戦争の裏
第二次世界大戦後、世界上位の国力を有していた中華連邦。だが2000年から始まった経済不況により内政や社会は混乱していた。財政負担を減らすため、複数の地方の独立を許した中華連邦であったが財政は厳しい状態が続いていた。2024年、上海の独立を支援していた日本帝国政府は中華連邦に対して上海の独立を条件に多額の経済支援を約束し、中華連邦はそれを承諾した。しかし、その翌年に上海近海に大量の原油が発見される。このことを知った中華連邦とその国民は油田が上海に近かったこともあり独立を承諾した現政府に対して不満がこれまでの不満と重なり爆発。その年に極右政党が誕生する。
2026年4月。中華連邦の新政府はかつての強い祖国を取り戻すために独立した国も含め周辺諸国に宣戦布告する。大陸戦争の勃発である。突然の武力侵攻に各国は混乱し、連邦軍の猛攻に飲まれていった。たった一か月で周辺国を占領し、戦線は日本にも及んだ。宣戦布告を日本も受けていため日本政府は防衛体制を整えていた。しかし、想定をはるかに上回る侵攻スピードに準備不足の状態で連邦軍を迎えることになる。
同年5月。連邦軍はついに日本に侵攻を開始。北九州に強襲を仕掛け、上陸に成功した連邦軍は九州を占領。その後、中国地方にも上陸に成功した連邦軍により日本帝国軍は西日本にて劣勢となった。日本政府は帝都がある京都手前に絶対防衛線を構築。この時、日本帝国軍と在日米軍に加えてようやく足並みが揃いだした宣戦布告を受け侵略された国々よる自由アジア連合軍が参戦し、三軍共同で防衛を行い、成功する。そこから反撃に移り、西日本開放そして連邦本土がある大陸上陸と占領された国の奪還にも成功する。
同年12月。中華連邦は進軍する連合軍を止めるため自国領内で核兵器を使用する。その後、連邦政府は連合軍に対して降伏し戦争は終結する。だがこの戦争には謎が多い。その中でもある人物について私はとても興味を引いた。しかし、「彼」についての情報を得ることに難航したが終結から10年経った今、新たに公開された資料や複数の人物に対して取材を行い「彼」の人物像に迫ることにした。




