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魔法の桃

 真夜中になにか食べるものはないかと冷蔵庫をあさっていたら、きれいな桃を一個見つけた。

 桃でもむいて食べるか、と思ったのだけど、はたと不思議に感じた。

 この桃は、たしか二か月ほど前に買ったものだった。果物屋で小さなビニール袋一杯分買い、一個だけ食べ残してその存在さえ忘れていた。

 桃はどこも腐っていない。いくら冷蔵庫に入れっぱなしとはいえ、二か月も持つものなのだろうか? 魔法の桃でもない限り、たぶん持たないと思う。ふつうは腐ってしまうはずだ。ということは、農薬がいっぱいかかっているとしか考えられない。

 ――こんなものを食べていたんだ。

 僕は妙に感心してしまった。

 中国の農産物には農薬が大量にかかっていることは知っていたけど、ここまですごいとは思わなかった。

 


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