かった。


「もしあいつが何かしようとしたら私がすぐに命令を出す、その時に止めれるようにな」


セリーヌのパンチはさっきより少し速度が遅く放たれている。

猛は


(どうしようどうしようどうしよう!! 何でないんだ! 罠がどこに! 死ぬ! 死んでしまう! 殺されるのか俺? 嫌だ! でもどうすれば! もう方法が思いつかない! 死ぬのは怖い! 死にたくない! 痛いのは嫌だ! 潰れるのは嫌だ! 怖い怖い怖い怖い!!)


そのままセリーヌのパンチは放たれた。

そして


ズドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!


そこにあった柱が潰れた。


「やったか?」


最後まで見ていたレイチアは猛が何かするかを見ていたが何も怪しい動きはなかった。

先ほどセリーヌの腕が溶けたのはなぜか、今だ分からないからだ

そしてその溶かす攻撃がどんなものか分からないままだ、

しかし、今回は解けなかった。

すると猛のその攻撃はもう来ないのか?

そんな疑問を抱きながら相手の死体があるか

土煙が消えるのを待って確認した。

すると


「はああはああはああ」


猛は間一髪避けていた。


「ち、しぶとい、」


レイチアは悔しそうにした。

隠れてみていた聖は


「まあ、もう少し見ていよう」


と言って物陰に隠れていた。


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