表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
すべてはハルヒから  作者: まっつん
8/8

ハルヒが出ない

 私の人生のバイブルとも言うべき「涼宮ハルヒシリーズ」がぱったりと出なくなってしまった。時期があった。涼宮ハルヒの分裂から驚愕までの約四年間である。

 分裂の最後は長門が熱を出してぶっ倒れたという衝撃的なエンドだっただけに続きが気になってしょうがなかった。しかし一向に続きは出ない。

 最初の二年くらいはまだかまだかと楽しみにしていたが後半はすでに諦めムードだった。

 もう終わってしまったのか、これから私はどうすればいいのだろうと途方に暮れるほどだった。

 それでも、飽きもせず何度も何度もハルヒを読みなおしたりアニメを見なおしたりした。そして、ついにハルヒの新刊「涼宮ハルヒの驚愕」が発売されるという情報を入手した。私は大慌てて市街地にあるアニメイトに予約をしに行ったことを覚えている。田舎だったので、アニメショップといえばアニメイトだった。

 入手した新刊はなんと前後編に分かれていて、実に読み応えたっぷりな内容だった。これは待ったかいがあるものだと思った。


 ところが……。


 その後また新刊がでなくなってしまった。これは今も続いているかれこれ6年くらいだろうか。最初のうちはまだ「また四年待たせるのかな。オリンピックかな」と思っていたが、こうも時間が経ってしまうと、さすがに再びの諦めムードだ。


 アニメに関しては、1期の再編集+新話をつづった第2期があったため一瞬盛り上がりを見せたが、それもつかの間、今では序章で述べたように知らない人たちも多い状態だ。

 第2期の評判があまり良くなく、インパクトもそうなかったのもあるのかもしれない。

 しかし、私としては、特にいろいろと言われているエンドレスエイトなど八話繰り返すという思ってもいなかった斬新な演出方法で面白いと感じた。「ハルヒはやっぱり何かしでかすよ!」と感心したものだ。

 

 しかし、最近めっきり動きのないハルヒを前にして喪失感にかられている。

 まるで「涼宮ハルヒの消失」でハルヒを失ったキョンのような状態だ。当時消失を読んだ時は「ハルヒが消えた」という状況にキョンと同じく動揺し、「ハルヒ戻ってくるんだよな?」とドキドキしながらページをめくっていった。

 それが今では本の中だけではなく、現実の世界でそう思い続けている。

 ただ今度ばかりは正直戻ってきそうもないので、過去の作品となってしまったハルヒにひたることしかできない。

 なんだったら自分が続きを、ハルヒの新しい活動を描いていきたいくらいだ。

次回

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ