なんとか平穏に過ごせているけど
安倍が靖国神社を参拝したというニュースを見た時はどきりとした。
東アジアの緊張が高まっているこの時期に参拝して中国を刺激するというのは、戦争をやりたくてうずうずしているとしか思えない。
中国でひと騒動持ち上がるのではないかとひやひやしたが、中国政府は強烈に抗議こそしたものの、そのあとはわりと冷静に対処したので去年の反日暴動のようなことにはならなかった。広東省広州の町はいつもと変わらない。僕はごく普通に暮している。もっとも、反日暴動がもし発生した場合、それが反政府暴動へ転化するおそれは十分あるから、中国政府としてはデモ発生をできるだけおさえたいところだろう。中国はこれから春節へ向かい、出稼ぎ労働者が仕事を終えて次々と帰郷する。生活の不満をためこんでいる彼らがデモに参加すれば、それが反政府的なものになってもおかしくない。
ただ、中国政府も黙ってはいないだろう。いつか必ずこの仕返しをする。それに中国のなかにも戦争をしたくてうずうずしている人たちはいる。彼らが愛国反日を口実にしてなにかやらかさないとも限らない。日本にもいろんな考えの人たちがいるように、中国にもいろんな人たちがいる。戦争をやりたくてしかたない人たちの暴走を抑えるのは、日本にとっても中国にとっても共通の課題だ。
安倍はなにかに憑かれている。いかれているとしか思えない。彼の目をよく見てほしい。まるでなにかに洗脳されてしまった人のようだ。
安倍はおかしいと気づき始めた人も多いのではないだろうか。もちろん、安倍だけではなくて自民党とそれにくみする人たちもおかしいのだけれど。
僕はかれこれ足かけ九年ほど中国で暮らしてきた。いろんなことがあったけど、こちらでごく普通の中国人の友人を何人も作ってそれなりに楽しくやってきた。今の暮らしを壊されたくない。
このままではほんとうに日中戦争が起きてしまう。