第十五話「スターティングメンバー」
前回までのあらすじ
人間の癖に、期末テストで学年1位をとってしまった飛鳥。
友人達には喜ばれたが、彼を気に食わないフウリたち他のキメラは、彼を本格的に敵視し始めた。
そして今回、球技大会キックベースのスターティングメンバーが発表されようとしていた。
第十五話「スターティングメンバー」
飛鳥(7月に入り、暑さが本格的になってきた今日この頃・・・、1週間後に行われる、球技大会について、それぞれのクラスでLTHRが行われた。)
A組
クリ「それでは、球技大会に向けて各役割を僕が決めてきたので発表するぞ!耳の穴かっぽじって、よく聞くんだ!」
銀湖カゲミツ「さすがは王子、クラス全員の特性を把握し、独自のスターティングメンバーを設定するとは・・・僕らに出来ないことを平然とやってのけます!そこにしびれます!あこがれます!A組1の天才です!」
メイイチ「瀬鳩君の執事にして、副委員長の銀湖君、相変わらずの主人崇拝者だね・・・。でも、瀬鳩君の独断で決められるのもなんか癪に障るんだよね・・・。」
クリ「何か言ったか?」
メイイチ「いや、なんにも。」
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B組
カレハ「いいですか皆さん、この私が開発したスタメン振り分けロボ、ふりわけ～る1号で、完璧なオーダーのスタメンを決めたいと思います。これがあれば、わがB組の優勝は間違いなしです!」
縄心タスケ「やりましたね、博士!」
カレハ「ええ。」
芝ニーア「やれやれ、あの二人のコントには飽き飽きで、やってらんないぜ。」
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C組
コゴロウタ「あの、はちめ委員長!何ですかこれは。」
セイゾウ「いい質問だ、これは球技大会に出場する選手、つまりスターティングメンバーを決めるために用意した、手裏剣の的でござる。10人ずつ一斉にそれを投げて、中心に近かった人物をスタメンとする。」
栗戸マル「的から外れてしまった人はどうするんですか?」
セイゾウ「強制的に補欠でござる!コントロールが悪い物をスタメンに入れるわけがないだろうが!」
市川カバン「それでは、10人線上に並んで、そこから手裏剣を投げたまえ!」
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D組
タムシ「これは俺が開発した、スタメン振り分けのための秘薬だ。昨日俺が実験台になって飲んでみたが、害はなかった。実験の結果、ふさわしい者は舌が赤く、そうでない者は青くなった。」
速運籠ロバ「付き合わされて、俺は・・・舌が青くなっちまった。スタメン落ちだ・・・。」
タムシ「俺は赤くなった。さあ、スタメンかそうでないか知りたいものは、これを飲め!」
ヒロオ「・・・俺は・・・絶対に入ってやるっ!スタメンにッ!」
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G組
ライノ「いいか、今から俺がボールを蹴って飛ばす!取れなかったものは、スタメン落ちだ!分かったな!?それでははじめるぞ!」
月の輪タダシ「おっしゃあ！」
ライノ「きえええええええええええええええ!!!!」
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H組
サクラ「それじゃあ、僕がぁスタメンをぉ決めていくよぉ。決め方はぁ、簡単。僕が能力でぇ、桜の枝を伸ばしていってぇ、桜の花が咲いたところの人がぁ、スタメン。」
ハルキ(こんないい加減な決め方で、いいのかなぁ?まあサクちゃんらしいと思えば許せるけど・・・。)
嘶ツバキ「それでは、委員長よろしく!」
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F組
リン「それではココにあるくじを引いてください、★印があったものを引いた人がスタメンです。・・・って、いつまで遊んでんだ!コースケ!コージロー!」
黒八木コースケ「だってリンちゃんかわいいんだもん。」
黒八木コージロー「かわいいからいじりたくなるんだよ!リボンとかつけちゃったり、スカートはかせたり・・・。」
リン「いい加減にしろ!」
フウリ「副委員長と書記の委員長いじりは、もはや恒例だな。よし、絶対あたりを引き当ててやるぞ!」
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E組
ダイキ「それではココにあるくじを引いてくれ、★印があったものを引いた人が」
桑山ジュリ「スタメンだ!」
ダイキ「それは俺の台詞!っていうか、俺様とかぶんな!」
飛鳥・キョウカ・オトワ・トロ「よし、絶対ひいてやる!」
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飛鳥(その結果・・・スタメンは以下のように決まった。)
A組
1大友ソウジ(サード(フグ・ペッカリー))
2益子ウナギ(ファースト(マヒワ・ウナギ))
3渡邊マタヨシ(セカンド(イリエワニ・ジャガー))
4日庭メイイチ(ショート(マントヒヒ・ニワシドリ))
5大関チヨマル(センター(オオサンショウウオ・千鳥))
6銀湖カゲミツ(キャッチャー(ギンギツネ・蜻蛉))
7須田ムサシ(ライト(イグアナ・ムカデ))
8松川ウラジロウ(レフト(ハマグリ・ウツボ))
9瀬鳩クリ(ピッチャー(シェパード・鳩))
B組
1菅野ユタカ(セカンド(カラス・赤ホエザル))
2富田コルリ(ライト(隼・ヌー))
3古部野ナリユキ(ファースト(ピューマ・ハンマーヘッドシャーク))
4芝ニーア(サード(柴犬・ピラニア))
5持時ハウル(レフト(ヒッポグリフ・カマキリ))
6蒲原モイド(センター(ヤタガラス・ケラ))
7縄心タスケ(キャッチャー(女郎蜘蛛・千鳥))
8細川カズオミ(ショート(ワイバーン・カナヘビ))
9七鰐カレハ(ピッチャー(ナナフシ・ナイルワニ))
C組
1八面セイゾウ(サード(アメンボ・ヤモリ))
2市川カバン(キャッチャー(カバ・イトウ))
3各田ボンゾウ(レフト(サイ・隼))
4若林ツヨシ(ファースト(殿様バッタ・ワラビー))
5幾時コゴロウタ(ライト(イカ・ナメクジ))
6飛来グウジ(センター(青鷺・狐))
7浅倉ミツカネ(セカンド(朝日蟹・コガネムシ))
8熊坂ゲンゴロウ(ショート(ツキノワグマ・ゲンゴロウ鮒))
9栗戸マル(ピッチャー(蝦夷リス・団子ムシ))
D組
1蓬莱ヒロオ(ピッチャー(チスイヤマビル・ホッキョクグマ))
2足立イサム(ファースト(大麦・テントウムシ))
3菊池ロビン(センター(カブトムシ・オカピ))
4尼公タムシ(キャッチャー(アマガエル・ジャンガリアンハムスター))
5今野トーマス(セカンド(ヒョウ・リカオン))
6相沢カズタカ(サード(マッコウクジラ・チーター))
7土屋ゲブ(レフト(ロッズ・モンゴリアンデスワーム))
8鈴木イッコウ(ライト(胡桃・アマツバメ))
9五十嵐アポロ(ショート(蛍・ホルスタイン))
E組
1兎影キョウカ(センター(トカゲ・ロップイヤー))
2森勝トロ(ライト(アブラコウモリ・カツオ))
3桑山ジュリ(ピッチャー(クワガタムシ・テッポウウオ))
4宮崎ロゴス(ファースト(センザンコウ・ジャガー))
5安西ディーン(ショート(カンガルー・アリクイ))
6横江・パルティー・フトシ(レフト(タラバガニ・トビウオ))
7獅音オトワ(セカンド(カメレオン・ライオン))
8長谷部シカ(サード(ヘラジカ・はぜ))
9鈴菫ダイキ(キャッチャー(雀・チンパンジー))
F組
1矢沢エイスケ(セカンド(カラカル・エリマキトカゲ))
2木村サダミツ(ライト(ミンミンゼミ・インパラ))
3黒八木コースケ(キャッチャー(ヤギ・鶏))
4岡田マサミ(ファースト(オオルリ・タカアシガニ))
5高木ユウタ(センター(オオタカ・グランドシマウマ))
6黒八木コージロー(ショート(ヤギ・鶏))
7我妻マナト(レフト(ヴェローシファカ・ミノカサゴ))
8羊錦リン(サード(羊・ニシキヘビ))
9猪狩タイヨウ(ピッチャー(いのしし・アシカ))
G組
1西山マツヤ(センター(ドラゴン・イタチ))
2津田アイゾウ(ショート(カーバンクル・ハイラックス))
3月の輪タダシ(セカンド(ツキノワグマ・セイウチ))
4国島・ヨルン・ニャーバン(ファースト(テスカトリポカ・窮奇))
5大沼ジェイソン(キャッチャー(ヒュドラ・カバ))
6斉藤アイノスケ(レフト(朱雀・アルパカ))
7野路・スパイク・トリガー(ライトフェンリル・ガルーダ))
8粟野ミサゴ(サード(ミサゴ・シオマネキ))
9山門ライノ(ピッチャー(マウンテンゴリラ・シロサイ))
H組
1吉田ムネミツ(センター(樫・とんび))
2白戸アツシ(レフト(百合・うなぎ))
3窪田ヨシカズ(ファースト(山椒・ヨシゴイ))
4嘶ツバキ(ピッチャー(ツバキ・ナキウサギ))
5三橋ミツオ(ライト(センダン草・ミツバチ))
6鈴海ハルキ(セカンド(わかめ・鈴虫))
7伊藤ヨウジ(サード(桑・カイコガ))
8橘セイサク(ショート(橘・プロングホーン))
9法華サクラ(キャッチャー(桜・鶯))
飛鳥・フウリ(スタメンから落ちたーーーーーーーーーーーー!!!!)
←続く
いかがでしたか?
ブログ版では、詳しいオーダーは後々に発表だったのですが、せっかくなので小説になろう版では、詳しく載せることにしました。
ほとんどモブキャラですね。
次回は飛鳥とフウリが初めて顔を合わせます。
