表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/26

部長がアホなので返す刀で斬り返しました

「どんな告白を考えてるんですか?」

「とっておきを考えた」


 諦念を噛み締めながら訊くと、部長は自信に満ちた顔でそう答えた。もはやデジャヴしかない。


「君といると私の脳内にドーパミンが溢れるんだ」

「却下」

「なんで!」


 アホ即斬。


「告白に脳内伝達物質の話をする女子なんていますか?」

「事実は正確に伝えるべきだ!」


 部長の抗議に首を振り、


「事実はひとつでしょう」


 僕は部長の眼鏡の奥の目を見て言う。


「好きです」


 好きだ。

続く

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ