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第二十二話「プリズムの国のアリス」

非常に遅くなってすみません。

新作投稿です。

ブログにあげたものに、いろいろ手を加えました。なので、某ファッションライブゲームの話はまったくありません。


球技大会編の続きです。

第二十二話「プリズムの国のアリス」


-キメラ学園廊下-


ルキア「私はちょっと他の用事がありますので、あなたたちは先に行ってください。」


マリア「分かりました。遅れないでください、お姉さま。」


ルキア(私の用事と言うものは、あるものを持ち主に返すという物でした。)




-キメラ学園体育館-


ルキア(確かB組は、ここでバスケの最後の調整を行っているはず・・・あ、あれでしょうか?半分のコートを使って、紅白戦を行っています。あの中に、落し物の持ち主が・・・。)


ルキア「あの、すみません。」


柱田ヒカル「ん、誰だ?って、お前はキメラフィーネの生徒会長・白蠍さん!こんなところで出会えるなんて!」


ルキア「あ、あの。」


ヒカル「タイム!初めまして、私はキメラ学園3年B組委員長を務めております、柱田ヒカルといいます。以後よろしく。」


ルキア「あの、握手していただけるのはうれしいのですが、お聞きしたいことがあるのですけど、よろしいですか?」


ヒカル「はい、何なりと。」


ルキア「このクラスに、黒瓜さんという方はいらっしゃいますか?」


ヒカル「はぁ、いますが。チッ。」


ルキア「何ですか?」


ヒカル「いや、何でも。おーいおっさん、キメラフィーネの生徒会長が、お前に用事があるそうだ!ちょっと来い!」


オサン「何だよ、急に呼び出して・・・。あ、こんにちは。」


ルキア「ごきげんよう。あなたが黒瓜さんね。」


オサン「はい、何の用ですか?」


ルキア「これ、落としたのあなたですよね?」


オサン「そ、それは!超激レアプレミアムもの、年代ものの機関車モデルじゃないか!それをどこで?」


ルキア「前の会合の帰り、廊下に落ちていたんですよ。そこを私が拾ったんですわ。壊れていましたから、ついでに修理して差し上げました。」


オサン「なぜ俺だとわかったんですか?」


ルキア「副会長と書記に調べさせてもらったのです(あと副会長の友人)。すぐにあなただと分かりました。鉄道模型をいじるのは、キメラ学園でただ一人、あなたしかいないと。」


オサン「・・・なんだよみんな、鉄ちゃんじゃないのか。ところで、直したって言っていたが・・・。」


ルキア「私の父が、鉄道模型を集めていて、少しは修理する技術を持っているんです。」


オサン「・・・?何だ?手招きして。耳を貸せって訳か。」


ルキア「内緒ですが、私も鉄道模型が大好きなんですよ。」


オサン「何!!!!!!お前も鉄ちゃん!!!!!!?」


ルキア「声が大きいです!」


オサン「あ、悪い。すまなかった・・・です。」


ルキア「そんなに改まらなくてもいいですよ。はい、今度は落とさないでくださいね。それから、これはおまけです。」


オサン「こ、これは俺が捜し求めていた特急の模型!」


ルキア「友情の印に差し上げます。家にはもっとたくさん、模型がありますから。それでは会合に遅れてしまいますので、私はこれで。」


オサン「あ、あの。その・・・こんどお前の実家に遊びに行っていいか?」


ルキア(その時、私は矢で射抜かれた気分を味わいました。弓道部に所属している私ですが、弓矢で射抜かれた的の気持ちはこんな物なのかと思ってしまいました。一瞬、彼が魅力的に見えたのです。)


ルキア「・・・はっ、え、ええ。歓迎いたしますわ。それではごきげんよう!」


オサン「そそくさと立ち去って行ったな。この模型、もう落とさないようにしないとだな。よし、試合再開だ!ン?どうした柱田。早くやろうぜ。」


ヒカル「黒瓜オサン!私はお前に宣戦布告する!!」


オサン「はァ?何の?」


ヒカル「恋愛の宣戦布告だ!なんとしても白蠍ルキアの心を、こちらへ振り向かせて見せるぞ!ふははははは!!!」


柱谷カザミ「ヒカル様、本気だ。正々堂々と勝負を挑まれるのは望ましいことだが・・・これからが大変だ。」


オサン「恋愛だと?俺が、キメラフィーネの生徒会長と、恋仲!?そりゃないぜーーーーーーー!!!!」




-キメラ学園生徒会室の扉の前-


コゴロウタ「・・・こうやって耳を扉につけても、中の様子は聞こえないなぁ。シャナちゃんの声が・・・って、何をやってるんですか、車先輩。」


車イクサ「何って、お前と同じことをやってるんだ。愛しのシャナちゃんが中にいるから、声だけでも聞こうかとおもってよ。って、何だお前は?」


古儀マアサ「怪しい物ではありませんです。こうやって、お姉さまたちの様子を聞いているだけです。」


イクサ「聞こえるのか?」


マアサ「少しはです。キメラ能力を使えば、少しは聞こえますです。」


コゴロウタ「おいら、帰ろうかな?」


イクサ「何を言ってるんだ、男なら一度決めたことは最後までやり遂げる。それが常識だろ?」


コゴロウタ「いや、別に常識って訳じゃないと思います。」


マアサ「・・・どうやら学園祭の演目の話をしているみたいです。」


コゴロウタ「学園祭の、」


イクサ「演目?」


舞上ショウイチ「お前達、何をしているんだ?」


コゴロウタ・イクサ「舞上先輩!」


マアサ「え?」


ショウイチ「!しまった、俺の眼を見るな!」


マアサ「もう見てしまいましたです。なんでいけないのです?」


ショウイチ「あれ?普通、俺の目を見た女子は、身内以外俺に惚れてしまうのだが・・・。」


イクサ「スランプじゃないですか?先輩。」


ショウイチ「やかましい。今まで何をしていたんだ?お前ら。」


コゴロウタ「あ、ありのまま起こったことを話します。おいらたちはたまたま生徒会室を通りかかったんだ。すると気が付いたらいつの間にか、扉に耳をつけて、中の様子を聞いていたんだ。」


ショウイチ「つまり盗聴していたんだな。俺たちは忍者クラスだが、生徒会の極秘の情報を、外に漏らすのは許されない行為だ。奄美に伝えて、違反切符をつけてもらう。」


コゴロウタ・イクサ「えーーー、そんなぁ!」


マアサ「あの、私はどうなるんです?」


ショウイチ「即刻帰ってください。」




-キメラ学園生徒会室内-


シハク「氷の上でミュージカルをやりたい?」


トラジ「ミュージカルってことは音楽劇ってことかい?」


イズミ「正確に言うと、ファッションショーと、ライブと、フィギュアスケートが合体したような、エンターテイメントショーをやりたいのです。」


チュウイ「それを我々とそちら側でやりたいと。」


サキ「無論です。われらは学院のプールに氷を張り、そこをリンクとして活用し、演技をするのです。」


シャナ「画期的なアイディアだとは思いませぬか?」


ヒャクエ「面白そうだね。僕は賛成かな?しかし、予算が心配です。」


シハク「確かに、プールを凍らせるのには、それぐらいの莫大な予算が掛かります。実現するのはまず不可能ではないでしょうか?普通のファッションショーではダメなのでしょうか?」


マリア「それなら心配ありませんわ。その費用なら、鏑木財閥が出します!どんなに費用が加算してでも、何とかします!」


ルキア・シハク「マリアさん・・・。」


シハク「分かりました。それではこちらからも提案があります。せっかくリンクを作ってくれるのならば、こちらもミュージカルを氷の上でやります!」


ルキア「何ですって?」


シハク「つまり2部構成です。前半ミュージカルをやって、後半はファッション&ライブショー。お客さんをあきさせない、すばらしい攻勢じゃないでしょうか?」


ルキア「それはいい試みです。で、演目は何ですの?」


シハク「不思議の国のアリスの氷上ミュージカル版、プリズムの国のアリスです!」


飛鳥(そして・・・俺たちは、球技大会の朝を迎える・・・。)


シハク(ちょっと、盛り上がっている時に、勝手に話を進めないでください、神谷君。)


飛鳥(だって、早くやりたいんだよ!キックベース!補欠だけど。)







続く

久々の投稿になりましたが、次にあげるのはいつになるか分からないので、気長にお待ちください。

ではまたいつの日か。

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