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祈り

 ひとりの女性が子どもを抱いてやって来て、こう言いました。「マザー、私は食べ物をもらいにあちこち訪ねました。私たちはこの丸三日間何も食べていないのです。けれど人々は、あなたは若いんだから、自分で働いて、お金を稼ぎなさい、と言って、だれひとりとして何もくれようとしなかったのです」――マザー・テレサ

 今年も多くの人々が路上へ放り出されてしまった。この年末も、派遣切りに遭ったりして職を失った人たちが路上へ放り出されるだろう。哀しいことだ。

 今の世の中はごく一握りの特権階級をのぞいて誰も倖せにしない仕組みになっている。普通の人々――当たり前のことをごく当たり前にまじめにやっている人々が報われる仕組みにはなっていない。多くの人々が生活や生存そのものを脅かされ、そんな人たちの数は、毎日増えている。このままでは、今は安泰に暮している中流層の人たちも、遅かれ早かれ生活や生存が脅かされるようになるだろう。

 勇気ある一部の人々がこのむごい仕組みを変えようと運動を続けているけど、彼らの取り組みはまだ成功していない。人を不幸にするシステムを築きあげた輩の力はまだまだ強い。勇気ある人たちの活動がうまくいくことを願うばかりだ。

 祈ってみたところで現実はなにも変わらないのかもしれない。だけど、祈らずにはいられない。祈らなければなにごともはじまらない――そんな気もする。

 どうか、路上へ放り出される人が一人でも減りますように。

 一人でも多くの人がまともな仕事を得られますように。

 まともな賃金を手にして、まともな暮らしを送ることができるようになりますように。

 人々を苦しめ続ける今の仕組みが一日も早く終わりを告げますように。



 愛は、今日始まります。今日、だれかが苦しんでいます。今日、だれかが路上にいます。今日、だれかが飢えています。私たちの働きは、今日という日のためにあるのです。昨日は過ぎてしまいました。明日はまだ来ていないのです。――マザー・テレサ

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