表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/20

オリエンテーション 3

ウルドラル君がまたパンツを被っている。エロフが「ふふふ。こうやって(メス)の匂いを嗅がせながら性的悪戯を続けていれば、私の匂いを嗅いだだけで甘イキするウルド様が出来上がるはずデす。ふふふふっ……んっ…んんっ…」とか言ってる。


…て、天才か…っ。てかでも逆に自分がイッてない?何処にとは言わないけど。


毎度気になるけど、あれ入ってないよね?


しょうがないので先生も教卓の陰でお気に入りの尻尾穴あきパンツを脱いで、ウルドラル君の頭に被せておいた。


ちょっと責める感じのウルドラル君の視線が、堪らない。…んっ…んんっ…


ふぅ。先生はもう賢者にクラスチェンジしたので大丈夫です。何だろうがばっちこい。


そう思ってたらソフィアさんにいつの間にか後ろを取られました。「防御力が下がってるわよぅ?」とか言われて尻尾の付け根を触られます。……んっ…んんっ。「私の前で尻尾穴あきパンツを脱ぐとかぁ、誘ってるのよねぇ?」とか言われます。……んっ…んんっ。膝がガクガクして、そろそろ立っていられません。それにしてもソフィアさん尻尾穴あきパンツが好きなんですね。今度段ボールいっぱい補充しておきます。


「ローライズも捨てがたいわぁ。」


そっちも補充しておきます。


……


気を取り直して、


「朝礼を始めて下さい。」


とキリッと言ってみる。


ふふ。さっきのだらしない痴態とのギャップが萌えるでしょう?惚れてもいいんですよ?


ちらちらウルドラル君を見る。冷たい目もいいわぁ。背筋がぞくぞくして気が遠くなりそうです。


え?口をぱくぱくさせて何か伝えようとしてます。先生と二人だけの秘密の会話!?な、何かしら?告白?告白よね?むしろ告白以外受け付けませんけど!なになに?


せ ん せ い す き で す つ き あ っ て ですと?


「全然違います。は や く じゅ ぎょ う を す す め て く だ さ い」


くねくねしてるとウルドラル君がいう。

照れなくてもいいんですよ。先生ウルドラル君の事は全部わかってます。


最近ウルドラル君は「魔法による下拵え・魅惑の野菜・中級編」っていうのを出版しました。先月の初級編に続いての出版で、結構元冒険者の料理人とかに注目されてるみたいです。書架区の本がいつも借りっ放しになるので、出版してみたら凄い売れたそうです。いいですね、印税生活。今回の中級編はナッカラッカさんが共筆になってました。書架区に納めたら、分類整理(カテゴリブレイク)が起きて、魔法下拵ツリーが出来たっていってました。これからは専用の試練が出来るみたいです。ウルドラル君は魔法調理学という分類を増やすのが目標みたいで、それが叶ったら、大賢者(グランドセージ)の称号を贈られるって聞いています。とはいっても、派生ツリーが10や20増えたくらいじゃまだまだなんで、先は長いみたいですけど。





-------------------


「弟君が多数の女の子を侍らすのはいいんでスか?」


「いいのよぅ。好意を持たれた女の子の気持ちにはぁ、きちんと全部応えて優しくしなさいと教えてあるのぅ。逆に応えなかったら肉体言語で説教よぅ?」


「そ、そうでスか…。ソフィの薫陶だったんでスね。でも、独り占めしたい子とかいたらどうするんでスか?」


笑顔で顔が近づいてくる。


「その時はぁ、アルか私が堕とすわよぅ?自分の気が多くなったらぁ、独り占めとか言えないでしょうぅ?」


「は、腹黒が限界突破してまスね…。」


「まあ実例がぁ、目の前にいるわけだしぃ?」


「あっ」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ