表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

私の彼が、私が作った料理を美味しく食べてくれるのが一番好き!

作者: 七瀬





”私の彼が、私が作った料理を美味しく食べてくれるのが一番好き!“




私が今の彼と付き合った理由は?

彼が美味しそうに料理を食べている姿を見て私は彼と付き合った。

そもそも食べ物を残す男性とは私は付き合わない!

モノを粗末にするような男性は女性も粗末に扱うと勝手に思っているからだ。

彼はお店に入るなりメニュー表を見てはニコニコしながら何を選ぶか楽しん

でいる男性で、そんな彼は私はステキだなと想えた。

きっとこういう男性は、”私が作ったどんな料理も美味しそうに食べてくれる

のだろう。“



『”ねえ? 今度俺に手料理作ってくれないかな?“』

『別にいいけど、何か食べたい物とかあるの?』

『何でもいいよ! 得意料理とかあればそれがいいな~』

『オムライスとか最近作るかな?』

『じゃあーそれがいい!』

『分かった、作ってあげる。』

『楽しみにしてるね!』

『うん。』





・・・案の定、私が彼の為に作ったオムライスを彼は美味しそうに

食べてくれたわ。

あんな嬉しそうに口に頬張って食べてくれたら? また作りたく

なるじゃない!

”ずっと美味しい美味しい“って食べ終わるまで私に言ってくれたの。

それが何より私は嬉しかった。



正直、私は料理が得意じゃないと思っていた。

”元カレからは、あんまり料理上手くないんだな“ って言われた事も

あったし、出来れば料理なんて作りたくなかったのにな。

でも今の彼は、私が何を作っても美味しいって言ってくれる。

その言葉が欲しくて、私は彼に料理を作ってあげるの。




『次の日曜日、何か作ってほしいものある?』

『生姜焼きが食べたいな~』

『それ作った事がないけど、頑張って作ってみるね!』

『マジで、楽しみにしてる。』

『うん!』





彼の喜ぶ顔を見たくて、つい私は頑張ってしまう。

”よく胃袋を掴まれる“という言い方があるけど、、、?

私が作った料理を美味しそうに食べてくれる彼に私が心掴まれたみたい。

もう他の男性ひとじゃ物足りないの!

彼がイイ、彼じゃなきゃダメだって分かったわ。





『明日、親子丼作るね!』

『マジ、俺! 親子丼ダイスキ!』

『良かった、美味しい親子丼作るね。』

『うん。』




彼と結婚しても、毎日の料理にきっと不満を感じないと思う。

それどころか、彼の為に私から料理を作ってあげたい!

それに彼、凄く大食いでよく食べるの。

美味しい美味しいって言いながら、バクバク私の料理を食べてくれる

彼が一番好き!

いつかこの男性ひととなら、一緒になっても家庭は凄く楽しいと思うな。




『次の土曜日、何作ってくれるの?』

『何がいい?』

『カツカレーが食べたいな~』

『オニオンスープもつけてね。』

『それいいね!』

『じゃあ、楽しみにしてて。』

『うん。』








 *





・・・そして私は今の彼と”結婚“しました。

今では毎日、彼の為に作る晩ごはんが楽しくてたまらない!

ずっと苦手だと思っていた料理が彼のおかげで今では大好きになった。

私は毎日、彼の為に料理を作り続けるわ。

それと、”彼が持って行くお弁当も毎日欠かさず作るしね。“

彼が私が作ったお弁当を美味しそうに食べている姿を思い浮かべながら、

私は今日も㏂4時起きでお弁当を作るんだな。



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ