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イバーラク空戦録  作者: 南雲司
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真空の船

ハイファンタジーの世界に舞台を借りたSF、但しサイエンスファンタジー、です。エルフやドワーフ、ゴブリンやオークも後々出てきますが、露出は極めて少なく、またかなり古いタイプです。つまり女性を拐って繁殖したりはしませんし、オークはマッチョでゴブリンはイタズラ好きなだけの小鬼です。コボルトは作中には出てきません。


[みずぐるま]

 俺はサルー・モイ・チュダイ、ここ王立気球研究所で主任研究員をしている。目下のところ最重要な研究素体はこの石だ。

 形状は漬物石を平べったく押し潰したかの様で、表面には無数に細かな穴がある。軽石にもみえるが、この無数の孔は表裏を貫通していて、そこが軽石とは違う。

 裏から吸い込んだ水は高温の水蒸気となって表から吐き出される。回転石とも水車[ミズグルマ]とも呼ばれる。


 表裏の見分けは簡単につく。水を掛けてやればいい。未加工の物は湯石と呼ばれ、名に相応しい使われ方をする。

 水車と呼ばれるのは噴出する水蒸気が巧く渦巻き状に成るように孔を調整した物の事だ。極めて繊細な業で、細い針金で余計な孔を塞いでいくのだと言う。


 水車は、様々な用途に使われる。蒸気での回転は意外に力強く、脱穀、製粉、隣国のイェードゥでは、どのような仕掛けかは知らないが揚水にも使われていると聞く。

 タンデムという手法が見付かり大船をも動かせるようになった。詳しくは知らないが我が国イバーラクとイェードゥとで建艦競争の真っ最中だ。

 俺達は気球を動かすのに成功した。


[真空気球]

 気球は浮き海月の気嚢を膨らませた物に網を被せた物だ。網の下には篭が下がる。曾て篭の側面に帆を取り付け空中機動を試みたが失敗した。

 上空では風と同じ速度になる。詰まり無風になる。帆の使い様がない。水軍の技官には、水の抵抗無しで風上へは走れない、と嗤われた。


 気嚢には空気より軽い物が入っていて、何かと言うと真空だそうだ。困惑した。何故ぺちゃんこにならない。

 空間の情報を書き換えるのだと魔術師のシャオは言う。

 重さはなく、斥力だけの空間。さっぱりわからんぞ。

 とまれ、水車を積み込んだ気球は空を自在に動き回った。遅いけど。


[空軍]

 空軍筆頭技官を拝命した。

 佐官待遇の軍属で、軍人ではないので法服貴族と視為されるらしい。いつ空軍が出来たんだと訊いたら、これから作ると言う。暫く司令も兼任しろって何だよ。

 一応ノブレス義塾は出ているから、兵隊ごっこも出来ない訳じゃないけど。それでいいのか、エーアス長官。

 ちなみに、エーアス長官は兵部省の長官で軍人のトップ。


 研究用の軽気球2機、研究員、自分も含めて二人助手一人、番犬の筈の、知らない人が来れば、隠れてしまうシャイなペット一匹、計三人と一匹。

 これが我が王国空軍の、絢爛たる陣容だ。ちなみに須く民間人。

 来月になれば王都防空隊の係留気球が何機か合流するとはいうけれど。なんだかなあ。


[シャオ]

 シャオは魔術師だ。義塾を首席で卒業した。なのに、ちまちま気球を弄っていた俺の処にに転がり込んできた。

「女だとお茶汲みくらいしかさせて貰えない」と、普通なら垂涎の部所を蹴ってうちに来た。ありがたや。

 気嚢から水素を抜いて真空を詰め込んだのは、シャオだ。こんな天才いない。


[増員]

 最新式の水車搭載車が来た。自動車というそうだ。後ろには馬車を数台引き連れている。何だろうと皆で視ていると、長官が降りてきた。

「サプラーイズ」

 ガスを抜いた軽気球2機と機材、乗員と警備兵合わせて十二名程、今日から使えと言う。

 いや、ありがたいんだけど、寝るとこどうすんの。報連相どこいった。


 十二名は防空隊から空軍に正式に配転に成った。それっぽい着任報告を先任である四十絡みの准尉がした。

 なんとか・ヤーモットと言う名前でファーストネームは聞き逃した。

 この年で准尉と言うことは、兵卒からの叩き上げだろう。前線なら、並みの少尉中尉より余程頼りに成るだろうに、生憎ここは後方だ、勿体ない。

 て、戦争してないから良いのか?きな臭いんだけどな。


 元防空隊組が、着任報告を終え広い敷地の隅で天幕の設営をしている間、長官は犬と遊んでいた。人見知りで臆病な生娘は、犬小屋に籠って唸っていた筈なのに、気が付いたら、ポートの真ん中で長官と取ってこい遊びをしていた。

 人たらしとは知っていたが、犬たらしでもあるらしい。ちな、ブラッディー・マリーが犬の名。


[泥縄空軍]

 准尉達に、水車搭載気球の取り扱いを半日程レクチャーした後、後の習熟訓練は任せ、入手した二機の改造に取り組むことに為った。実験機を訓練用に取られちゃったしね。

 二日程経った早朝、設営隊が到着した。本隊との合流は半月後に迫っている。結構シビアな日程かもしれない。


 合流が一週間後に迫った頃、漸く改造の大部を終え、新型発動機の開発に入った。これが完成しないとまともな試験も出来ない。改造気球は二個の気球を繋げ乗り篭も前後に長くなった。今ある発動機では馬力が足りない。

 泥縄の批判は甘んじて受けるが、開発とはそういうものだ。


[初めてのお使い]

 早馬が飛び込んできたのは、そんなバタバタしている時だった。騎士団からの北の森の偵察要請だった。

 別立ての軍だから要請となっているが命令みたいな物だ。色々と不都合があって断れない。

 助手に地図を用意させ、准尉を呼び出した。


 准尉を慌ただしく送り出すと、助手のヤースィに二本の筒を担がせて、シャオが来た。新型気球に取り付けると言う。

「こんな事もあろうかと」と勝手に開発した噴進型発動機で、水車ではなく湯石をタンデムに配置した物だ。配置方に依る干渉は、空間書き換えで無理矢理に押さえ込んだそうだ。

 何でもありだな。


 俺は司令なんだが、と言う主張も虚しく乗り篭に押し込められた。

 噴進機は大した出力で速いには速いがピッチングが酷い。上向きのトルクを篭の前後のフィンで押さえ込むのだが、出力が安定しない。酔いそうになった。

 シャオは舷側から顔をだして離れなかった。操舵の兵曹は元気に歌を歌っていた。


 大分後に燃費はどうなんだと訊いた。水を回収循環させて使える水車と違い、短時間でタンクが空になるのではないか。

「転移石を近くの湖に放り込んであるから大丈夫」無限に補給出来るらしい。

 いや無理だから普通、どんな式を書けばいいんだ?

「其れより出力が問題、構造的に安定しない」

 緊急用にしか使えないな。


[合流]

 近づくと、准尉が弩を向けていた。格納庫で何度も視ている筈だが、空中だと印象が違うらしい。気嚢ぺしゃんこだったし。

 森までの道程中程の処で、良風だったのか意外に速い。降りて遅れている支援の馬車を待つ事にした。

 二機が三機に増えたら、擦り合わせ要るよね。決して船酔い休憩じゃないよ。


 ペラ気球に速度を合わせたお陰で、厄介だったピッチングは、ほぼ収まった。

 さっき迄一番機だった二番機から准尉が射手として乗り込んできていた。

「司令は飽くまで司令、本官が隊長であります」

 隊長が一番機に乗るべきだと、眼を少年のようにキラキラさせて、主張されれば乗せるしかないよね。


[羽ばたき気球]

 森の中心部から扇状に三つに分け、一番機は距離の遠くなる最奥を受け持った。この区画は、また最も広く隣国との国境に接している部分でもある。

 正直油断があった。翼竜等も居ず、森に気球にとっての危険があるとは思っていなかったのだ。接敵したのが一番機だったのは、幸だった。


 始めから判ってはいたが、上空から森を観測するのは限界がある。それでも何かを見付けなければならない。

 今月に入って捜索隊も含め四つのパーティーが行方不明になっている。森人の領域外での事だと言う。

 全員が地上を見つめていた。なので気嚢の一つがボルトに射抜かれたのに気付くのが遅れた。

 何、今の音。


「司令、指揮権を」寄越せと言う。

 寄越すも何も乗り込んでからずっと仕切ってたじゃないか。とは言えないから、一言。

「ゆーはぶこんとろーる」

 敵は隣国の気球で篭が密着するように気嚢に付いている。ペラが使えないからか、二枚の帆を張り出し羽ばたかせる仕様だ。

 搭乗員、酔いそう。


「上を取れ」准尉が叫ぶ。

 フルブーストの激しいピッチングを利用して兵曹がフィンを開放する。

 噴進機は立ち上がるように急上昇。敵は付いてこれない。自機の気嚢が邪魔で射撃も出来ないだろう。

「糞、流される」

 旋回すると気嚢が置いていかれて横倒しに成る。もう、何が何だか。


 シェィカーの中で振り回されると言う経験が唐突に終わり、空戦が終わったらしい事を知った。

 准尉に指示を請われた。乗員は射殺された様で敵機はぷかぷか浮いていた。曳いて帰る事にした。

 シャオは舷側に張り付いて、レディーが出してはいけない音を盛大にたてていた。


[帰投]

 騎士団の砦に向かう事にした。イェードゥが森に侵攻して来たことを周知しなければならない。支援の馬車も、居る筈だ。

 どちらの気嚢も穴だらけだが、持つのかと訊いたら、心配ないとの答え。噴進機は、穴が空いたところで抜ける物が入っていないと言う。訳が判らない。敵機はギリギリとか。


 置いていけと偉そうに要求する砦守護に

「こちとら空軍司令だ」

 誰に向かって物言ってんだ、しまいにゃ陛下に言い付けて、お尻ペンペンして貰うぞと、虎の威で凄んで羽ばたき機を確保した。支援馬車に積み込み先に返した。

 俺達は二番機と三番機を待って研究所に帰投した。


[水軍技官]

 名称が色々変わった。

 研究所は工廠兼空軍府で中に統合本部やら、作戦司令部やら参謀統括部やら、何をするのか良く判らない物が、ごっちゃに詰め込まれる事になった。

 水軍からはレンタルで技官が派遣されてきた。水車機関の専門家で帆かけ気球を鼻で嗤った技官だった。

 お前かい。


 羽ばたき機を解析して多くの事が判った。

 機構が軽量且丈夫である事、発動機が優秀である事、気嚢と篭を連結するに網ではなく金属のベルトを使って密着させている事、等。

 いい技官がいる。

 一番脅威なのは酸化剤を仕込んだ水素反応ボルトで、対処の一元化の為防空隊は空軍に編入される事になった。


「海月要らねえんじゃね」

 水軍技官の一言で一気に開発が進んだ。

 シャオの真空なら気密性は要らない。詰めると球形である必要もないことが判ってきた。

 問題はシャオ以外に真空を扱える者がいない事だが、複数の魔石を組み合わせて式を構築する事で、解決した。

 形状の制約が大幅に外れたこともあって、かなりな大型の機体が可能となった。図面を見て思う、これはもう船だ。

 飛空艦と名付けた。


[森人]

 隣国の戦略は通り抜け不能だった筈の森を抜けて、我が国の背後を突く事だったと思われた。察知され騎士団の展開を許したことで動きを止めていた。互いの気球に依る偵察遭遇戦が戦いらしい戦いで、戦争はまだ始まってもいなかった。

 准尉は三機撃墜した。

 森人達の動向が訝しまれていた。信じられないことに、侵入を赦しているようなのだ。


 これは巨大な鳥だ。浮かび上がった飛空艦を仰ぎ見て、そう思う。

 やや平べったい胴体の横腹から、二枚の翼が突き出している。

 発動機とペラは翼上にあり胴体とは干渉しない。

 尾部には噴進機も緊急用に設置してある。

 銃座は上面と下面にあり、死角がない。

 艦橋は前部に配置してある。

 平行して建造中の二番艦も、もうすぐ艤装が終わる。


 二番艦の進空直前の慌ただしい時にまたもや騎士団から使いが来た。なにかい、忙しい時を狙って訪問するのは、軍規か、なんかかい。

 今度は早馬ではなく馬車で、二人の森人が降りてきた。

 長い耳、明度の違う緑の端切れを出鱈目に繋ぎ合わせた様な戦装束、戦化粧。

 嫌な予感がした。


「エルフ ウソつかない」

 カタコトの王国語で、訴える半分も意味が判らないが、

〈神樹を質に取られ、占領を許した。手を貸せ〉と言う事らしい。

 何故、空軍に?

「ワルイクラゲ 火 おとす ユグダモエル」気球が相手か、ならウチだな。

 しかし、狼を逐うに虎を恃む。それでいいのか森人。


[昇進と昇爵]

 家はユンカーで、俺は三男、官位貰って法服にでも成ろうかと、義塾にはいった。当時塾長の長官になぜか気に入られ、就職難にコネも無くオロオロしていた処、研究所を世話された。

 足を向けて寝られない恩人だ。

 出陣の段になって、その恩人から連絡が来た。叙爵するから来い。

 報連相どこへ略。


 准尉の活躍は、空軍の株を多いに上げた。宣伝も兼ねて昇進させたら、本人感極まって泣き出した。焦った。

〈准尉〉でキャリアは終わりだと思っていたのだ、と言った。なにすぐに中尉に上がるさ。

 准尉改め少尉を、飛空艦第一小隊長に任じた。一個小隊は二艦編成。それが今出陣した。

 ちな、准尉じゃなくて少尉の名前はサーシム・ヤーモットだった。なんか強そうだ。


 貰えたのは、騎士爵。領地を持たないユンカーと思って貰えばいい。兵部省に到着の報告をしに行ったら、そのまま叙爵式の流れになった。

 王様に謁見とかしないんだ。お金が掛かる?なるほど。

 うろ覚えの作法で片膝をついたら、足が逆だと直された。右をつくのか、よし覚えた。

 官位はそのままだが爵位が貰えたので法服貴族から一代貴族に身分が変わった。やる事は変わらないんだけどね。


[制空権]

 作戦はこうだ。神樹上空の制空権を確保する。以上。

 気球での焼き討ちさえ防げば、後は、森人が何とかするだろう。騎士団の参加は連携を理由に断られた。

 水素反応ボルトは開発済みで、真空気嚢式の我が軍は圧倒的に有利。戦後の駐屯も見越して、動ける気球は全機出撃させたし。


 二番艦と気球が数機帰って来た。酷くボロボロで、二番艦は特に被覆が剥がれ、真空が剥き出しになっていた。

 ギリギリ迄積んだ怪我人を医務室に運び逐えた後、報告を聴いた。

 勝つには勝った。

 敵羽気球は殲滅した。

 新兵器があって半数が被害を受けた。

 黄リンを鏃に仕込んだボルト。


[人手不足]

 水軍技官が正式に空軍に配属になった。専門は発動機関だが艦体や流体にも詳しく、工廠を任せる事にした。

「筆頭技官に任ず」

 階級は中佐で、実は空軍での最先任になる。司令が左官待遇の民間人だしね。

 とまれ、やっと空軍府に専念出来るようになった。一番の課題は人材の確保だ。


 長官があちこちから、引っ張って来て放り込んでくれるので、なんとか成ってはいる。

 問題は元防空隊が母体の戦闘隊。空に上がれる士官が少尉一人しかいない。士官は地上から指揮を取るのが伝統なのだそうだ。

 塹壕からサーベルを突き出して、突撃と叫ぶ種類の指揮らしい。反乱起きるぞ。


 降下布と言う物がある。

 係留気球の破損時、背負って飛び降りる。

 本体は長方形の布で多数の紐でベルトに繋がっている。空気抵抗で落下を押さえる。紐を引く事で滑空旋回ができる。

 先の戦闘で大損害を被った折り、死者が出なかったのは、これを装備していたからだ。

 士官達はこの訓練をしていない。


[将官]

 例の如く、唐突に長官が現れて懐から辞令を取り出した。准将になれと?騎士爵への昇爵はこの為か。

 文官の法服と違って武官の騎士なら一足飛びに将官に任命し得る。どっち付かずの軍属から、正式な軍人になれば、遣り易くはあるが、相応しい後任が来る迄の繋ぎでは無かったのか。今ならなり手は幾らでも居るだろうに。

 そう言う前に、犬と取って来い遊びを始めた。逃げたな。


[義塾]

 兵学校出は、そのまま任官するのに対し、義塾出は就職活動をするのが常だ。

 前者がそれぞれの軍府に属し、後者がそうでないからだ。嘗て王族が開いた、私塾でもある。兵学出が余りに脳筋揃いなのを憂えたのだそうだ。

 軍官僚の養成を旨とし、陸軍水軍の別は無い。

 騎士団はまた別だ。


 その義塾に空軍科を併設して貰う事に為った。

 士官学校を持つ余裕がない、そう長官にお願いしたら教官を出す事を条件に掛け合ってくれた。地上組の士官の内、ましな中尉を派遣した。

 高所恐怖症を気に病んだのか、熱心に働いていた。

 残りの仕官は総務課を作って放り込んだ。邪魔だし。


[致死]

 修理の終わった二個小隊六機の気球と交代で、少尉が帰って来た。帰還報告に、森の様子はどうだと訊くと、酷いもんだ、と返ってきた。

 女子供を含めかなりの森人が死んだらしい。

 森林戦だぞ。森人の独壇場ではないのか?

「新兵器ですよ、司令」鹵獲した物を工廠に運ばせたそうだ。

 一体幾つ隠し玉を持ってるんだ、イェードゥ。


 その新兵器を見に行った。

 円筒型の筐体の横から筒が飛び出していて、少し内側に漏斗の様な物がある。

 小指の先程の鉄球を漏斗に容れると、仕込まれた回転石で内部を一周して、筒先から飛び出す仕組みだ。

 弩程の速度は出ないが、ばら蒔かれる小玉は避けようがない。

 厄介な事に[致死]が付与されているそうだ。






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