第二話「指令」
第2話です。人間研究部は普段、どんな活動をしているのかが分かります。
しょっぱな彼がひどい目にあっていますよ。
第二話「指令」
飛鳥(今日も残念ながら、部活がある日だ。で、ここは俺が強制的に部員になった人間研究部の部室である、保健室だ。)
カオル「今日の研究は、人間の辛い味覚についてよ!人間はキメラと違って、辛いものに好みはあるのか?それを研究していくわ!」
飛鳥(金印カオル先輩。人間研究部部長。一見女性みたいだが、この学園は男子校なので、れっきとした男。という訳でオネエキャラなわけで。)
ギンタ「辛さにもだえる人間萌え!想像しただけで汗が出てくるよ、はあはあ。」
飛鳥(鯨井ギンタ先輩。人間研究部副部長。人間大好きの人間オタク。俺の知らない人間の知識が満載なのだが、間違った方向に研究が展開したために、どこかのアニメオタクっぽいわけで。)
飛鳥「で、今回も俺が実験台なわけですか。先輩。」
カオル「そうよぉ。だって、神谷君は貴重な学園ただ一人の人間じゃない。神谷君がリアクションしてくれないと、研究の幅が広がらないじゃないのぉ。」
飛鳥「今回こそ断りますよ。この前風邪ひいたのは、先輩達の実験のせいだったじゃないですか!」
カオル「あの時は悪かったと反省してるわよ。でも安心して、今回は風邪なんかひかせないから。」
ギンタ「辛い物で汗が出るなら、風邪対策をって感じで、着替えをいくらでも用意させておいたから。」
飛鳥「コスプレ衣装じゃないですか!しかも女物ばっか!」
ギンタ「ごめんね、これしか用意できなかったんだ。」
飛鳥「もういいです、俺はもう帰ります。お疲れ様でした。」
キョウカ「え?もう帰っちゃうの?」
飛鳥「・・・兎影!」
キョウカ「僕、神谷君のおかげで好きな部活に入れたんだ。人研部に誘っておいて、自分だけさっさと帰っちゃうなんて、ひどいと思うよ。先輩達も困ってるし。だから、僕や先輩達を悲しませないで。」
飛鳥(すまない、兎影。男には避けて通れない道と通りたくないから避ける道の二つがあるんだ。今俺は通りたくないから避ける道を勧められているんだ。ここは一つ見逃してあげてくれ!)
キョウカ「お願い、参加してあげて。」
オトワ、トロ「俺達からもお願いするぜ。」
飛鳥「お前らも共感するのかよ!」
カオル「ほら、彼氏もこういってるんだから、参加しなさい。」
飛鳥「いえ、もう決めたんですから。帰ります・・・!?」
カオル「参加しろっつってんだろうが!!!!」
キョウカ、オトワ、トロ「うわあ!部長が怒った!」
ギンタ「キメラの能力が発動したんだ!羽と尻尾が生えてる!」
飛鳥(先輩はインコと金魚のキメラだけど、ブレザー脱いでるからマッチョな肉体が映えるし!その辺が超怖っ!)
カオル「貴様、キメラ(ひと)の優しさを踏みにじろうとした罪は重いから、謝れ!今からでも遅くない。土下座しろ。」
飛鳥「グッ!」
カオル「早くしろ!」
飛鳥「は、はい!(土下座)兎影、獅音、森勝、ごめん!」
カオル「わかればいいのぉ~。それじゃ早速準備を・・・ってあれ?」
オトワ「どうしたんですか?」
カオル「スパイス類、買ってくるの忘れた!誰か買って来て!」
トロ「自分で行ったらどうっすか?」
カオル「久々に本気出して穢れちゃった私が、人前に出られるわけないでしょ?神谷君行ってきて。」
飛鳥「え?俺?」
カオル「責任とって行ってきなさい!」
ギンタ「そうだそうだ!」
飛鳥「だって俺、人間だし、キメラの商店街なんていったら、何されるかわからないし・・・。」
ウニ「じゃ、俺も行く。」
キョウカ「真城先輩!」
飛鳥(真城ウニ先輩。俺より1個上の先輩。元引きこもりで、キメラ不振。俺とルームメイトだけ、心を許せるらしい。)
キョウカ「なぜ先輩が買い物に?」
ウニ「リハビリ。というか買い物に行ったことないから、神谷君とならいけるかもしれないと思って。」
飛鳥(俺頼りかよ!)
カオル「わかったわ。真城君、あなたがいれば神谷君の危険も減るでしょう。一緒に行ってきて。」
ウニ「はい。(飛鳥を抱きかかえる)それでは行ってきます。」
飛鳥(お姫様抱っこだと!?)
カオル「はいこれ、お買い物リスト。頼んだわよ。」
飛鳥「はい。って、そろそろ先輩。俺を降ろしてください。」
ウニ「やだ。」
飛鳥「せんぱーい!」
飛鳥(こうして俺達の初めてのお使いが始まった。そして、もう一人。俺達の後を付いていった先輩がいる)
ホロ「ま~し~ろ~ウ~ニ~く~ん!!!!!」
ギンタ「そういえば、亀貝は今日、お休みか?」
オトワ「先輩のことですから、また姿が見えないだけで、どこかにいるんじゃないですか?」
カオル「それもそうね。」
キョウカ「何だろう・・・胸騒ぎがする。神谷君大丈夫かな?」
続く
いかがでしたか?
次回はウニが活躍する話です!お楽しみに。