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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。
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ルドルフのドレス

作者:木谷日向子
最終エピソード掲載日:2025/02/13
ドイツのしずかな森に抱かれた屋敷。双子の兄弟、リヒトとルドルフは、互いの境界が曖昧なほど深く結びついて育った。
ある夜、ふと目を覚ましたリヒトは、隣にいるはずの弟の不在に気づく。漏れ出づる灯りに導かれ、覗いた部屋で彼が目にしたのは、華やかなドレスを纏い、陶酔の表情を浮かべるルドルフの姿だった。
弟の真の姿を、若きリヒトは恐怖ゆえに拒絶してしまう。
翌朝、姿を消した弟を探し彷徨うリヒトが辿り着いたのは、中庭の緑深い池だった。
水面に浮かぶのは、あのうつくしいドレスを血で汚し、冷たくなった弟の遺体。リヒトは池に飛び込み、亡骸を抱きしめ絶叫する。そのうつくしさを認める言葉は、もはや届かなかった。

歳月は流れ、19歳になったリヒトは、エリカ大学で虚無的な日々を送っていた。
そこへ現れた日本人留学生、西園寺輝(さいおんじあきら)。
誰からもあいされる太陽のような輝と、あいされても孤独な月のようなリヒトは、相反する存在だった。
一方、輝はリヒトの凍てつくようなうつくしさに惹かれつつも、彼の接し方がわからず、とまどいを覚えていた。

そんな中、輝は友人クルトに誘われて映画を鑑賞する。それは、男性同士の愛を描いたものだった。思わぬ内容に動揺するふたり。後日、クルトからリヒトの「奔放だけれど、誰にも心を開かない」という不穏な噂を聞かされるが、輝の心には違和感だけが募ってゆく。
雨の日の放課後。忘れ物を取りに戻った薄暗い教室で、リヒトが独り、深い闇に沈んでいた。
第一章 リヒトとルドルフ
第一話 リヒトとルドルフ
2025/01/10 14:58
第二話 夜の屋敷
2025/01/13 17:44
第ニ章 輝とリヒト
第一話 輝の新しい朝
2025/01/17 11:40
第三話 茜色の街灯
2025/01/20 08:54
第五話 リヒトのドレス
2025/01/23 00:27
第三章 ドレスにさよならを
第一話 九月と自転車
2025/01/24 20:20
第三話 ライトブルーの爪
2025/01/30 13:09
第四話 冬枯れる時
2025/02/01 12:55
第五話 あきらめきらきら
2025/02/04 14:15
第六話 月から降る雪
2025/02/05 15:29
第九話 並行な白
2025/02/11 08:16
第十話 彼らだけの蜜月 
2025/02/11 13:45
終章 ルドルフのドレス
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