24話:勇者と魔王④
書き溜めが増えたので、キリが良い所まで投稿しようと思いまして。
勇者たちは魔王を倒す旅に出た。
最初に到着した国は、リュース国。邪悪な双子の姉妹が守る、難攻不落の防衛都市。
勇者たちは、行手を阻む悪の騎士団長アルバ・バイロンを打ち倒し、都市内へ侵攻。
迫りくる悪の騎士団。数で押さえ込まれようとする中、必死に抗戦する勇者たち。
どうにか騎士団を押し除けた矢先、地面が蠢きだし、勇者一行はバラバラに分断される。それは、邪悪な双子の魔法だった。
しかし、勇者たちは諦めない。
迫りくる敵を独りでどうにか倒し、勇者は、蠢く地面に宝剣を突き刺した。
流石は、選ばれし者のみが扱うことを許された勇者の宝剣。突き刺してすぐ、地面は元の姿へと戻っていく。
勇者は仲間の元へ走った。
どこにいるのか分からない、遠く離された仲間を探し、悪の騎士団が蔓延る街の中を必死に駆け回る。
身体は既に傷だらけ。
だけど、歩みを止めるわけにはいかない。仲間が俺を待っているのだから!
勇者はボロボロの身体でなおも走る。走って走って走り続ける。何度、敵と遭遇しようと、荒れた地面に躓き、無様に転ぼうとも。
ともに馬鹿なことして笑い合った。親友にして戦友 ソウマ・バレン
戦局を一気に覆すほどの力を持ちながらも、圧倒的妹感が拭えない マホ・ツガミ
戦い方、戦術、魔法の駆け引き。その全てを教えた勇者の師匠的存在であり、最も頼れるチームの司令塔 マコト・ホーガン
そして、魔王によって滅ぼされた皇国の姫 マルファムル・ファン・バネルパーク。
勇者こと、嘉者熊勇人が最初に見つけたのは、ソウマだった。数十人に追われながらも、弓と槍を駆使し、ヒットアンドウェイで数を減らしながら、どうにか生き延びていた。
勇者は弓使いソウマと合流し、追っていた複数人を撃破。その後、似たような状況にあったマホと単独で敵を圧倒していたマコトと合流。
だが、いくら探しても姫様だけが見つからない。
おかしい…まさか、魔王に連れ去られたのでは?そんな疑問が頭をよぎる。
4人集まれば、いかなる状況でも対処できる。勇者たちは、結束し、魔王に連なる悪の王国を救済するため、動き出した。
連戦に次ぐ連戦。流石の勇者たちも疲労の色が隠せない。だが、負けない。立ち止まらない。人類の希望をその背中に背負っているのだから。
ついに本丸である城へと辿り着く。
いざ、悪国の王とその従者である双子の宮廷魔道士との戦いが始まる――かと思いきや、城内はもぬけのから。
王と双子の姉妹は、恐れをなし、自国から逃げ去っていた。
そして、王座の間には、椅子に縛り付けられた姫様がいた。自分たちが逃げるための時間稼ぎだろう。
勇者たちは姫様の縄を解き、城を後にした。
こうして、勇者たちは、最初の国であるリュース国を救済したのである。
王都ガルステンでは、勇人たちのリュース国での活躍を放送していた。現実とは似て非なる内容だったが。
実際は苦労することもなく、圧倒的な暴力で、全国民を惨殺したに過ぎない。
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