100話『ミッションコンプリート!!』
聖は笑った。
「敵? 今敵と言ったか? お前が? サンニースの敵を? どうやって? 最弱2人の長谷川にすら敵わないお前が?」
「ねえ? 今最弱って言った? 俺最弱なの?」
「2人って俺も?」
猛と長谷川は腑に落ちなさそうに言った。
聖は続けて
「お前じゃあ無理さ! お前如きが私たちには敵わない、命は取らないよ、まだね」
と言って笑った。
ガルディアは
「そんなの、やってみないと分からないだろ、俺だって油断してたら寝首をかかれるかもだぜ?」
それを聞いて聖は
「ブハアアアアハハハハッハハハハ!! やべええ! ウケル!! 超ウケル!! なにこいつうう!!」
と言って大笑いした。
そしてガルディアは
「はああああああああああああああああああああ!!」
と言って聖まで走り出した。
そしてそのまま殴り掛かった。
「……」
聖は普通に躱した。
「くう!!」
ガルディアは砂を拾い目へ向けて投げた。
だが
「はあ、目がああああって言うと思ったのかね?」
そう言ってワザと目潰しをくらった。
だが聖は目を赤くしながら
「ね? 何ともないでしょ? 痛くない痛くない」
と言ってガルディアをおちょくった。
するとガルディアは
「フン、それはどうか……ぐあああ!!」
「誰が最弱じゃボケええええ!! 俺のこと忘れてんじゃねえぞ!!」
と言って長谷川がガルディアの横っ腹を蹴っ飛ばした。
「ぐうう!!」
その場でガルディアは倒れ込んだ。
そして、手元に何か瓶を持っていた。
「?? 何これ?」
「ああ、なるほど、これが秘策か……どれだけ残念な奴だよ」
と言って聖は瓶を見て言った。
ガルディアは
「俺の知っている限り不老不死の存在は悪魔か吸血鬼だ、お前がその存在であることは明白だ、ならば聖水をかければお前は終わる、そしてその女を失えば戦線は崩壊、お前らの負けだ」
と言って瓶を握り締めた。
それを聞いた猛は瓶を取り上げた。
「な!!」
「没収トン!!」
そして瓶に入っていた水を聖に持って行った。
そして
ビシャアアアアアアアアア!!
と聖の頭からかけた。
「!! 猛!! あなた何をやってるの!!」
ビレニアはブチギレながら猛の胸ぐらを掴んだ。
だが
「猛うう、お前にしてはなかなかの絶望を提供するではないか~これはいいぞ! あいつの表情を見てみろよ!!」
聖は平気そうに垂れている水を舐めていた。
「!!! なっ何で!! 効かないはずは!!」
とガルディアは真っ青になった。
聖は
「逆に聞くんだけど、いつから私を悪魔か吸血鬼だと勘違いしてたの?」
と言われた。
それを聞いて
「くっ糞おお!!」
と言って拳を握りしめて地面を思いっきり叩きつけた。
「さあてと、とりあえず……」
聖が言い終わる前に
「猛……今回は許します、だが! 聖様を殺そうだなんて!! 1000000000年早いのよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
と言ってビレニアはガルディアの顔面を思いっきり蹴り上げた。
「ぐぶうぶううううううううううううう!!!」
口を血反吐を吐きながら呻いた。
そこへ猛と長谷川と聖がやって来て。
「オラオラオラあああ!!」
「何とか言ったらどうだよ!!」
「一丁前の口聞きやがってよおおお!」
と言ってビレニアと一緒に蹴り始めた。
「ううう!! があ! ぐはあ!!」
ボコボコに蹴られているのを見て
「ひっ卑怯よ!! 1人を4人で襲うなんて!! この卑怯者!!」
とレミアールは震えながら言った。
それを聞いた4人は
「えええ……」
「今それ言う?」
「てか、そんなこと言うならお前も戦えよ」
「戦いは非常なものだとすら認識にないとは……」
と呆れかえられて再びガルディアを蹴り始めた。
「があああ!! っぎぎい!!」
すると何か白いものがレミアール足もとに落ちた。
それは歯だった。
レミアールは泣きながら
「もうやめて!! 私がデリクスと結婚すればいいんでしょ!! お願い!! お願いだからもうやめてえええええええええええエエエエエエエエエエエエエエ!!」
と言いながら聖たちを止めた。
それを聞いて
「言質取りました! もう逃れることは出来ないよ!!」
と言って
ガシャン
とレミアールの腕に手錠をかけた。
「ウェー―――イ!! 任務終了うううううう!!」
「ウェーイ!!」
「ウェー――イ!!」
「うっウェー――イ?」
ビレニアは不思議そうに皆とハイタッチした。
「ダメだ……レミアール……君だけでも逃げ……るんだ……」
「まだ言うのかあああああああああああああ!!」
そう言って聖はガルディアを蹴り上げた。
「ぐはあああああ!!」
「止めて!! いいの! ガルディア! 私結婚するから! お願い! 生きてえええええええええええええええ!!」
「ぐううう……レミアール……」
そのままガルディアは気絶した。
「ああ、気絶した」
「まあこれでいいじゃん、こいつも身の程知らずを知ったろう」
「ああ、これでアマノガとデネブは安泰になった! 良かったよかった!」
と言ってデリクスとの依頼を見事に達成した。
そして聖たちはそれを札で連絡した。
デリクスは
「そうか、上手く言ったか、それは良かったよ、君たちに頼んで良かった。」
「一応は妊娠してるか確認したけど大丈夫だったよ、後はデリクス様が種付けさえすれば完了!!」
「ああ、何から何まで世話になった」
そう言ってデリクスはお礼を言った。




