表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
……俺Tueeeeも考えもんだな  作者: 糖来 入吐
村近くの幽霊屋敷
61/247

61話『嫌な予感』

「!!」


猛と長谷川は少女の行動に気づいて止めようとしたが


「ぐああああああああああああああああああああああああああ!!」


セリーヌがレイチアを掴んだ。

そして、そのまま方に乗せた。


「!!!」

「やばい! なんかやばい!」


猛と長谷川は良くわからない恐怖を抱いた。

聖は


「なんか、始める気か? その前にお前らを2人とも消させてもらう! 2人とも! お前らに持たせた悪霊を消滅させる札を……」


2人はすでに逃げていた。


「……お前らああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」


聖は逃げた二人を探すように見渡した

すると地面に自分が渡した札があった。

おそらくそれを使えという意味で札を置いてったのだろう、

こいつを消滅させないと自分たちもやばいことは分かっているようだ。

しかし、


「おいおい、女の私に全部任せるのか? お前ら金玉ついてんのかよ?」


と呆れかえっていた。

そして、札を持って悪霊に貼ろうとしたが

ズバン!!


「ぐべええはああ!!」


聖の体が四方八方に飛び散った。


「……ぐぞうがああ」


と聖は絞るように声を出してそのまま意識が消えた。


「コ……ロ……セタ」


セリーヌはほとんど理性が消えていたが

状況を見るだけの理性だけは残っていた。

後は、レイチアを守るという残った心のみであった。

レイチアは


「いくよ、セリーヌ、あの二人を追うの、そして倒しましょう、ここに来て荒らすだけ荒らしてタダで帰れると思わないでもらうわよ」

「ハ……イ」


そしてセリーヌはレイチアを乗せて移動をした。


------------------------------------------------------------------------


「はあはあ」

「ああああ!! 疲れたあああ!!」


2人は聖に何もかもを任せて逃げれる限りを尽くした。

そして猛は


「聖さん、悪霊倒せたのかな……」


と言った。

長谷川は


「まあ、放置して全て投げた俺らが文句を言う資格ないだろうから倒せなかった場合のことを考えてこの屋敷から聖がいるところまで確認した方が良い」


と冷静に猛を落ち着けた。


「でもどうやって? 聖のところからかなりの距離を走った気がするんだけど?」


と長谷川に聞いた。

すると長谷川は


「俺が何の考えもなくお前を走らせたと思うのか?」

「え!」


長谷川は色々な物を持っていく際に屋敷の道順と

どの様にしたら別ルートから元の場所に帰られるかなどを調べていた、

こういう知らない場所は道を覚えないと予期せぬ事態に遭遇した場合のことを考えた

それは想像以上の事態であったがそれでも長谷川は冷静さを逃げながら取り戻していた。


「さてと、確かここから行けば元の場所に戻る、もしかしたらあの化け物がまだあの場所に残っているかもしれないから慎重に移動するぞ」


そう言って長谷川は歩きながら猛を誘導した。

猛は


「今さらだけど、俺らって聖がいないと何もできないんだな」


と自分たちのダメさ加減に少し落ち込んでいた。

長谷川は


(まあ、中学生だし、挫折が大きいとこういうこともあるんだろうな……ここは大人の俺が励まさないとな)


と思い


「なあ、猛、確かに俺たちは聖に世話になりぱなっしだ、でもさ、それでもあの町では分担で敵を倒すことが出来たじゃねえか、それに俺はお前に救われたんだぜ? あの時お前の機転でお前自身が脳を溶かして狂ったりしなかったら俺は今頃死刑執行だ、斉藤だってある意味ではお前に救われたんだ、だからそう僻むなよ」

「そうかな……」


あまり自分に自信を持てなさそうに猛は長谷川を見た。

そして長谷川は


「まあ、お前の人生これからだ、俺でもこれからだって俺より年上の人間に言われて来たんだ、中学生は今の間に迷惑を掛けて怒られて成長しておけ、そうしたら失敗した分だけその時どうすればいいのかが分かって来るからさ」


と言って長谷川は猛と一緒に移動していった。

すると


「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」


という声がした。

先ほどの悪霊になったセリーヌのうめき声であった。


「成程、まだ生きていたな、でも今の声の方向からだと後ろの方だな、これなら聖の元へとまた戻って来られるぞ」


そう言って2人は少し急ぎ足で元の場所へと戻った。


--------------------------------------------------------------------------------


セリーヌは地面の臭いを嗅いでいた。

そしてその方向を見てレイチアは


「成程、失敗した場合のことを考えて元の場所へと別ルートから帰っているのか、だったら!」


と言ってセリーヌに言った。


「セリーヌ! 元の場所へと帰るから今来た道を引き返しましょう! 待ち伏せするのよ!」

「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」


そう言ってセリーヌと一緒に先ほど来た道を引き返した。


------------------------------------------------------------------------


「……おかしい」


長谷川は不審に思った。

いくら急ぎ足とはいえ先ほどの足音が遠ざかっている

嫌な予感が止まらなかった。

長谷川はそんな不安が気になり


「猛、一度止まるぞ」


と言って移動を止めた。

猛は


「? 何で? 今行かないと殺されろよ!」


とおどおどしながら言った。

長谷川は


「怖い気持ちは死ぬほどわかるがここは俺の言う通りにしてくれないか? 嫌な予感がするんだ」


そう言って長谷川は猛を説得した。

猛は


「ああ、別にいいけど」


そう言って長谷川の言う通りにした。

そして、長谷川は考えた。


(どうして足音が止んだ、あいつの足なら俺たちをすぐに見つけれるはずなのに……どうして……)


長谷川は考えた

そして


「そうか! ここはあいつらのテリトリー! 俺たちの今移動している場所を予測してあそこに戻るって分かったんだ! だから足音が止んだ! 待ち伏せる気か! 俺たちを!」

「!!」


猛もビビりながら今自分たちが確実に追い詰められていることを聞いてぞっとした。

そして、長谷川は


「猛、ここからは賭けだ!」


と言って自分を奮起した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ