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……俺Tueeeeも考えもんだな  作者: 糖来 入吐
村近くの幽霊屋敷
56/247

56話『探れ! 宝物!』

猛と長谷川が休息を取っている間に

聖は金目になる物を探していた。


「まあ、幽霊対策もしてるし、どこから探すかな~」


とウキウキ気分だった。

そして、


「あ! あんなところに罠のかかった宝物が!」


と喜びながらそこへ走った。

すると

ヒュン!

グシャア!!


聖の頭に矢が突き刺さった。


『やった! これで泥棒も死んでお宝を盗めなくなる!』


幽霊の少女が喜んだ。


頭に矢が刺さった聖はそのまま宝物の場所へと走って


「おおお!! これはいいもんだ!」


と喜びながら屋敷の思い出の品を袋に入れていった。


『!! 何で! 何でええ!!』


少女には分からなかった。

普通ここに来た悪い泥棒は矢に刺さって死んだ。

慎重に進んでも他の罠で死んだりした。

なのに女は死ななかった。

明らかに頭に矢が刺さってるにもかかわらず


「ほほう、これはイラね」


と言って聖は中に会った。錆びれた指輪をポイッと捨てた。


『!! あれはお父様とお母様がまだ貴族になる前に買った思い出の婚約指輪! 酷い!』


少女は恨みと怒りがどんどんと溜まっていく。

だが少女は


『がっ我慢して! 私! これ以上の恨みを溜めすぎると悪霊として自我を失う! 出来るだけ恨んでそのうえで戦うの! ちゃんと調整しないと!』


この世界の幽霊に限らず恨みがたまると幽霊から悪霊になる、

その場合は理性を失い関係のない者にも理性なく襲いかかる。

しかし、ある程度の恨みだけだと、むしろパワーアップする。

つまり、加減さえ間違えなければ人間に普通じゃ触れられない幽霊も触れることが出来て

襲うことが出来る。

そのため、少女は自分の恨みを感情をかなりコントロールを必要とされた。

だが聖はお構いなしに


「ここはもう終わりか、別の部屋に行こう、ついでにこの武器も持って行こう」


と言ってそこにかかっていた剣を持って行った。


『!! お父様の剣!』


少女は恨みを堪えながら見ることしかできなかった。

誤って恨みを抱え過ぎると悪霊になる、

しかし人間に攻撃するにはまだ恨みの力が少ない、調整がなかなかできない少女は冷静になりながら恨みを溜め続ける。


 『もうちょっと、もうちょっとで恨みをコントロールしてあいつに攻撃できる!!』


そう思いながら少女はじっと我慢をした。


聖は少女に気づいていた。


「ふむ、今は私の近くにいないようだな、この霊の場所ワカール君の力は本物だな」


それは聖が人体実験で魔法使いから奪ったスキルの1つであった。

聖はそのスキルを自分が作った魔法の札の中に入れ込んだ。

そして、いつでも使えるように改良に改良を重ねて

開発に成功した。

そして、様々な知識を使って、量産も出来たのである。

つまりたとえ奪われても聖にとって痛手にならないのであった。


「さてと、恨みを頑張って調整しているようだがいつまで耐えれるかな?」


聖は一応は幽霊退治を真剣には行っていた。

聖は知っていた。

本来幽霊は何にも人間には危害を加えない、

加えるのは悪霊ぐらいで幽霊には別に祟りや厄災を行うような力などない

村人のが受けている苦しみはただの村人が幽霊のせいにしているだけのものだった。

幽霊でなく悪霊なら村人にとんでもない災いが起きる可能性が高いが

それも聖のねらいだった。

つまり、どうせ村人の不幸はただ起きているだけなので幽霊何て倒しても収まらない

なら、ここの罪のない幽霊を悪霊にして村ごと潰せばまったく無問題

お咎めなし

このまま悪霊になれば私たちを倒す目的を忘れて攻撃し続けるだけの存在になるだけであった。

そこへ、不意を打って自分が作った、除霊の札を使えば悪霊であろうとすぐに消すことが出来る、

なんせその札も人体実験をして作り出したものだったのだ


「さてと、頑張って恨みを溜めこんでくれたまえ」


そう思いながら聖はお宝を片っ端から奪って行った。


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「おう、眼覚めた?」

「おう、スッキリした気分な気がする」


2人は目を覚ました。

時間にして1時間ぐらいだった。


「へえ、寝るだけでもかなり体力は回復するんだな」

「ああ、暗いからかなりスッキリ熟睡で来たんじゃないの?」


2人はある程度の体力を回復した。


「そろそろ動こうぜ、何瀬古湖は幽霊屋敷何が起こるか分からん」

「ああ、そうだな」


そう言って2人は眠い目を擦りながら聖の元へと向かった。


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『お嬢様、私も出来る限りのことをします』


2人を監視していた幽霊がいた。

彼はここの執事をしていた。

少女の父親と母親を尊敬していた。

それがある日貴族粛清という理由でいきなり少女から二人を引き離した。

その上2人も最終的にその場で殺された。

そして、父親も母親も幽霊としてくるかと思ったが

2人は幽霊としても戻って来なかった。

一体何があったのか分からなかったが

それでも少女を守ると決意していた。

彼もまた恨みを調整して高めないと人間に触れることが出来ない

そのため、今はまだ動くことが出来ない

すると猛は


「へえ、このツボ」

「何? 高価な物?」

「割ったらいい音でそう」

「お前に骨董の価値は分からなそうだな」


と言ってしょうもないことを言ってツボから離れた。

その言葉を執事はすごく傷つけた。

それは少女の父親と母親に送った自分が頑張って給料を貯めて買った高価なツボで

思い出のプレゼントだからだ

2人は喜びながら


『『ありがとう』』


と言ってくれた。

それを割ったらいい音でそうとそれだけの感想を言ったのだ。

何の価値も分からなそうな2人に苛立ちを覚えた。


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