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マザーアースの星屑 No.1  作者: マーリン
2/6

魔法と宇宙と開かれた扉

魔法とは、宇宙とは一体どんなことだろうか?

宇宙はまるで魔法の宝庫。

人間には計り知れない宇宙の技術。

マーリンはこれを知ってる天体で見て圧倒される。

そして、これから始まる物語のキーワードとなる人物の1人と出会うのであった。

母親にLINEで伝えられいた

ベランダの洗濯ものを取り込んだ。

マーリンは、グレー色の空を見上げる。


青白いお月様が、グレー色の空に浮かび、味気ない空のキャンバスに妖艶な光を照らしていた。


洗濯物をたたみ

それぞれの家族の部屋へ持っていく。


「今日のやることはおしまい」

そう言って、ソファーに座った。


1日の終わりの時は

Uruの音楽を聴きながら、コーヒーをいただく至福の時。


真っ白のカップに指をかける。

真っ赤なネイルを見ながら

マーリンは、ルイという宇宙人のことを考えていた。


コーヒーを一口


ペテルギウスとか言ってたなぁ。

また会えるのかなぁ。


そして、目を閉じた。

すると、脳裏に宇宙空間が浮かび上がる。


驚いたマーリンは、目を開いた。

白いカップに赤いネイル。

今のはなんだ?


カップをソーサーに置き

ソファーにもたれ、目をしっかり閉じてみた。


すると、瞼の裏側から

自分の意思とは関係なく

宇宙空間がやはり浮かび上がる

今度は、そのまま様子をみることにした。


何だろうか?とっても気持ちがいい。宇宙空間に身を委ねてUruの音楽との共演を味わう。


身も心も解き放たれたその時


バンと目の前に紫色の人が現れた。

驚いたマーリンは、ここで目を開けてはいけないと、そのままその人へ意識を向けてみた。


紫色の人は、髪の毛はなく、後頭部が長い。

吸い込まれるような大きな黒い目をしていた。


それとは反対に、小さな鼻と口。


服装は、銀色の大きなマントを装着していた。


「うわぁ、宇宙人だぁ」と思わず声を上げる。


「マーリンさん、こんにちは」

その人は話しかけてきたのだ。


「ここここんにちは」


「私は、アンドロメダ星雲からやってきました。あなたに会える日を心待ちにしていましたよ。」


「私にですか?」


「あなたに、紹介したい人がいるのですが、まだこちらに来てないのです。」


「はぁ…」


「何か、私に聞きたいことはありますか?」


「突然のことで、何がなんだかよくわかりません。アンドロメダ星雲の方って?そうそう、この間はぺテルギウス星の人と会いました。」


「一体何が起こってるのでしょうか?」


「フフフ、それはこれからわかっていくことです。」


そう話し終えると

空飛ぶバイクが見えて、人らしき人が乗っているのが見えた。


そして、目の前にやってきたのだ。


なんだこれは?夢か?

いや、Uruの音楽がちゃんと聴こえてるし、夢ではない。

目を開けてはならないと、マーリンは緊張とワクワク感という2つの感情を同時に味わっていた。


バイクのその人は、私の目の前に現れた。

彼は、人間によく似ていたが

確実に違うといつ雰囲気を纏っていた。

風貌は、髪の毛はなく、肌は肌色。

そしてシルバーの宇宙服のようなものを着ていた。


「アーリーと言います」

手を差し出してきた。


マーリンも手を差し出し、握手する。


彼のその目はなんだかとても不思議だった。

懐かしい人にでも会ったかのような、やっと会えたというようなそんな目をしていた。


私も何か不思議な感覚がそこにあった。

はじめて会う感じがしないのだ。


そして、アーリーと名乗る人は


「連れて行きたい場所がある。後ろに乗って」そう言ったのだ。


マーリンは、どこに連れて行ってくれるのだろう?と高鳴る気持ちが抑えられず、既に緊張はほどけ、もうワクワク感しかそこにはなかった。


バイクに乗ると、宇宙空間を走りだした。

漆黒の空に、数えきれない星の輝きが目の前に広がる。

想像とは違う、圧倒的な美しさとは、このようなことを言うのであろう。


風を切るような心地よいものが、頬に触れてゆく。


時折、空間が歪む。

マーリンは、バイクの後ろから

右手を伸ばし、その空間に触れてみた。


手を伸ばせば、届きそうな星の煌めき、美しくて美しくて

真っ赤なネイルと重ねて見つめる。


「きれい、アーリーさんきれいね。」


「そうかい?」


バイクは止まることなく、しばらく走っていた。

マーリンは、たっぷりと宇宙空間を楽しむことができ、忘れないように記憶にとどめておこうと思うのであった。


そして、宇宙飛行は終わり

バイクは止まった。


「降りるよ」


降りた私の目の前に見えた光景は

青い光の基地のようなものが、いくつも浮いていた。

そこに、1つ大きな天体があった。


天体だけど、天体ではない?

明らかに人工物のように見えた。


それはグリーン色に光った精密な機械のようなもので覆われていたからそう見えたのだ。


「ここは何かしら?宇宙基地?」


「ああ、そういうもんでもある。」


「でも、ここは君もよく知ってるところでもあるよ。どこだと思う?」


マーリンは、考えた。

知ってる場所?宇宙空間で??

すると、脳裏にとある天体が浮かびあがる。


まさか、そんなはずは、、、

マーリンはその脳裏に浮かんだ言葉に対してそう感じた。


アーリーさんは、にっこりと笑っている。


マーリンはそれしか思い浮かばなかったので、こう答えた。


「これは、お月様なのかしら?」


「正解」


「ここは、地球から見える月の裏側になるんだ。」


驚いたマーリンは目を丸くするのであった。


つづく


アーリーとは、どんな宇宙人だろうか?

月の正体とは?


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