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……俺Tueeeeも考えもんだな  作者: 糖来 入吐
近付く魔王城
229/247

229話『お姉ちゃんの』

バンダードに乗り込んだ4人は


「聖さん!! どちらまで行きますので!」

「取り敢えず魔王のところまでお願い」

「了解しました!!」


と言ってラグネバールは舵を取りハイデヤは魔法エンジンに魔力を入れて発信させた。


ズドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!


猛スピードで空を駆け抜けるバンダードは魔力の壁で空気圧を人にぶつけてはいない為誰も飛ばされることなく進んで行く。


「さてと、例えバンダードでも魔王の場所は沼地としかわかってない、だがバンダードに行けない場所などない! 私のスキル探知の能力を使えばな!!」

「!! え! ラグネバールさんも転生者!」


と猛が聞くと


「私の祖父がそうだったよ! スキルはその受け継いだ力なんだよ! 普通は眠っている宝石類に使うことの方が多いんだけど今回は魔王か! やはり時間が掛かりそうだ! そして探知できてもいけるには行けるが時間はかかる! その為待っていてくれ!!」


と言って目を瞑って舵を運転していた。

すると


「感知!! 見つけたぞ! 魔王上の場所を!! やはりハイデヤ!! お前の力も必要だ!!」

「ハイ! 船長! スキル! 異次元扉!!」


と言ってバンダードは大きなワームホールみたいな場所へと突っ込んだ。

猛は


「すげえ!! ワープだワープ!! 良くアニメで見る奴だ!!」

「そう言えば祖父もよく言ってたぞ!!」

「え! 何で別のスキルがその子に!」

「一緒に来た転生者の女性と結婚したからだ! だがスキルは1人一つまでなのか、私には探知、妹のハイデヤには異次元扉しか備わらなかった。」



と言って少し笑っていた。

そして


「着くまでに約2時間はかかる!」

「短い!」

「1週間ぐらいはかかると思っていた!!」


と2人からは意外と言う感じで言われた。

それを聞いてラグネバールとハイデヤは


「それじゃスキルの意味がない!」

「そうだ! いくら受け継いだと言っても劣化はしていない、粗食なく使える!」


と言って威張っていた。

聖は


「さすがだよ、ラグネバール、そしてハイデヤ、船長と副船長の力は素晴らしいな」

「どもっす!」

「お褒めに預かり嬉しいです!!」


と言って喜んでいた。

猛は


「寝てていい?」


と突然言った。

それを聞いてラグネバールは猛の顔を見て


「大丈夫か? 顔色悪いぞ、酔ったか?」

「吐きそう」

「トイレは下の階な! 決して床で吐くな汚いから!」


と言ってラグネバールの付添でトイレに行った。

その時猛から写真が落ちた。


「?? これって……」


長谷川はそれを見て少し震えていた。

聖は


「どうした? お前も吐くのか?」

「いや、別に……」


と言って


「悪い、少し部屋に行ってもいい?」

「お前の部屋は上の階だ! 吐くなよ!」

「吐かねえよ」


と言って長谷川は部屋に戻った。

ビレニアは


「少しここで見学していいですか?」

「私も見るから見ようか」

「!! はい! 嬉しいです!」


と言って嬉しそうにしていた。

ビレニアは


「はああ、デートみたい」

「そうだな、女同士だけど」


と言って肩を並べていた。

ハイデヤは


「姉ちゃんにも良い彼氏出来ないかな、あのままじゃ生き遅れそう」

「まあまあ、大丈夫だろ、いなけりゃろくな男がいなかったってことだ」


と言って笑っていた。

ハイデヤは


「でも選り好みしてる場合じゃないでよ?」


と言うと

聖は


「人生は楽しく生きることが目的だ、結婚は良いが相手に流されるまま結婚できたら良いじゃ幸せになる可能性が低くなるんだ、上げるための結婚をしても低くなることもあるが自分で選んだ方がショックは少ない、多分」


と言ってハイデヤの心配を払拭した。

ハイデヤは


「まあそうですけどね、姉ちゃんもいい人と結婚して子供産んで欲しいもんだ」

「君はどうなの?」

「結婚かあ、まあ10歳でしたいとは思わないけどな」


と言って笑っていた。

そして、


「いよいよだな、魔王との戦いはいよいよだ、後に時間後何だな」


と言って少しわくわくしていた。

聖にとってそれは素晴らしく夢が叶うことの1つだった。

そして


「そう言えば勇者様が誕生しましたけど、それはどうなるんでしょうか?」

「ああ、多分来るだろうな、勇者ってかなりビビるほど成長が早いし聖剣の導きで魔王の居場所を見つけるんだがな」


と言って少し落ち込んでいた。

ビレニアは


「勇者について行くって言うのはダメだったんですか?」


と聞くと


「癪に障る」


と言ってプライドを見せた。

ビレニアは


「そうですね、確かにそれは嫌ですね」


と言って笑っていた。

ハイデヤは


「まあ、どっちでもいいけど金はもらえるのかな?」


と聞くと


「これ渡しておく」


と言って大金を渡した。


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長谷川はベッドに寝て


「あれって……」


あの時の写真を思い出していた。

写真には猛と思われる子どもと女の人がいた。

長谷川は


「あれって、母親だよな、つまり……」


長谷川は少し考えて


「嫁だよな……つまりあいつって俺の息子……」


と少し呆然としていた。

そして今後の事を少し心配していた。


「俺ってあいつに出逢って良い大人として見られて……」


そして今までのことを思い出して


「ないな……はあ、それは……きついな」


と言ってガッカリしていた。


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