学歴
いつもお読みいただきありがとうございます。
勉強以外に目立った取り柄がなく、少し前まで学歴にこだわっていました。
そんな私ですが、人から刺激を受け、学歴にこだわらなくなったことで、視野が広がりました。
今回は少し醜い、そんなお話。
私は前期試験でいわゆる最難関の大学に落ちた。自分の性格を省みた結果浪人は不可能との結論に至り、一応第2志望の大学に進学するものの、多大なる学歴コンプレックスを抱えてしまった。
そこで私はいろいろな人に出会った。絵が得意でなんと個展まで開いている人、甲子園に出てレギュラーで活躍した人、近畿大会上位の常連だった人、バレエでコンクールに出るような人。勉強以外にも様々な分野に秀でた人たちを見て、勉強は価値の一つでしかないこと、それぞれの価値同士に本質的な優劣はないのだということを知った。
また、複数の大学から集まった学生と共にある集中講義を受けた際、優秀な人間はどこにでもいることに気付いた。これは本当に衝撃的な経験だった。自分がいかにネームバリューに縛られていたのかをよく思い知ることになる。同じ学問一つとっても、そこには様々な側面があったし、特に自らの実体験を問題意識にしている人や、実際に研究を進めている人は強かった。
「こんなはずじゃなかった。」「もっと出来る人間なのだ。」「お前らとは違うのだ。」いい加減こんな阿呆くさい思考はやめてしまおう。基準は一つではなかった。今更そこにこだわる必要はない。今するべきは、肩書きに固執することではなく、自分は何がしたいのか、出来るのかを考えて、それを行動に移すことだ。そうして得たユニークな力が自分の強みになる。真に誇って良い自分のステータスとなるはずだ。
高校の先生にも、親にも、大学の先生にも、「大学に入ることが目的ではない。そこで何を学び、何をするかが重要なのだ。」と言われ続けてきた。半年とちょっとたった今、ようやくその意味が理解でき始めたような気がする。
これは偏見ですが、学歴モンスターみたいなYouTuberは以前の私に近いのかもしれません。
学歴こそ至高!みたいな。