何もかもが変わっていく
涼宮ハルヒはとにかく楽しいことを求めている女子高生だ。あらゆる部活動に体験入部をしたり、学校中、街中を歩きまわっては非日常的な出来事を探している。
彼女自身に「思ったことが現実になる」という特別な力があるため、未来人がいたり超能力者がいたり、宇宙人がいたりと多くの非日常的な現象が現実となる。ところが一方で「そんなことがあるはずがない」という常識的な考えも彼女の中に存在するため、彼女自身がそれを認知しないことも多い。
彼女は「とにかく普通が嫌い。楽しいことを見つけよう、楽しいことをしよう」としている。
そんな彼女に、私は多大なる影響を受けた。
まずは生き方に関する考え方だ。
今までの人生において私は自らアクションを起こすことなんてなかった。それはただ単に学校に行き、授業を受けて、家に帰って飯を食って寝るというような一連の生活に身を任せっきりになっていたからだ。そんなもんだと思っていた。
普通に生活していれば中学を卒業できるし、高校にも行ける。学生の間は飯や家だって親にまかせておけばどうにかなる。私の無意識のうちにそう感じていたのだろう。ただ漠然と生きているだけだった。
それに気づかせてくれたのがハルヒだった。それに気づいた瞬間、当時まだ13、4年ほどしか生きていない人生だったがものすごくもったいない生き方をしていたと感じた。
そして、自分の消極的な姿勢に恥ずかしさをも覚えた。
「今のままじゃ楽しくない。何かを変えたい。楽しいことを見つけよう。楽しいことを作っていこう」
と強く思うようになった。
次回
ハルヒから創作活動へ