233話『電波ジャック』
「何だ! 命令が滅茶苦茶だ!! 共有できていない!」
イケベーズは脳に響く言葉に翻弄されていた。
聖は
(フン、脳は電気信号を読み取って体に伝達! そして行動する! 反射の場合ならば脳に行くことはないがこいつらの共有は記憶の方になるのだから確実に脳へと電気が送られている、しかしいきなり他の者が考えたことが電気信号として突然出てくることはない! つまりこいつらは自分たちの脳へと送られる電波を他のイケベーズに送ることで記憶の共有をしているに違いない! つまりこいつらの送られている脳の電波を私自身がジャックして命令を変えてしまえばこいつらとて困惑するに違いないんだ!)
と思い札を使ったのであった。
ラグネバールとハイデヤは
「聖! こっちのキメラにも!」
と言ったが聖は
「いや! そっちは猛たちに任せてるから大丈夫だ!」
「??」
「え! こいつらそんなに強いの!」
と言って2人を見ると猛が巨大化していた。
「うわああああ! 何このデカさ!」
「やべええ!!」
ラグネバールもハイデヤも流石にビビっていた。
長谷川は
「いわば魔法によるドーピングだ! 俺Tueeに対抗するのならばこれぐらいの強化は普通だ! 後は俺が猛に命令を送る! 猛! そのベル……」
ズドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!
長谷川は言い終わる前に潰された。
「お前! 何死んでんだ! 猛の命令はどうすれば!」
とラグネバールは困り果てるとベルゲルキメラが勝手に猛を攻撃してきた。
「どがあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
と奇声を発しながらベルゲルキメラに猛が攻撃していた。
そのままベルゲルキメラを
ズゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!
と殴りつけた。
「ぐらああああああんばあああああああああああああああああああああああ!!」
と悲鳴を上げてベルゲルキメラは吹っ飛んだ。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!! つええええええええええええええええ!」
ラグネバールは歓喜を上げた。
ハイデヤは
「お姉ちゃん!! この吹っ飛びを利用すれば太陽にツッコめるのでは!」
「それな!」
と言って2人は次吹っ飛んだ瞬間を狙ってラグネバールは探知を
ハイデヤはワームホールの準備をしていた。
猛は
「やだるうううううううううううううううううううううううううう!!」
と声を上げながらベルゲルキメラに襲い掛かった。
ベルゲルキメラは反射的なのかすぐに避けた。
だが猛も負けずとベルゲルキメラを掴んだ。
「ぐばああああああああああああああああああああ!!」
と悲鳴を上げながらのど元を抑えた。
そして掴んでいる手を引掻いて解こうと奮闘していたが
猛も強化のされ過ぎのせいか興奮状態でその攻撃をものともしなかった。
だがベルゲルキメラの攻撃で猛の一部は石化し始めた。
だが
「私に任せてください!」
と言ってビレニアが猛の石化を解いた。
ラグネバールは
「良くやってくれた!! 投げるんだ! 猛うううううううううううう!」
と声を掛けるとそれに反応したのか猛はその言葉と同時にベルゲルキメラを空中に投げた。
「今だ!」
と声と共にラグネバールがハイデヤに声を掛けた。
ハイデヤは上の方にワームホールを作って待ち伏せさせた。
ベルゲルキメラも本能的に分かり羽で必死にブレーキをかけてワームホールギリギリで止まった。
「な! まさか! これじゃ負けて!」
と言ってラグネバールは悔しそうにしていた。
だが
「ぐばああああああああああああああああああ!!」
と言って猛がベルゲルキメラに石を投げつけた。
「けええええええええええええええええええええええええええ!!」
と悲鳴を上げて石に羽を貫かれて悲鳴を上げた。
ラグネバールは
「今だ! まだ探知はしているワームホールの位置を変えろ!」
「了解!」
そう言ってハイデヤは落ちる方にワームホールを移動させてそのままベルゲルキメラはワームホールの落ちて
「ぎゃしゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
と悲鳴を上げて
ジュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!
と焼ける音が轟音のような音を立ててワームホールから湯気が出て来た。
「勝ったか……」
「ええ、そうね」
猛は終わったことが分かったのか体が縮んでそのまま倒れた。
「おっと! ビレニアちゃん! 長谷川復活プリーズ!」
と言ってラグネバールはビレニアにお願いした。
「仕方ないですね、リザレクション!」
と長谷川を復活させた。
そして
「ノーマル!」
と言って猛に魔法をかけた。
その途端猛の体は縮んだ。
「うおお、生き返ったら猛が戻っている」
と言って長谷川はビビっていた。
ビレニアは
「あなたはいつ大人を見せてくれるんですか?」
と皮肉を言われた。
長谷川は
「やっやってるもんねえええ!」
と言って負けを認めなかった。




