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メジェト様降臨

作者: kuroe113
掲載日:2016/09/03

 お気楽に楽しんでください。

 しかしながら、出来がそんなによくない。

 コメディーは今回が初めてなので気をつけねば


 俺は伊勢刀矢。どこにでもいる対魔師見習いだ。


 桜の花が踊る中、俺はわざとギリギリの時刻に家を出た。

 国内で最も高名な対魔師養成学校である国立朱雀院学園にあえて(ここ重要)、最下位の成績で合格した俺。   

 これから数々の侮蔑にあうに違いない。

 

 だが、心配することはないぜ。

 これから潜在能力を開花させ、学園のトップに立つからな!

 

 今年、この学園には世界で唯一、神降ろしに成功させた天才児が入学するそうだ。

 俺の感が告げる、こいつはいけ好かない野郎だと。

 今だけはいい気でいるがいい。

 お前が持つ、富も、名声も地位もすべてこの俺が頂くのだからな(ゲス顔)。


 その前祝として、ヒロインを落とそうと、曲がり角の前でスタンバってるわけだ。


 ムッ。この気配。誰かが来たようだ。


 行くぜ、トォウ!

 俺は、美少女と出会うべく飛び出した。


 こ、この感触は!

 細い、握れば折れてしまいそうだ。

 上質で優雅な服の手触り。


 そして、たるんでブヨブヨとした肌。


 なんだババアか。


 美少女じゃねえのかよ。(ケッ!)

 美少女だと思って期待して損した。



 なになに、腰が痛い。

 それはぎっくり腰だよ、おばあちゃん。

 もう年なんだから、無理しちゃだめだぜ。

 次からは気をつけろよ。


 とはいえ、流石にこのままだと可哀そうだな。

 仕方ない、湿布を張ってやろう。


 俺の優しさに感謝しろという意味合いを込めて、腰にバンと少々強めに張った(追撃ですね)。

 すると、口から霊魂らしきものが。

 なるほど、これが老衰か(違います)。

 じかに目にするのは初めてだぜ。 

 よし、お札を張っておこう。

 むろん腰に。


 さぁ、まだ見ぬ美少女よ。

 遠慮せずに俺に抱き着いてくれ。



 よし、曲がり角発見。


 行くぜ、トォウ!


 こ、これは!


 何かが足の裏に触れた。

 美少女を探すが、いない。

 もしや、ぶつかった拍子に地面に転んでしまったのかと思い下を覗き込むといた。


 なんだネコか。

 近くに、小さな段ボール箱があって、ニャー、ニャーと泣き声が聞こえるが、きっと気のせいだ。


 あっ! あの猫、加えていた魚をカラスに取られてやがる。(子猫のご飯)

 超、受けるんですけど。


 でも、美少女じゃないからどうでもいいや。


 すぐに興味を失った俺は、新たな美少女を見つけるべく、新たな曲がり角へ。

 これまで、二度失敗しているので、今度こそ成功するようにと、神様に祈りをささげておく。


 ―――見える。見えるぞ。白い布のような何かに身を包んだナマモノがこちらにつ……。


 これ以上は、SUN値がやばそうなので、強制的にシャットダウンした。


 気を取り直して、行くぜ、トォウ!


 こ、これは!


 ―――キイイイィィィっと、何かがこすれる不快な音。

 流線型の黒いフォルムが不安定に揺れる。

 そして、焦げ臭いと、黒い煙。


 なんだ、バイク事故か。

 最近、多いんだよな。

 まったく、気を付けてもらいたいもんだぜ。


 しかも、野郎だ。

 美少女なら助けるんだがな。

 男なら、唾でもつけときゃ治るだろうから、放置でいいな。

 

 さぁ~て、まだ見ぬ美少女よ、待ていてくれよ。(この時彼の歩みは普段よりも早かったそうだ)




 よし、曲がり角発見。


 行くぜ、トォウ!


 こ、これは!


 ラッキースケベきたあああぁぁぁーーー


 ムニュっとやわらかい感触、間違いない。


 デカイ!


 まさに、バ・ル・ハ・ラ!

 

 わが人生に「一片の悔いなし」、そう力の限り叫ぼうとした、まさにその時。

 心の内から、熱い叫びがこだまする。―――まだだ!! と。


 こんな者が人生最高の瞬間!? 俺の人生の終着点がこんなちっぽけなものであるはずがない。

まだだ、まだ、先がある!!

 どうして俺は、この程度で満足した。

 目の前には無限の可能性があるというのに、だから、可能性を区切る必要なんてなかったんだ。


 

 地面へと崩れ落ちるわずかな間。

 宙に浮いたまま、俺は両の腕を楽園(至巧の山脈)へと向かうために必死に動かした。

 俺の体は、前へ前へと推し進められていく。


 あと20、18,10,3,2,1


 そして、届いた。


 そう、真の楽園に俺はたどり着いたのだ。


「申し訳ない。私の前方不注意でこのような事態になってしまうとは。なんとふがいない」


 いえ、むしろご褒美です!


 しかし、この凛とした声、委員長タイプのヒロインと見た。

 

 そんな期待に胸を膨らませ立ち上がると、白い布に身を包んだ非常にシュールな何かがいた。


 美少女だと思った、残念、メジェト様でした。

 まさに外道。



 あなたも、メジェト教に入信してはどうですか。

 素敵な活動内容は次回。

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