ようやくゼロコロナ政策廃止へ動き出した中国
中国がようやくゼロコロナ政策廃止に向けて動き出した。
たとえば、上海ではレストランやショッピングモールへ入る際にPCR検査の陰性証明が必要だったのだが、不要になった。上海で封鎖されていた84の小区(壁で囲まれたマンション群)も封鎖解除になった。
オミクロン株のような毒性は低いが感染力は非常に強いウイルスが流行っている状況ではゼロコロナはむりだ。封鎖された人々の怒りは限界に達していた。封鎖されたのでは仕事へ行けない。死活問題だ。
実は、中国の中央当局は十一月中旬に地方政府へ対してゼロコロナ政策をやめるように通達を出していた。通達は出ていたのだが、今までの惰性というか、本当にゼロコロナをやめていいものかどうか判断のつかない地方政府がゼロコロナ政策をずっと続けていたのだった。今回、中央からゼロコロナ政策廃止を徹底せよとの指示が出て、地方政府はようやくストランやショッピングモールへ入る際のPCR検査の陰性証明提示廃止や小区の封鎖解除を行ったのだった。
ただ、外国から中国へ入る際の隔離はまだ残っている。
入国の際の隔離が廃止されれば、長期休暇の時に中国へ行けるようになるのだけど。中国へ再び行ける日がくるのを待ち望んでいる。