空港防衛戦2
「さて次は私のようだな」
「おい、ロリっ子、悔しいのは俺も同じだぞ!」
「悔しい? 俺女よ。新人は先輩の戦闘を見守るものだぞ」
「誰が俺女だ! 俺は男だ!」
「そんなかわいい男がいるわけがなかろう。声だって女だ」
「くそ、そうなんだが、女声の発声練習と女性ホルモンはやりすぎか」
「ウフフ、俺女ね」
フィズは健の隣で腹を抱えて笑っていた。
「グフフ、クヤシイカ。コイツノトドメダ!」
ドーン!
「ナニ?」
「甘い。転移魔法を使った」
「ロリっ子やるじゃねーか!」
健達の横に転移させられた脳筋に治療魔術をかけてやる。そのうちにロリっ子はクリーチャーの正面に立つ。
「ゲヘヘ、チッコイナ。サキニコウゲキシテミロ。オレハマホウタイキュウチモタカイ」
「いいんですか? フレイムカッター!」
ザシュ!!
クリーチャーは火の刃によって一刀両断されてしまう。断末魔も出ないほどの一瞬の攻撃に辺りは静まり返る。
「う、うおおおおお! やったぜ! ロリっ子!」
「そろそろロリっ子は止めて。わたしは和泉命子」
「イズミか、よろしくな!」
「待って!」
両断されたクリーチャーの肉体は液状になり、一つにまた戻ると新たに虎男の姿になる。
「グルァ! 俺はストームタイガー!!」
パン!!
和泉は一撃を受けて弾き飛ばされたようにフィズに向かってきた。
「危ない!」
フィズは落ち着いて和泉を受け止め、和泉は気絶にいたったものの一命は取りとめた。
「残念だぞ。悲鳴を聞くことができなかった」
ストームタイガーはゆっくりと健のほうへ歩いてくる。
「螺旋の獄炎!!」
ゴウン!
塵一つ残さずに焼きつくされたストームタイガーは今度は復活することはなく倒れてしまった。




