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今年いっぱいはもう日本車を作らなくていいのかもin中国

 反日運動や暴動や日本製品不買運動の影響によって、中国では日本車の売れ行きが劇的に落ちている。新聞では日系自動車メーカーの工場が稼動を再会したなどと報道しているが、全面的に復旧したわけではない。どのメーカーも、ディーラーからの注文が激減し、そのせいで新車の在庫を多数ためこんで頭を抱えている状態だ。

 十月の生産計画は、どの日系自動車メーカーも年度計画の半分以下。リーマンショック以来の落ち込み様だ。

 しかも、厄介なのは、中国では、景気の減速と自動車の作りすぎで新車が供給過剰になっているものの、リーマンショックみたいにお金がないから車を買えないのではなく、市況は相変わらず活発なのにみんな日本車を敬遠しているだけだということだ。日本車の売れ行きがぱたりととまっている合間に、フォルクスワーゲン、アウディ、GMといった欧米車の売れ行きが伸びている。日本車のシェアが食われているわけだ。

 一部では「もうめいっぱいの在庫があるわけだから、年内は自動車を作らなくてもいいんじゃないか」とため息まじりの冗談もささやかれている。生産ラインの稼働率が半分以下に落ちこみ、先行きも不透明なため人員整理を考えているという部品メーカーの話もちらほら聞く。こんなことでもしくびにでもなったら、その人はそれこそたまったものではないだろう。

 来月の半ばあたりにはなんとか先行きが見えるようになればいいのだけど。

 時代のうねりに振り回されているよな、とつくづく感じる。

 

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