表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

千年王国の戦い

ある春の日の事

その日は、誰かの祭日であって誰かの苦難の日々の中かもしれない、ただ一つ言えることは、彼らは生きているという事である。

いつものように朝を迎え、いつの間にか夜を迎える。そんな一日になる筈だったのである。

公暦1962年2月20日

この国ーーグレートウェスタン共和国は、同盟国デスタリア合衆国と冷戦を繰り広げる、ハレルリ連邦の軍の動向について閣議を行っていた。首相ヴェルモント シュアルアはまだ40代という若手であった。閣議をしながら、いつものようにテレビジョンから送られてくる国会中継を見る、(また酷な事を言われてんなぁ)と思いながら首相は眼差しを送る。ふと首相は自国の歴史を思い返した。半世紀前まで世界の3分の1をも持った大帝国出会ったのだが18世紀後半の世界大戦によって国力を大きく削ることとなったのである。閣議を終わらせようとすると、廊下から走ってくる音が聞こえたので待っていると、外務者勤務のテラスタ副大臣であった。青くなった顔を見た内閣のメンバーは、ただ呆然とするしかないのである。呆然と見つめられていた先程まで微笑が漏れていた、外務大臣グリスリートは冷戦沈着として知られた男であったが、その男が身震いをし始めたのである。若き首相は問うた「どうしたんですか?グリスリート大臣?」周りも同意見であったが声をかける勇気を持ち合わせていたのは首相だけであった。この勇気は美しく無謀な物であると歳を老いた議員からよく言われる。恐る恐る大臣は答えた、「今日まで、いえ正確に言いますと1892年から本日まで、我が国とベルズ帝国は不可侵条約と平和主義に基づいた外交を行ってまいりました。がしかし新皇帝、ライム フォン ベルドリヒ閣下は拡大主義の元隣国…いえ我が国に24時間に大陸軍の撤退と、政治主権の放棄を求めています…」やはりか…とある程度こうなる事をここが前していた内閣メンバー達の顔も余裕があまりない、戦争など半世紀以上無かったのである。我が国は島国でありながら大陸側の同盟国に、世界最大規模の駐留軍を動員している、

それはかつてのような大戦になった時の為であった。ベルズは敗戦国でありながら大国である…

彼らは騒然とした…

最後通牒に応じればこの国は帝国勢力圏に入るだろう、それはこの島にとって初の侵略を許す行為となる、大陸軍の撤退は安全保障的に無理である。合衆国の応援まで数ヶ月かかるだろう。一体何人の私の知らない人が死ねば世界は平和になるのか?首相はこう思わざるえなかった。


合衆国大統領府

「共和国から緊急通信、ベルズと開戦 ベルズと開戦、救援を乞う との事です大統領プレジデンテ」第32代大統領は少し思考した後に

「ベルズは我が国が手を出さぬくとも滅びるであろう、が共和国との戦争中に連邦軍が介入したら、ベルズは共産主義に染ってしまう、という訳で我が国は海兵隊を全力動員する…」


共和国首都ランデェン

合衆国からの返答を聞いた首相は国民に向け演説を始めた。

「全市民の皆さん、歴史において我が共和政府は1000年以上において政体を変えておりません。その上に歴史上には我が国を侵略できた国家など存在していません。我々は自由の民であり、絶対君主制等に屈しはしません。今この場で申し上げましょう。我が国はベルズ帝国の最後通牒を拒否、この場を持って宣戦布告致します。」演説わ終わりを告げた。

同時刻へレンズ王国東部共和国大陸軍駐留軍総司令部

大陸軍総司令官ヘモエス将軍は参謀の説明を聞き終わり現有戦力で敵と1ヶ月対峙しつつずける、作戦について思考していた。大量包囲が基本的か?等と将軍が考える内に大陸軍は迅速に戦線に張り付いた。


開戦から3日

合衆国 共和国の宣戦布告により同盟国であるへレンズ王国 カタルア共和国 ベネンス連合 大神楽帝国 景 が参戦(連合軍) ベルズ帝国側でへストリア帝国 オルマニカ帝国が参戦(同盟軍)

ここに第二次世界大戦が始まったのである。

初動で同盟軍は高起動化戦力でいっきに制圧にかかるが連合軍の国境守備要塞の激しい抵抗により、部隊は半壊。東洋の神楽と景の大艦隊は西洋をめざし出航したのだった。

ヘモエスは未だに作戦制作に手間取っており。

連合軍は反撃の体制に出るまでに半年を要した。その半年の間に共和国及び各国で挙国一致内閣が確立、徴兵制など急速な軍拡が進み、戦争特需とも言われるべきか、景気は大きく前進した。しかしその半年という時間は同盟軍に回復の余地を与えたのである。長距離ヘリコプター打撃軍がへレンズを襲ったのだ。しかし同盟軍は思いも寄らぬ反撃を受ける事となる。

制空権は数に優る、連合軍が握っていたのだが。ベルズの主要都市各地に空挺部隊を送り付けたのである。その空挺部隊の対応におわれる同盟軍を後ろから連合軍は攻勢を仕掛けた。

結果は26キロの前進であった。大戦果である

共和国の議員内では既に戦後与党が生き残っているかが話の重点であったのだ。

しかし内閣はやれるだけをやった。

速やかな制度整備は戦後大きく評価されるべき事案である。

何故ベルズ帝国と共和国は不仲なのか?時代は18世紀後半、帝国統一戦争中に共和国が回ニュするという事件から、長い間の対立が続いているのである。



私が 貴方が いつどこで 何が 何を 襲うか僕らはまだ知らない…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ