ハルヒから創作活動へ
私を大きく変えたハルヒ。まずひとつ目は、『創作活動』を始める大きなトリガーとなった話だ。
ある日、ハルヒのアニメがあるということを知り私はそれを見ることにした。
当然ながら、ハマる。
美少女アニメを初めて見て、萌えるという感情が私の中に生まれた。アニメやハルヒの情報を追っていると、当然ながら他のアニメの情報も入ってくる。深夜アニメというくくりのアニメを知らなかった私は、こんなにも毎シーズン大量のアニメが放送されているのかと驚いたものだ。
他にも面白いアニメがあるのではないかと、片っ端から手を伸ばしていく。この後も含めた話をすると、らき☆すたやけいおん!など京都アニメーションの手掛ける作品にかなりハマりこんだ。
そのような作品を見ているうちに、私にひとつの変化が現れた。
「自分もこんな作品を作ってみたい」こう思い始めたのだ。
いいことか悪いことかはわからないが、私は思ったことはろくに考えもせずすぐに行動に移すタイプだ
さっそく行動を開始した。自分なりに考えた「ハルヒみたいな小説」を早速書き始めた。ハルヒを出しているスニーカー文庫の新人賞に応募するために。
大体3ヶ月位で所定の文字数をかきあげ、自身満々で郵送した。
内容としては「西部劇のような世界に飛ばされた主人公は一人の美少女と出会う。なんやかんやあって戻れることになり、別れ際に足から徐々に消えゆく主人公と美少女はキスをする」
という非常にこっ恥ずかしいものになっている。
主人公の男の一人称で、ツンデレな美少女が出てくる。そしてラストにキスというハルヒを意識しすぎた作品だ。
当然ながらこんな作品は一次審査で落ちてしまった。
しかしこれで創作活動の楽しさに気づいた私はゲームを作ったりボイスドラマを作ったりと同人活動を行うようになっていた。
ご覧の通りの文章力なので決して面白いとは言えないが、この時間は私にとってどんな趣味よりも楽しいと思えた。いつかは何かを作る仕事がしたいと思い始め、ゆくゆくはゲームのプログラマになる大きな転機を作ってくれたハルヒ。彼女に出会わなかったら今の私はどうなっていただろう。想像するのも怖いくらいだ。
次回
明るくなった私