222話『吸収』
ズドオオオオオオオオオオオオオン!
ライザクゼルは突然衝撃波の様なものを出して周りを吹き飛ばした。
「うわあ!」
「なあ!!」
猛と長谷川はその破片で体中をズタズタに切り裂かれて
「ばあ!!」
「がばああ!」
血を噴き出しながらその場でショック死した。
「おッと、2人が一気に殺されたぞ、これはこいつ魔力を肉体が耐えれないレベルで解放しやがったな!」
と言ってライザクゼルを見るともはやただの獣のような風貌になっていた。
「ごろずごろずごろずうううううう!!」
ライザクゼルは相手を殺すだけのことを考えているかのようにそのまま突っ込んできた。
「うわあ!」
聖はすぐさまライザクゼルのタックルを避けた。
だがビレニアの腕に直撃
ぶしゅうううううううううううううううううううううううううん!!」
とビレニアの腕はどこに行ったのかと思えるように粉微塵になり腕を無くした。
「うーん、あまりに痛いと激痛は無くなるんですね」
と言って血の出血だけを止めた。
聖は
「ビレニア、その腕は後で何とかしてやろう」
「ああ! 聖様の手で私は治してもらえるんですね!! 嬉しいです!!」
と言って顔を赤くして喜んだ。
メルデは
「うう、許せない、許せない、皆を! こんな目に!! あなたは私が倒します!!」
と言ってメルデは聖剣を構えた。
すると聖剣は綺麗に光り始めた。
そして
『メルデ、申し訳ございません、私はあなたの苦しみを知りながら話しかけることが出来ませんでした、貴方が覚醒しないと私が目覚めないことを心から悲しく思います、蹴れどもう大丈夫です、あなたの手で四天王ライザクゼルを倒すのです、でもそれでも終わりではありません、他にもベルゲル、謎の女戦士、そしてもう1人はまだ何の手がかりもありません、そしてその四天王を倒しても魔王が残っています、それらを倒さない限りこの世に安楽は訪れないでしょう! 立って戦いましょう! メルデ!』
そんな言葉を聞いて
「長い!」
と聖はキレた。
「お前ら神の言葉って一つ一つが長い! 面倒臭い!! 戦いの最中に言うことかよ!!」
と言って聖剣にいちゃもんをつけた。
メルデは
「えっと! ごめんなさい! 行きます!!」
と言って聖剣を振るった。
しかしライザクゼルは
「グシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
と言って避けた。
聖は
「まあ猛と長谷川はすぐには助けれないだろう、だが時間を長引かせるわけにはいかない」
と言ってビレニアに合図をした。
ビレニアは
「復活させれば戦力になるのでは?」
「まあ確かにそうかもしれないが今やればライザクゼルに攻撃を……」
と思い見てみると思いのほかメルデが
「ヤアアアアアアアアアアアア!!」
「ガアアアアアアアアアアアああ!!」
とライザクゼルの攻撃を防いでいた。
「これは復活させる時間があるかもな」
と言ってまずは猛を復活させるように言われてビレニアはすぐに取り掛かった。
「さてと、またお手並み拝見だ」
と言って観戦した。
メルデは
「ハアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
と聖剣でライザクゼルの攻撃を防ぐのがやっとだった。
「これじゃ、勝てない」
『大丈夫! 私の力を使うのです!』
と言って剣を光らした。
「これは!!」
『神の奇跡です! これを使えば魔力を少し消費しますがあのライザクゼルを戦闘不能には出来るでしょう! 今のあなたにはその技しか使えませんがきっと戦闘経験を積めば魔王も倒せます!』
「いいからさっさとしろ」
と言って聖は聖剣にキレた。
『さっきからの声、貴方聖、あの魔女聖なの……どうしてあなたが』
「えええ、そんなこと言っている暇あるのかよ」
と言って呆れていた。
そして
「ぐがああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
と吼えてライザクゼルは素早く走り聖剣に殴り掛かった。
「くらえ!! 神の奇跡!!」
カ!!
「ぐあああああああああああああああああああああああああああああ!!」
ライザクゼルは光と共に吹っ飛ばされた。
「あ!! あああ……何が……いったい何が……」
見るとライザクゼルの体半分は無くなっていた。
「ぐぶ!!」
血を噴き出して震えていた。
猛は
「ふー、生き返った生き返った」
と言って伸びをしていた。
「長谷川だな次は」
と言っていると聖は
「ビレニアはまずはそれを……私と猛でライザクゼルにとどめを刺そう」
と言ってライザクゼルに近づいた。
メルデは
「殺すの……」
と言った。
「ああ、そりゃな、四天王のひとりだ」
と言って冷たい目線をメルデに送って
「君は甘すぎる、そんなんでよく勇者がやれる」
と言ってそのままライザクゼルに近づいた。
すると
「ぐぞおおお、ぐぞおおおお」
と悔しそうにライザクゼルは泣いていた。
聖がとどめを刺すべく剣を取ったが
「ふふふ、それは我々が貰うよ」
と声がした。
その方向を見ると目の前にキメラの様な化け物がいた。
「うお! これは!!」
そしてそのままライザクゼルを口にした。
ライザクゼルは
「何だ! 何だあああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
と言いながら食べられた。
そしてその化け物はライザクゼルの爪を生やした。
「ふふふ、この爪をストーンスピアーと名付けよう、良いぞベルゲル」
『ベルゲル!! あの誇り高いエルフで魔王軍の四天王がどうして!』
「我々イケベーズがこの世界を貰うからだよ!」
と言って大量の池辺が笑いながら怪物ベルゲルからひょっこり出て来た。




