笑えるんだ
貴方がいなくなって
私は死ぬと思った
普通に生活できないんだろうなと思った
でもそれは違ったんだね
貴方がいなくなっても
私は普通に生活してるよ
貴方がいない実感がないんだ
でも貴方が此処にいないのは理解してる
心が追いつかないんだ
貴方をずっと探してる
出掛けてるだけなんじゃないか
夜には、朝には帰ってくるんじゃないか
ただいまって、おはようって
また挨拶が出来るんじゃないか
そう思ってしまうんだ
貴方がいなくなったことで
心に穴があいた気がする
でもそれは酷い怪我のようで自覚はない
痛みはない
徐々にその重大さに気付く
貴方の消えた私の世界
私は貴方の代わりを探すの
いるはずないのに
代わりになれる人物はいるわけがないのに
貴方の面影を探し続ける
こういう時貴方はなんて言うかな
笑ってくれるかな
それとも怒るかな
私のことを自分のことのように
悲しいときは一緒に泣いてくれて
嬉しいときは一緒に笑ってくれて
長い間一緒にいた気がするよ
月日は早いね
貴方は二度と戻ってきてはくれない
貴方がいなくても大丈夫だよ
大丈夫じゃなくても大丈夫だよ
私は独りだけど一人じゃないから
心配してくれる人がいるから
その人たちのために私は今日も笑う
心の中では泣き続けながらも
私は貴方のように辛くても悲しくても笑い続ける
そんな強さを手に入れたいんだ
早いかもしれない
壊れるかもしれない
それでも私は尊敬し今も愛する貴方を追って
今日も心配させないように笑い続ける
もう貴方はいないけど
それでもどこかで笑っていると信じてるから
=笑えるんだ 完=