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……俺Tueeeeも考えもんだな  作者: 糖来 入吐
始まりの町で……
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28話『出会い』

そこにいたのは1人の青年だった。

年は自分たちと同じくらいの17歳くらいの男だった。

男はチンピラに言った。


「女の子を殴ろうなんて男のすることじゃないと思うんだが?」

「ああ!! てめえに関係ねえだろうがよ! それにたとえ女でもやっていいことと悪いことがあるじゃねえか! そんな時も殴るなって言うのか!」


とチンピラは睨みながら男に言った。

男は


「確かにそう言うときもあるが、だからと言って殴っていい理由にならないし君が今殴ろうとしているのもおかしいと思わないのかい?」

「思わんね!! 俺様にぶち当たったらどうなるか分からせてやるぜ!!」


そう言ってチンピラは掴んでいた男を殴りかかった。


「危ない!!」

「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」


2人は悲鳴を上げた

が、


「なっ何!!」

「やれやれ」


チンピラの拳は男に捕まれていた。


「少し痛いが我慢しろよ」


そう言って少し掴んでいる拳を握った。

すると


「いてえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!! なっなんなあだああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」


とチンピラは涙を流しながら蹲った。

チンピラは


「なっ何なんだよ! この化け物が!!」

「化け物じゃないよ、君たちと同じ人間さ、多少力に自信が合うだけだ」

「お!! 覚えとけよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」


そう言ってチンピラは逃げて行った。

そして男は2人の方を見て


「大丈夫ですか? 御怪我はありませんか?」


と問いかけた。

2人は


「ええ、大丈夫です」

「私も、助けてくださってありがとうございます」

「それは良かった、あんな人たちもいるので周りを気を付けて歩いた方が良いですよ」

「はっはい!!」

「お気遣いありがとうございます、リンもごめんなさい、私が走ってたからリンに迷惑を掛けて……」

「良いわよ、私も少しはしゃいでたし強く止めなかったから……」


そう言ってすまなそうにしているメリアにリンは優しく言った。


「このことは内緒にしておきましょう!」

「え! でっでも!」


突然のリンの提案にメリアは戸惑った。

するとリンは


「少しぐらいずるをしてもいいじゃない、私にとってあなたは親友なんだから! それにこれとは関係なくまた危険のことがあるかもしれないし、その時は助けてくれると嬉しいです!」


とリンは野菜しい笑顔で言った。

メリアは涙を流しながら


「分かった……ありがとうね」


と嬉しそうに言った。


「仲がいいんですね」


それを見ていた男は微笑みながら言った。


「そりゃそうよ! 私とリンは親友なんだから! 小さいころからずっと遊んできたもの!」

「もうメリア! 照れるじゃない!」

「照れなくてもいいよ! 友達を大切にするなんて言い事だと思うよ!」

「「ありがとうございます!」」


そう言って2人は嬉しそうにしていた。

すると男は


「すまないが、ここで安い宿屋はありますか? どこも高くて……」


と言った。

するとメリアは


「うーん、ここの安い宿屋か……いくらぐらい持ってるの?」

「6000デウスです」

「ああ、それだけか……それだとちょっと厳しいと思うよ……」

「そうですか……」


この国の宿は安くて6500デウスである。

そのため男の持ち金では一泊すらできないのである。

リンは男に聞いた。


「軟白するんですか?」

「まあ、えっとせめて3泊ぐらいかな、少しこの町の事も見てみたいし……」


と照れくさそうに言った。


「そうなんですか! 何をなさってる方なんですか!」


とメリアは聞いた。

すると男は


「えっと、無謀と言われると思うんですが……魔王退治をしようかと……」


と恥ずかしそうに言った。

2人はポカンとした。

魔王を退治しようなんてここ100年誰も考えなかったと、王国の書物にも書かれていなかった。

そしてそれを行う者は相当の夢見がちかただのバカだと言われてしまうのである。

しかし2人は


「へえ!! すごいじゃないですか! 私誰もしたことがなさそうなことを夢見て実現させるような人ってすごいと思いますよ!」

「私もそれはすごいいいことだと思います! あのまま放置するべきことじゃありませんし、いつか誰かが考えて思い立って行動しないといけませんし!」


と憧れながら言った。

男は照れくさそうに


「まあ、でも根拠もないし、皆から馬鹿にされると思うけどね……それでも俺はそんな罪のない者の生活を脅かす存在が許せないんだよ……それに本当に誰も考えてなさそうだから俺が発端となって皆動き出してくれるだけでも嬉しいんだよ……」


と言った。

それを聞いてリンは


(そうか、この人は必ず自分が魔王を倒すんだじゃなくて、必ず魔王は倒して平和をもたらしたいと思ってるんだ、だからたとえ自分が途中でやられてても他の者が感化されて動き出すことが目的でもあるんだ……)


と感じていた。

メリアは


「えええ! でも普通は自分が倒して見せるって思わないの!」


と聞いた。

すると男は


「確かにそれが一番だよ! でも、必ずすべて思い通りになるわけじゃないよ……だからこそたとえ自分途中で力尽きても他の人が意思を受け継いでくれるようにしておきたいんだよ……ごめんね、自信のないことを言って……」


と寂しそうに言った。

それを聞いてリンは


「ねえ! 君! 名前は!」

「え、えっと中田 和矢です」

「えっと、家名が和矢でいいのかな?」

「いえ、家名は中田です」

「ゴっごめんなさい! では中田様と呼ばせて頂きます! えっとそれで中田様……もしよろしければ私の住んでいるところで止まられますか?」

「え! 良いんですか!」


それを聞いてメリアは


「チョっちょっと! リン! いいの! そんなこと言って!」

「大丈夫ですよ、私たちがチンピラにいきなり絡まれているところを助けてくれたって言えばいいし、魔王を倒すものなのですから無下にはしないと思いますよ! メリアの失態のことはちゃんと内緒にしますから!」

「えっと、別に私のことはいいんだけど……まあ大丈夫か」


とメリアは笑いながら言った。

こうして和矢の止まる場所が決まった。


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